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<bgsound src="ich.mid" loop=-1> 南会津  会津駒ケ岳
2009年11月4日(水)


”会津駒ケ岳から見た中門岳方面”

[概要]
今年初めて到来した寒波が去って、移動性高気圧に覆われた。山には雪が降った模様。
早速新雪を踏みに会津駒ケ岳へ出かけた。
新雪のラッセルは少し疲れたが、半年振りの雪山歩きを十分堪能した一日だった。


[メンバー]  :単独
[山域&山名]:南会津(福島)、会津駒ケ岳(2133m)
                 (登山口との標高差1033m、歩行距離13km)

[天候 ]      :晴れ
[行程 ]      :滝沢橋登山口(1100m)6:50 - 10:00駒ノ小屋 - 10:50会津駒ケ岳11:20 - 13:30登山口



6:50   滝沢橋登山口

階段下には車が3台駐車してある。登山口付近の積雪は約10cm、あたりは一面銀世界である。
気温は-6℃、風がないので寒さは感じない。最初から急登だが、ゆっくりと身体を温めながら登る。

共同アンテナまで登ると積雪は更に増えて20cmほどになるが、ふかふかの新雪で大変歩きやすい。
昨日登ったトレースが僅かにあり、それを踏みながら登る。

1800m付近から植生はブナからシラビソに変わり、積雪も30cm程度になる。 枝に積もった雪が時々風で舞い落ちる。

この辺から右手に大戸沢岳が林越しに見えてくる。
2000mからはなだらかになり、木道と思われるルートを辿って進むが雪が深くなり、ツボ足では辛いので、スノーシューを装着。





     ”2000m付近から大戸沢岳”





     ”会津駒ケ岳”


暫くスノーシューで快調に進んだが、どうも足許がしっくり来ない。 よく見ると、スノーシューの固定ベルトが 経年劣化で破損している。
やむなく再びツボ足になり、膝下まで潜りながらのラッセル。





     ”小屋手前の斜面と駒ノ小屋”


やがて駒ノ小屋に到着。


10:00   駒ノ小屋

小屋は今日で営業を終了する模様で、小屋閉めの作業をしていた。





     ”駒ノ池と会津駒ケ岳”


ここから進路を右にとり、山頂を目指す。小屋までは僅かにトレースがあったが、ここからはトレースはなし。
木道の上を探りながら進むが、それでも膝までのラッセルでなかなか進まない。 度々木道を踏み外し、腰まで潜る。





     ”駒ノ小屋が段々小さくなる”





     ”振り返ると燧ケ岳と至仏山がくっきりと”





     ”左手に平ケ岳とその向こうに兎岳が見える”


左側から回り込むようにして木道を探りながら、かなり時間が掛かって頂上に到着。



10:50   会津駒ケ岳

新雪のラッセルだから当然であるが、ここまで来るのに9月に登った時の2倍の時間が掛かった。


殆ど雲が無い快晴である。 気温もかなり上昇しているようで、全く寒くない。

ちょっと先まで行って中門岳方面を覗く。




     ”中門岳方面。 既に十分スキーが出来る積雪である。”





     ”三つ岩岳と会津朝日岳方面。”

素晴らしい眺望を楽しんだ後は下山である。
雪山の下山は楽チンである。新雪で少し潜るが、重力に従って下るのみ。





     ”駒ノ小屋からの下り” 遠景は日光連山。


楽に下れたのは1700mまで。それから下は、雪が解けて、落ち葉の上にシャーベット状の雪が載って大変滑りやすい。
慎重に登山口まで下る。
登山口付近の雪は大部分が解けていた。



13:30   登山口。



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