季節のエッセイ

5月へ

4月29日(日)みどりの日

    

牡丹色ではない牡丹(我が家の庭)            茨城県久慈郡里美村折橋

           栃木県那須郡黒羽町・雲厳寺         芭蕉の句碑(明治12年建立)

                                   啄木鳥もいほは破らず夏木立

4月28日(日)

 日立市では、ゴミの有料化が進み6月から一般ゴミ(燃えるゴミ・燃えないゴミ)は特別のビニール袋を買い求め、それに入れて出さないとならなくなった。資源ごみも決められた日に出さなければならないし、粗大ゴミは予め申し込まなければならない。そのようなわけで、先日の粗大ゴミの日は山のようなゴミが出されたらしい。大体、各家庭で不要なものが多すぎる。

 とばっちりを受けて、昨日「ジョイフル山新」で見た桜の苗を5本ほど買ってきて土手に植えようとしたら、庭木を剪定した枝も前のように自由に出せなくなったから「やめといて」と家人に反対された。土手に植林することも快く思っていない人もいるのだ。地球温暖化防止の一助として樹木を殖やそう、土手が崩れるのを防ぐためには樹木を植えて根を張らそう、という考えは簡単に受け入れられそうもない。ここは一旦譲って、実生・挿し木で目立たないようにして樹木を殖やすほかはなさそうだ。

 昨日・今日と二日間で桜の薬剤散布をした。虫がいるようには見えなかったがやはり、葉っぱが少し食されている。

サンゴジュの若葉がきれいだ。葉っぱに孔をあけられなければ生垣には最高。ベニカナメはあまり病虫害がなく赤い若芽が美しい。

41日に桜の幼木(4/28)の写真〕

 

ベニカナメ(剪定前)          ベニカナメ(剪定後)〔赤レンガ積み:I am a “Do-it-yourself” fan

4月23日(火)

 庭のマユミが一本、何かの幼虫に丸裸にされてしまった。去年も別の一本がやられたのでその方は気にしていたのだが、もう一本のやつは見ていなかった。やむを得ず、出勤前の一時薬剤散布をして出かけざるを得なかった。去年のは薬剤散布後にもう一回葉っぱが出てきたけれど、今度もそうなるかどうか。

 薬剤散布も環境汚染の元凶のような気がするけれど、虫を退治しないとどうしようもない。生垣のサンゴジュも新芽は虫にやられると葉が孔だらけ。今年は早くに薬剤を散布したので大丈夫なようだ。土手の桜もちょっと心配だ。土曜日まで間に合うか心配。

4月19日(金)

 常磐線・常陸多賀駅3番ホームの向こう側、錆びた線路の上に咲く花はニワゼキショウのようにも見えるが結構背丈がある。ぺんぺん草とは違うとはいえ、かつての日本国有鉄道はいずこへ?

      

                             甍の波と〜雲の〜なみ〜(4/19)

                           (勝田駅⇔佐和駅の電車の中から)

4月17日(水)

 思い出して、1992年の電子情報通信学会誌(VOL.75)1月号を取り出した。『地球環境問題への取組み』という32ページの特集が載っている。

 大気中に存在する温室効果気体としては、二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素、対流圏オゾン、フロン等が挙げられ、それらの温室効果は、二酸化炭素を1とするとき、メタンは約十倍、亜酸化窒素は約百倍、対流圏オゾンで約千倍、フロンで約1万倍である」という。これでは、二酸化炭素を減らしても意味ないかと思いきや、『地球温暖化への対策技術』がいろいろある中に、『植林』もちゃんと入っている。だからとうわけではないが、小咲台の土手に樹を植えることは意義のあることなのだ、と思うことにしよう。

        

温度効果気体の増加                   気温の変化

上↑ ハワイ(マウナロア)における二酸化炭素濃度変化

   夏と冬で異なることがわかる。

4月15日(月)

 月曜日はひたちなか(勝田)の高専に行く日。高専までの一本道は中央分離帯つきの4車線。その上広い歩道があり、歩道と車道の間に自転車専用のレーンまでついた区間もある。中央分離帯のつつじの植えてある区間を指してゲルダさんは「アザレアがきれいですね」。「そうかつつじは英語でアザレアか」。彼女はドイツ語の非常勤講師だけれど、「“ドイツ語では”○○と言います」という表現はするが、“英語では”という言い方はしない。何も断らないときは“英語で”ある。〔アゼイリア〕

 勝田は「鶯の里」の看板がある。確かに、鶯がよく鳴いている。

4月14日(日)

 去年の10月だったろうか、菜種を買ってきて播いた。そのうち寒咲き菜の花は年明け前に咲き始め、普通種も最近まで楽しませてくれていた。後は来年のために種がはじけて増えるのを待とうとしていたら、草と一緒に抜かれてしまった。拾ってきて水に挿しておいたけれど種が熟すかなぁ。

スミレのは〜な〜さく〜ころ〜(4/14)

4月13日(土)

 近年、雲雀を見かけないのだが、土手に行くとピーチクパーチク雲雀のような鳴き声がした。空を見上げたが全く見えない。久しく雲雀の声を聞いていないから聞き間違っているのかもしれない。本当に雲雀ならほんとに雲の上で暫く鳴いているはずだけれど、短い時間だった。

 一昨日、通勤途上で平和台の藪で鶯の鳴くのを聞いた。まだへたっぴー。それにしても、毎年同じ鳥なら、春先から上手に鳴いても良いではないか。

           

        

アメリカハナミズキは300円くらいで買ってきた小さな苗木からこのように立派な花が咲くようになった。

一生住み続けると思えば急ぐ必要はない。苗木でも実生でもいつかは育つ。

 

 土手に樹木を植えると、風で揺れて土手がいたむといって反対する人がいる。本当にそうなのだろうか。むしろ、根が張って土砂が流れるのを防いでいると思うのだが・・・。

木は、炭酸同化作用(光合成)により二酸化炭素を減らすことは確かである。それでも、落ち葉を堆肥にして土に戻ればまた二酸化炭素やメタンガスを放出することになるのだろうか。その収支はどうなっているのだろう。この辺のことは高等学校の総合理科あたりでやっているのかもしれない。

4月8日(月)

 鶯の初鳴きは3月中旬だったが、このところトンとその声を聞かない。向こうの平和台団地の近くの藪の中に棲息している気がしているものの、メスがいなくて繁殖していないのではないだろうか。あのあたりには、雉も見かけることがあるのだがだんだん棲みにくくなっていることはたしかだ。こちらの土手は林にして小鳥が巣をかけると良いのだが・・・。

4月7日(日)

 団地ができて15年ほどしたとき土手を日立市に移管しようとしたら、市は道路の移管だけを引き受けて土手の収受は断った。土砂崩れなどの事故の責任を取れないかららしい。ということで、未だにこの土手は茨城県労働者住宅生活協同組合(労住協)のものである。それでも団地住民が年に2回草刈をして労住協は何もしてくれない。草ぼうぼうにしておくのはもったいないし、市ではないが土砂崩れ対策に樹木を植えることにした。役員当番が回ってきたときに提案したが誰も乗ってこなかったから、金をかけない方法で実生やら挿し木で100本の樹を植えようとしている。

 これまでに植えたものは

  シイ:16本(実生)、桐:16本、ハクモクレン:5本(苗木を購入)、椿:5本(実生)、ライラック:4本(息子の小学校卒業記念)、

  アメリカハナミズキ:6本(苗木を購入)、ローバイ:1本(苗木を購入)、ニシキギ:8本(挿し木)、イチイ:1本(実生:札幌の知人から

送ってもらった。残存率1%)、ヒノキ:1本(山取り)、桜:6本(グリーンフェアでの苗木配布と購入の半々)、クリ:1本(桜だと思って購入)、

カヤ:1本(山取り)

 日本の山から照葉樹林が消えていくと言われるが、シイのようなものをもっと植えても良いのではないだろうか。

     

コスモスが芽を出している。                 シイの幼木(大きいのは太さ15センチ)

4月6日(土)

 10年程前、高鈴山の杉林で小さなタラノ木を見つけ、ちょっと引っ張ったら抜けた。それを庭に植えたら大きいのは2メートルくらい、小さいのは50センチくらいで5〜6本に増えている。いつもならゴールデンウィーク頃が採り頃なのに、今年は1ヵ月も早い。高鈴山は若い頃はハイキングコースに最適だったが、バイクに乗らなくなってからは歩いてまで採りに行く気はしない。今ごろは採り尽くされているに違いない。

 焼いて、生醤油をちょっと垂らして食べるのが一番か? その次は天婦羅。

     

我が家にて                            鬼沢(元)市会議員宅前

4月3日(水)

 なかなか見事な桜花とはいかないようだ。まだまだ練習段階。

 今年は、土手の土筆をはじめて採って食べた。小籠に山盛りにしても食すときは一回分。頭の胞子の部分とハカマをとってサッとゆで、水にさらすだけ。生醤油かドレッシングをかけて食べるとミツバの食感で美味かった。「ちょっと苦味がある」とはものの本に書いてあるけれど、ハカマをきれいに取ったからか全く感じられなかった。ほかには誰も採る人がいない。くせになって5回も食べた。

三日見ぬ間の桜かな。

 撮影:3月3/31

 

小咲台第2団地2002/03/31)                  (2002/04/01

      

桜の幼木(2002/04/01)               桜の幼木(2002/04/28

3月30日(土)

小咲台の土手の桜は、植えてから10年ほどになる。全国的に今年の春は早すぎて、この桜も1週間ほど前に咲き始め、今日のところは5分咲きか? 標高180メートルほどだが下のバス通りよりも20メートルほど高いだけで「下界」よりも気温も少しだけ低い。その分、花が咲くのもちょっとだけ遅い。下界は既に満開だ。

鶯の初鳴きは3週間前だった。

 長山皮膚科医院(鮎川町・02/03/16)