多くの手は介助を豊かにさせる
私は34年間生きて来て、どれだけ友人や他人の声で救われたか分からない。もし家族だけの介助だったら、生きる希望を失っていただろう。
今も家族中心の介助だけど、いつかは地域にいながら家族の手から離れ、多くの人の手を借りて暮らしたいと思っている。いつも一人だけが介助をしていると、心も疲れて虐待に発展する。身内でも・・・。いや身内だからこそ深く悩み、ざんこくな行動にうつるかも知れない。やはり介助は、他人もの多くの手が絶対に必要だと思う。
今、地域で住むのは簡単なことではない。実家にいても好きな時間に食べられないし、お風呂も毎日入れない。その原因は、人の心かも知れない。もちろん私も原因があるのかも知れない。まだその中でさまよっている。
しかし、たまに友人と外へ出ると、生きる喜びが湧く。すぐそこの公園でも楽しみがいっぱい。今、近所の公園へ行く事さえ難しいだけど、友人と話しているだけで行った気持ちになる。みんなが少しずつ少しずつかかわってくれれば、この人生が輝き続けると思う。
多くの手は、介助を豊かにさせる。
|