山スキーのページ

<bgsound src="hosinosekai.mid" loop=-1> 吾妻連峰  中大巓、若女平
2008年2月9日(土)


”凡天岩付近の樹氷”

[概要]
今年の吾妻連峰は他に比べて雪が多い。パウダー滑りの便りがあっちこっちから聞こえてくるので、 早速出掛けてみた。
今回は栃木のOさんと今シーズン初めての行動である。
今日はこの地にしては珍しい穏やかな晴天。眺望と樹氷見物は最高であったが。
なるほど、凄い雪だ。しかし新雪は多ければ良いと云うものではないようだ。  登りのラッセルはともかく、下り もスキーが進まずにラッセル。ちょっと雪が深すぎた。


[メンバー]  :二名(Oさん、恒)
[山域&山名]:吾妻連峰(福島、山形)、中大巓(1940m)、凡天岩(2005m)

[天候 ]      :晴れのち曇り
[行程 ]      :#3リフト降場(1820m)9:15 - 11:00凡天岩 - 11:40西吾妻小屋12:15 - 14:25若女平 - 15:30スカイバレー入口(870m)

今日は連休の初日。始発のロープウェーに乗るが、この時間スキー客は少ない。そして3台のリフトを乗り継ぎ #3リフト降り場へ。
ここで入山届を提出し、シールを付けて登行開始。



9:15  ゲレンデトップ

今日は関東は雪の予報。 ここは 風もあまり無く、快晴。こんな天気は滅多に無いであろう。

オオシラビソの樹林の向こう遥かに、真っ白な飯豊連峰が顔を見せる。








 ”ゲレンデトップ付近から見た、朝の飯豊連峰”



登り始めてみると雪が凄い。このところかなり雪が降ったのであろう。 これは滑りが楽しみだ。と胸ワクだったが。

交代でラッセルしながら進む。中大巓方向には向かわずに等高線に沿うように短縮コースを選ぶが、この深雪 では速度は昨年の半分くらい。








 ”交代でラッセル”



30分ほど頑張ると、凡天岩方面の視界が開けてヤレヤレ。








 ”凡天岩方面” 樹氷がしっかりしてきた。



凡天岩までは緩やかな登りである。周りの景色を楽しみながらノンビリと歩く。と行きたい所だが、 樹林帯を過ぎてもラッセルは続く。

積雪量が多いせいか、樹氷の背が低い。振り返れば、樹氷原の向こうに中大巓〜藤十郎が横たわって、吾妻ならでは のたおやかな景観を見せている。




         ”凡天岩への登りから振り返る。左、中大巓。右藤十郎”
            

凡天岩まで来ると樹氷の形もまた変わる。








 ”凡天岩付近の樹氷” 











 ”西吾妻山が見えてきた”
      いろいろな動物が並んでいる。 







         ”シュカブラの向こうにドーンと据わる飯豊連峰”
            

かなりの時間がかかって、西吾妻小屋へ到着。

11:40  西吾妻小屋

二階の入り口から入って、休憩。 ドアが完全に閉まっていなく、雪が吹き込んでいる。
お湯を沸かしてラーメンを作り、ゆっくりと昼飯。


休憩のあと、シールを外して滑走に入る。と云いたいところだが、少し下って勾配が付いてきても、スキーが進まない。  大誤算。
オオシラビソの樹林帯の積雪は凄く、素晴らしいパウダーのツリーランといきたいが、 これだけ深いと進まない。
いわゆる下りでラッセル。

若女平の手前で単独行のスキーヤーがシールのまま降りてきたので先を譲る。
この後は申し訳ないがこのトレースを利用させて戴き、滑る。今までのラッセルがウソのような高速道のイメージ。








 ”若女平を行く”



ヤセ尾根は去年より雪の付きが多い。Oさんは当然スキーのままスーっと通過。 私も慎重に枝の下を潜りながら スキーで通過。









 ”積雪が多いヤセ尾根”



カラマツ林を過ぎると、尾根の最後はスギの植林の急斜面。ここを手こずりながら降りて 、最後は沢の左岸を滑り、橋を渡ってスカイバレーの入り口に出た。



15:30  スカイバレー入口

同じ時期に来た昨年に比べて2時間多く掛かったことになる。
ロープウェー駅まで戻り車を回収して帰路に着いた。




2008年山行一覧表   山スキーの記録   東北の山、山行記録   Home