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岩手県立盛岡第一高等学校1960年卒在京同期会
在京白堊三五会『ドイツリート 連続演奏会 Vol.1』(大場俊一)
2019年12月8日(日)於:宇都宮文化会館



『 ご 報 告 』

 お招きにより、『第1回ドイツリート 連続演奏会』に行ってきました。JR水戸駅南口10時10分発の高速バスは
指定席ではありませんが、快晴の空のもと10名前後の乗客を乗せて快適でした。                ..

 帰りは、JR宇都宮駅西口18時00分発、JR水戸駅行きの高速バス。夕方になると結構冷え込んできました。乗り
換えが1回で済むからという理由で帰りも高速バスにしましたが、17時前には宇都宮駅に着いていたので、JR水戸線
経由の方が、僅かに早く帰宅できたようです。高速バスが渋滞に遭って水戸駅で常磐線の電車に乗り換えるのが滑り込み
セーフだったのは、計算外でした。                                     ..

 ドイツリートといって、すぐ思い浮かべるのはシューベルトの歌曲集「冬の旅」です。今回は、その「冬の旅」全曲..
(24曲)の物語です。演奏は、バリトン・成瀬当正(なるせあつまさ)氏、ピアノ・大場俊一さん。成瀬氏といえば、
2009年7月のルーテル市ヶ谷センターでのリサイタル(ピアノ・大場さん)を思い出します。同じく「冬の旅」(全曲)
でした。その時と比べてといっても、10年前との比較など私には“無理”というものです。           ..

 演奏の前に、大場さんの30分間のプレトークがあって、それを要約することは難しいですが、全24曲の成り立ち・
ストーリーのようなものの解説がなされたと思います。今、振り返って24曲の原語の歌詞と大場さんの対訳を通して読
んでみると、全体像がよく分かります。歌を聴きながら対訳を読めばよかったと思いました。演奏中、客席は“真っ暗”
というものではなく、照明は落とされてはいるもののプログラムが読める程度の明るさではありました。      ..

 プレトークの最後に、大場さんから二つのお願いがありました。一つ目は一曲ごとの拍手は、有難いことではあるけれ
 ど、やめて戴きたい、というものでした。二つ目は、プログラムをめくることも“注意を払って”だったのか、“やめて”
だったのか、演奏の流れを遮る行為は“しないで!”というお願いだったと思います。事実、一曲歌い終わって次の曲が
始まるまでの“緊張感”というのか、“間合い”の時間にも次の曲への“流れ”が感じられました。これでは、対訳を読
むことなどできないことでした。                                      ..
 入場の際に配られた冊子に書かれてある“対訳”は、原文の意味を忠実に日本語に訳したもので、全24曲の日本語訳
というのは、大場さんの大きなお仕事と思います。最初は、「Der Lindenbaum 菩提樹」のみの紹介にとどめようとしま
したが、大場さんに伺ったところプログラムは「自由にお使いください」という言葉を頂戴しましたので、プログラムの
全ページを下に示します。ただし、「Der Lindenbaum」について、タイプミスで1行だけ抜かしてしまったということで
す。調べてみると "Komm her zu mir, Geselle,"が抜けており、追加しました。明治期の近藤朔風は「来よ、いとし友」
と訳しています。                                             ..



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岩手県立盛岡第一高等学校1960年卒在京同期会
在京白堊三五会『大場俊一ピアノリサイタル』













『 ご 報 告 』

 12月22日(日)、『第5回モーツァルトピアノソナタ連続演奏会』に行ってきました。今回が最終回
で、「モーツァルトの秋」というサブタイトルが示すように、モーツァルト晩年の作品を集めたものです。
前日の土曜日は、神田神保町で開催された『第6回白堊芸術祭』の最終日で、私は写真を3点出展しており
ましたので観覧と作品の撤収のために会場に行っておりました。初めは、この日は東京に泊まるつもりでし
たがギャラリーのすぐ裏手の宅急便で荷物を送ってすぐ、宇都宮に向かいました。          ..

 演奏会は開演が午後2時。12月の宇都宮は寒いだろうと思っていましたが、晴天に誘われて午前中は宇
都宮美術館に行きました。1時間に1本のバスで約20分の距離、企画展・常設展併せて約1時間の駆け足
鑑賞と相成りました。企画展は『藤井達吉の全貌』というものでした。栃木県では有名な工芸家であり、画
家ということなのでしょう。最初は七宝焼きから初め、漆工芸、日本画などかなりの作品がありました。常
設展は、カンデンスキーの作品が多いみたいです。企画展は午前中のためか観覧客は他にほとんどいません
でした。私が館外に出てから、入場者が増えていったみたいです。                 ..

 宇都宮文化会館には開場10分前の1時20分ころに着きました。定刻ぴったりに扉が開き、定員500
名ほどの小ホールの後ろから四分の一ほど、左の通路のすぐ脇の席を占めました。そして、定刻を少々遅れ
て開演のチャイムが鳴りました。演奏曲目は四つ。大場さんはいつものように優しい口調で解説しながらの
演奏でした。最初の曲は在京白堊三五会・忘年会でも弾いて頂いたアノ曲です。予想していたことですが、
あの時とは全く音の響きが違います。勿論、音量としてはアップライトとグランドピアノの違いということ
かもしれませんが、音の響きは、残響時間も考慮した音楽ホールでの演奏であること、そして、シュタイン
ウェイのピアノでの演奏であること、による違いのように思います。尤も、モーツァルトはまだまだチェン
バロやクラヴィコードが全盛のころに生を受け、現代のピアノの原型であるフォルテピアノのすごさを知っ
たのは二十歳を過ぎていたということで、大場さんによると「モーツァルトは楽器指定をしていなかったと
推測されます」とのことです。                                 ..
 2曲目は、「本日のメーンイベントと言える」(by大場さん)『連弾のためのソナタ』でした。共演者
である奥様は黒系のドレスを召しての登場です。二人で弾くと、グランドピアノは更に迫力がありますね。
大場夫妻の連弾を訊きながら、「(奥さんは観客席側だけど、)連弾の演奏者は右でも左でも(高音側でも
低音側でも)弾けるのだろうか?」とヘンなことを思っていました。                ..

 連弾が終わって20分間の休憩。いつもは終演後コーヒーとサンドイッチという軽食サービスがあるのだ
が最終回の今回は、終演後に“打ち上げ”(会費制)があるため、20分の休憩時間にコーヒーのサービス
がありました。私は、血糖値がやや高いと病院で警告を受けたばかりで、ブラックで熱いコーヒーを頂きま
した。この休憩時間中に蒲生美津子さんにお会いしました。「明日は、萩(山口県)に行くので(打ち上げ
は)失礼します」と仰ってました。                               ..

 後半の2曲は連弾ほど長くはありません。それぞれ少しは耳になじみのある曲だったように思います。..
 アンコールに応えて演奏された曲は、ほんの短い曲ですがモーツァルト9歳?にも満たない初めて作曲し
たソナタなそうで、最晩年の曲から初めての曲に戻ったことで“輪ができた”という工夫でした。   ..

 私は、せっかくの『ピアノソナタ連続演奏会』なのに、なぜか第2回を休んでしまいました。返す返すも
残念です。“通して聴いてどうだった?”と問われても薀蓄を傾けることもできませんが、音楽に限らず一
流のものに接することによって、鑑賞眼が養われると思っているのです。“残念”と言えば、忘年会のとき
大場さんからペアチケット3枚の提供を受けたということですが、どなたも利用しなかったのでしょうか。
 蒲生さんのほかに、二人の知人にお目にかかりました。ひとりは、白堊1950年卒で、コメット合唱団
の指揮者(松田先生)、そしてもうひとりはコメットの伴奏を担当している方。{前回の“報告”では白堊
の後輩と書きましたが。盛岡二高卒でした。                           ..

 終演後の“打ち上げ”のお誘いを受けていたのですが、二日外泊するわけにいきませんので、宇都宮線・
水戸線・常磐線と乗り継いで午後8時頃帰宅いたしました。                    ..

                                     ―― 村野井 ――  ..




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在京白堊三五会 大場俊一・プロフィール <--!BODY bgcolor="#005FFF"-->

岩手県立盛岡第一高等学校1960年卒在京同期会
在京白堊三五会『大場俊一ピアノリサイタル』












『 ご 報 告 』

 5月6日(月)〔こどもの日の振替休日〕、『第4回・モーツァルトピアノソナタ連続演奏会』に行って
きました。実は、つい一週間前に放送されたNHKの『日曜美術館』に触発されて、前の日に仙台市博物館
の『若冲が来てくれました』というアメリカ人が収集した伊藤若冲をはじめ何人かの江戸時代の絵師の作品
 を観に行って、仙台に泊まりました。ということで、JR常磐線・磐越東線(郡山)・東北新幹線(仙台)・
東北新幹線(宇都宮)・宇都宮線・水戸線・常磐線を乗り継いでの旅となりました。         
 今回の演奏会もとてもアットホームな雰囲気でした。前回の“トルコ行進曲”のような耳になじんだ曲は
ありませんでしたがどの演奏も大場さんご自身が“テーマ”はこのように、とか、マイク片手の解説を交え
ての演奏会でした。前回中止された奥様との連弾は演奏時間は10分という短い曲ですが、二人で弾く音量
の大きさのせいだけではないでしょう、迫力のある演奏でした。最後のほうで東北の童歌の旋律が混じるの
を聞き取れるでしょうか、ということでした。演奏の後「どなたかわかりましたか?」と問われました。誰
かが手を上げる間も与えず「泥鰌っこ、鮒っこ」なそうです。分かりませんでした。         
 下に示すパンフレット(解説)は、大場さんが子供にも分かる易しい言葉で書くように心がけているとい
うことです。中で一ヵ所だけ最初の曲目の第一楽章の解説の中に“倚音(いおん)”という難しい専門用語
がはいっていて、その言葉について説明してくれました。ただし、漢和辞典によると“倚”という文字には
「もたれる、よりかかる」という意味があるということですが、未だに大人の私にもこの用語の意味がわか
りません。                                          
 最後の曲目「ソナタ ハ短調 KV457」について、短調は「悲しみ」を表すといわれますが、それば
かりでなく「情熱」も内包しているということです。ベートーベンの「運命」もハ短調で「ダ・ダ・ダ・ダ
ァーン」というのは「情熱」の音ということです。                        
 「北は盛岡から、関東の都県から、西は神戸から沢山の方が来られてありがとうございます」ということ
です。更に薄明かりの客席を見て「アラ、京都からもいらしてますね」ということでした。      
 最後のアンコールには、ステージに再び姿をみせて挨拶と次回のアナウンスをされましたが、今回も演奏
はありませんでした。終演後、ロビーでケーキとコーヒーを戴きながら演奏者との懇談の機会が設けられて
いました。ケーキ・コーヒーよりも、大場さんにご挨拶をとロビーに出ると先客二人とお話していました。
私に気がついた大場さんは「盛岡一高の同窓ですよ!」とのことで、1987年卒の後輩を紹介してくれま
ました。お名前を聞き漏らしましたが、すぐ後に乗ったバスの中で女の方は盛岡の混声合唱団・コメットの
伴奏をなさっている方です。コメットには兄がいるものですから名乗ってくれました。        
 会場周辺は、宇都宮市民の憩いの場所になっているらしく、ユリノキやケヤキの大木の新緑がきれいでし
た。                                  
Click        
 次回は、第5回(最終回)、通例の11月ではなく12月22日(日)宇都宮市文化会館小ホール・開演
14:00です。上野から新幹線に乗るまでもなく宇都宮線で十分日帰りできる距離です。多くの同期生の
皆さんのご来場をお勧めします。                                
                               ―2013/05/07(村野井)―    




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