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<bgsound src="hosinosekai.mid" loop=-1> 安達太良連峰  安達太良山
2008年1月28日(月)


”振子沢の源頭から矢筈森を見上げる”

[概要]
穏やかそうな天気図だ。こういう日は日頃、吹きさらしになっている山へ、と。安達太良山へ出掛けてみた。
予想に反して、視界不良で、眺望はゼロだったが、振子沢に入った辺りから、天候は回復しまずまず。 振子沢の滑りは最高だった。

[メンバー]  :単独
[山域&山名]:安達太良連峰(福島)、安達太良山(1700m)
[天候 ]      :曇りのち晴れ
[行程 ]      :ゴンドラ降り場(1350m)9:30 - 10:30安達太良山10:55 - 11:25振子沢源頭 - 12:10勢至平12:30 - 13:20スキー場




9:30   ゴンドラ降り場。

登山届をポストに入れて出発準備。中学生の団体スキーヤーがゴンドラ降り場近くで記念撮影している。


天気は良い筈だったが、残念ながらかなり視界は悪い。
休日に入った登山者のトレースがあり、それを利用する。沈まないので大変楽に進むことが出来る。









 ”仙女平への分岐”風が強く、雪が付いていない。


仙女平への分岐を過ぎると風が出てきた。それに益々視界が悪くなり、数メートル先がやっとの感じ。
正面からまともに風を受け、小さな氷粒が顔に当たる。目標物は何も見えないので、 下を向いてGPSを見ながら進むのみ。
やがて頂上直下の方向案内板に出た。スキーを脱いで、取りあえず頂上へ。


10:30   安達太良山。









 ”凍て付く頂上の標柱”


周りは何も見えない、長居は無用。直下の岩陰で暫く休憩。風が当たらないと大変暖かい。

暫く待機したが、視界が良くなる気配がないので、先に進む。こんな視界の悪い日は稜線を進むのが安全。
牛ノ背は大きなシュカブラで大変歩きにくい。峰ノ辻への分岐辺りからちょっと明るくなってきた。


ここから右に折れて矢筈森の下へ回りこむ。雪がしっかりしてきたので、シールを外して滑走準備。

視界が良くなってきれいな斜面に出たのでちょっと滑ってみた。 オッと、このまま行くと烏川方面へ行ってしまう。
目指すは振子沢の源頭だ。ちょっと横移動。やがて矢筈森の下へ出た。


こんな素晴らしい斜面があったんだー。 感激の一瞬。景観も素晴らしい。


いよいよ滑走。ノートラックの大斜面に飛び出す。雪質はちょっと重い新雪。贅沢は云えない。 一気に降りるのはもったいなので ちょっと滑って振り返る。



     ”滑った振子沢を振り返る”

振子沢の斜面が吸い込まれるように下へ続く。こんなところを一人で滑っていいんだろうか、 と思うような大斜面。



     ”振子沢の源頭から下方を見下ろす”

少し左に回り込みながら、沢の下へ降りていく。振り返ると景色が少しづつ変化。上の方もかなり晴れてきた。



     ”振子沢の下側から見上げる”

やがて沢も狭くなって終わりに近い、正面に鉄山の壁が見えてきた。










 ”沢の景色”



そろそろ、くろがね小屋の筈だが、と振り返ってみると、なんと、通り過ぎていた。戻るのは面倒なので其のまま 進む。



     ”くろがね小屋を振り返る”

勢至平までは殆ど高低差のない斜面をトラバースして進む。雪質が良いのでトラバースも意外と疲れない。


勢至平へ出て大休憩。

12:10   勢至平。

振り返ると安達太良山の乳首から、矢筈森、鉄山まできれいに見渡せる。
朝のスタートを少し遅らせれば眺望を得られたか。 残念。



     ”勢至平から振り返る”

しっかりと腹ごしらえをした後は、スキー場まで下るのみ。
昨日のトレースを踏んで、登山道を滑る。最初は傾斜が少ないが、その内傾斜が付き始め、快調に降りる。

1200m付近から適当にショートカットして樹林帯の中へ。ちょっと木が混んでいるが、なんとかOK。樹林帯は雪質が良い。

烏川に掛かる橋を渡り、ちょっと登り返して、最後はスキー場を滑って出発地に戻った。


13:20   駐車場





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