![]() | ![]() | ● 環境庁より海鵜を捕る許可証を受けている日本でただ一人の沼田さん。私も同じ十王町に住んでいる関係で、なんとか記録してみようと始めたが、いつ飛んできてとまるのかわからない海鵜のこと、「チャンス」が少なく、3年かかりました。 国民宿舎「鵜の岬」と沼田さん、ほかの関係者のご協力によって完成した作品です。 |
茨城新聞社賞 「あなたの隣にレインマン」 日立市・滝 孝光さん
![]() | ![]() | ● 自閉症を世の中の人々に知って貰うための啓蒙ビデオ。自閉症の子を持つ母親の悩み、その特徴、自立のための支援、仕事の様子、最後に健常者へのお願いを描いた。「レインマン」は自閉症者を扱った映画のタイトルからとった。 (共同制作者:石川誠、弓野忠次郎、藤来稔、松本肇) |
優 賞 「竹富島にて」 日立市・大森弘之さん | 優 賞 「清滝寺仁王像修復」 新治村・安室 信さん |
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奨励賞「元気をくれた招待状」 日立市・大森多嘉子さん | 奨励賞「ある日曜映像作家の日録」 高萩市・時崎 清さん |
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奨励賞「冬至・加波山神社 火渉神事」 水戸市・池田敏雄さん | 奨励賞 「水戸太神楽」 水戸市・松本勝世さん |
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ここ数回、低迷気味だったこのコンクールでしたが、今年はレベルの高い作品が集まり、激戦となりました。 とくに目立ったのは、今まで弱かった作品の構成力という点でしっかりしたものが多かったということです。 特賞の「野生の海鵜を捕る男」、茨城新聞社賞の「あなたの隣にレインマン」は、構成の確かさに加えて、しっかりした映像と演出のうまさ、さらに題材の良さと時間をかけた取材など、諸々の要素が加味され、十分な説得力を持ったすばらしい作品となっています。 優賞の「竹富島にて」「清滝寺仁王像修復」も同じことが言える佳作ですが、テーマへの迫り方、表現方法や語り口に今ひとつの工夫、努力がほしかったと思います。 奨励賞の「元気をくれた招待状」は、母娘の愛情が感じられる手馴れた作りのホームビデオとして、「ある日曜映像作家の日録」は、フィルムにこだわり続けてきた作者のビデオ転向第一作ですが、自らを映像作家と位置付けた第一作ともいえるのでしょうか。がんばってください。 「加波山神社火渉神事」「水戸太神楽」は、客観的な記録映像として生の迫力を感じさせてくれました。 今回は、バラエティにとんだ面白い題材の作品が多く寄せられ、楽しい審査となりました。構成の確かさが焦点となりましたが、ユニークな発想の作品が見られませんでした。この先、映像処理技術のデジタル化は高速に進み、表現テクニックも豊富になることでしょう。 次回は21世紀、さらに広いジャンルの題材、個性的な表現の作品で、全県域にわたる多くのかたがたの参加を期待します。 |