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<bgsound src="ich.mid" loop=-1> 南会津  二岐山
2008年11月5日(水)


”二岐山、男岳頂上から北方の眺望。手前は女岳、遠方右に大戸岳、はるか遠く雪を被った飯豊連峰”

[概要]
南会津にある二岐山は標高は1544mと余り高くはないが、双耳峰の形の良い独立峰で、300名山にも選ばれている。
山スキーで毎年出掛けているが、久し振りに山歩きとして登ってみた。
紅葉は既に麓まで下りて、落葉した静かな晩秋の山をのんびりと歩いた。


[メンバー]  :単独
[山域&山名]:南会津(福島)、二岐山(1544m)、(登山口との標高差約744m)

[天候 ]      :晴れ
[行程 ]      :二岐温泉(800m)7:40 - 8:30御鍋神社 - 10:00 男岳10:25 - 10:40女岳 - 11:40林道 - 12:15二岐温泉


湯本付近から朝の二岐山がきれいに見える。山頂付近は霧氷で白く化粧している。


二岐温泉手前にある整備された駐車場に車を置かせてもらって、出発準備。平日とあって、他に車は見当たらない。

7:40   二岐温泉(駐車場)を出発。

数軒の温泉宿の前を通って男岳方面に向かう。
以前来たときは、かなり古かった二岐川に架かる橋が立派に建替えられていた。


約一時間の林道歩きである。以前は落石で車が通行出来なかったが、現在はどうやら男岳の登山口まで車で入れるようだ。
登山口の手前にある御鍋神社に寄り道をしていく。御神体が鍋という変わった神社で、平将門が追手を逃れて隠れた場所とも伝えられている。








”御鍋神社とサワラの巨木” 





登山口からは、あすなろ、みずなら等の樹林の中に付けられた急な登山道を行く。
1200m付近からはブナ林になり、回りは明るくなる。 この辺りはかつてブナの大伐採が行われたブナ平である。


1289mのピークの左を巻きながら、先に見える丸い男岳を目指して進む。







”ブナ平付近から見た男岳” 丸くなだらかに見えるが、登りは結構きつい。





急登を200m程登ると次第になだらかになり、やがて男岳の頂上に出る。


10:00   二岐山(男岳)


山頂は二等三角点があり、360度遮るものなしの素晴らしい眺望である。




     ”那須連峰、旭岳とその向こうに三本槍ケ岳”






     ”更に遠方に雪で白くなった会津駒ケ岳と左に燧ケ岳”






     ”北方はるか遠くに雪を被った飯豊連峰がクッキリ”






     ”北側の目の前に女岳。中央に大戸岳、右下は風車”








”山スキーで登る尾根が真下に見える” 





男岳を後にして女岳へ向かう。約100m下って登り返す。 日当たりの悪い北側斜面はまだ霧氷が梢に付いて輝いている。







”霧氷” 





剥がれ落ちた霧氷をサクサクと踏みながら進む。

女岳の山頂は樹林で囲まれて眺望は無し。 そのまま下山道へ。 ここは地獄坂と名付けられている。







”地獄坂の入り口” 





この下りは名前の通り、凄い。 混み入った等高線に直角に付けられた登山道は、まさに転げ落ちるような急坂で、 1500mから1200mまでの平均斜度は30度を越す。 張られたロープを使いながら高度を落としていく。

今まで数多く歩いた登山道の中でも三本指に入る急斜面だ。
1200m付近からは、みずなら等の雑木林となって、緩やかになり、やがて林道へ出る。 ここが女岳の登山口 となっている。

後は単調な林道と車道を歩き、温泉の駐車場に戻った。

12:15   二岐温泉(駐車場)

山は既に落葉したが、麓は今が紅葉のピークである。




     ”麓の紅葉”





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