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<bgsound src="hosinosekai.mid" loop=-1> 蔵王連峰  水引入道
2008年3月2日(日)


”水引入道から北方の山。後烏帽子岳と左奥は刈田岳”

[概要]
蔵王連峰の南の端に「水引入道」という変わった名前の山がある。
夏山シーズンに不忘山からの周回で2度登ったことがある。 屏風岳と不忘山の展望が素晴らしい山だ。
下から登って、同じところを降りる単調な行程だが、登りのトレーニング向きのコースといえる。 穏やかな天気を予想して出掛けたが、予想に反して上の方は風が強く地吹雪模様。残念ながら屏風岳と東面の壁の眺望は得られず。


[メンバー]  :単独
[山域&山名]:蔵王連峰(宮城)、水引入道(1656m) 標高差(816m)
[天候 ]      :晴れのち曇り
[行程 ]      :駐車場(840m)8:10 - 10:00 1300m付近 - 11:10 水引入道11:30 - 12:40林道



8:10  スキー場駐車場

除雪が完了したばかりの駐車場の北端に車を置かせてもらい、出発。
林道には10cmほどの新雪が積もっていて、トレースは見当たらない。

コガ沢に架かる橋を渡り、V字を戻り、林道が北向きに変わった辺りから登り始める。








 ”入り口付近のカラマツ林”


カラマツの植林帯だが、そのカラマツの間に多数の潅木が生えている。登りには支障ないが下りのスキーを悩ましそうだ。
1000mを過ぎるとカラマツ林は終わり、密集した細いブナ林になる。 
1200mになるとやっと、まともな(?)ブナ林になって ホッと一息。









 ”1200m付近のブナ林”



1300mの小ピークに来ると、水引入道が少し顔を覗かせるが、頂上付近は荒れ模様。 不忘山も同様に雲が掛かっている。








 ”1300mの丘から頂上方向を見上げる”










 ”右に見える馬ノ神(まのかみ)岳”
  この辺りの山はどこでも滑れそうな山だ。



ブナ林が終わると背の低いシラビソがポツポツと見える程度の急斜面になる。








 ”1500m付近の急斜面” 下りのスキーに期待が掛かる。


頂上直下は左側の稜線を進む。新雪が飛ばされてガリガリのアイスバーンの斜面をなんとかシールを効かせて 登ると頂上へ出た。


11:10  水引入道









 ”頂上” 背面かすかに見えるは屏風岳






         ” 屏風岳の斜面と遠方の刈田岳、右は後烏帽子岳”
            
風が強く、まともに立っていられない。もう少し先までと考えていたが、 この天候ではきついので、早々に引き返す。

頂上付近のアイスバーンを慎重に下りて、いよいよ直下の大斜面。 風で軽くパックされた新雪で、パウダーとはいかないが 滑り易い雪である。










 ”頂上直下の急斜面を滑る” 曇りで余り良く映っていないのが残念


無木立の斜面も200mほどで終わり。 次はブナ林のツリーラン。
1200mからは潅木が多くなり、コースを選び選びの滑りとなる。  枝下潜りをしながらの滑りであるが、 時々小枝が顔に当たり擦過傷がいくつも出来る。

下るにつれて、重い雪に変わったが下りはさすがに早い。 大腿の疲労が限界になったころ、 カラマツ林を抜けて林道に飛び出し、今日の滑りは終了。

12:40  林道到着





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