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<bgsound src="hosinosekai.mid" loop=-1> 吾妻連峰  西大巓〜西吾妻山〜二十日平
2009年1月5日(月)


”西大巓と西吾妻山とのコル付近の樹氷群”

[概要]
年末年始にまとまった雪が降り、山はやっと冬本来の姿となった。
今年も年初めは二十日平行き。 冬型の気圧配置がやっと緩み、月に何日もない穏やかな天候。
正月でなまった身体を引き締めるにはちょうど良いコース。新雪の西吾妻山、二十日平のツアーをのんびり満喫した。


[メンバー]  :単独
[山域&山名]:吾妻連峰(福島)、西大巓(1982m)、西吾妻山(2035m)

[天候 ]      :曇り時々晴れ
[行程 ]      :スキー場トップ(1590m)9:20 - 10:40西大巓(1982m)11:00 - 12:30西吾妻山12:50-14:00二十日平-14:50スキー場



9:20   スキー場のトップを出発する。

右のリフトが早く動き出したので、乗ったが、結果的にはこれが疲れるもととなってしまった。
このリフトは二日間休止状態で今日から運転開始したらしい。
従ってここからのトレースは全く無く、ラッセルすることとなった。


新雪のラッセルもまた良し。と気持ちよく登り始めるが・・・

気温は-10℃。 樹林帯は風がないので寒さは全く感じないが、指先だけがちぎれそうに痛い。

単独のラッセルはやっぱり辛い。 一時間もすると、足が攣りそうになるので、立ち止まりが増える。

シラビソの背が低くなってくると、雪は次第に締まって、ラッセル深さも浅くなり、ヤレヤレ。

ミニ樹氷が目だってくれば、頂上は間じか。





     ”頂上直下から磐梯山方面”

傾斜は更に緩やかになりやがて西大巓の頂上である。









 ”西大巓の頂上”




10:40  西大巓頂上

頂上は吹きさらしで寒いので、樹氷の陰で休憩。




     ”おなじみの飯豊連峰”

暫く休憩したあと、先に進む。

まず東側の大斜面に飛び出す。  最高のパウダースノー。




     ”滑り降りた東側の大斜面を下から見上げる”

左に回り込みながら西吾妻とのコル方面へ。 わずか数ターンで終了。

西吾妻山とのコル付近は樹氷群もしっかりできている。 こんな日は穏やかで、美しい樹氷だが、普段は風雪が物凄い 地帯である。




     ”西吾妻山とのコル付近の樹氷群”


コルからは 再びシールを付けての登り返し。
振り返れば西大巓の姿が美しい。 滑った軌跡がかすかに見える。



     ”西大巓を振り返る”


樹氷群のなかの緩やかな斜面を登ると、西吾妻避難小屋へ出た。









 ”西吾妻避難小屋”


小屋へは寄らずに先に進む。

この辺りは色々な形の樹氷が目を楽しませてくれる。









 ”樹氷”




頂上に近くなるに従って、樹氷の表面のエビのシッポも大きく、ごつくなる。  シュカブラで登りにくい緩斜面を暫く行くとなだらかになり西吾妻山頂上へ出た。


12:20  西吾妻山頂上

ここも吹きさらしで風が強い。 次第に雲がかかって遠望が利かなくなってきた。
樹氷の陰で暫く休憩したあと、シールを外して滑走に入る。

頂上付近は堅い雪の上にシュカブラが出来て、余りいい雪面 ではないが、 50mほど下ると雪質も安定し滑り易くなる。
最初は背の低いシラビソの間を縫って、締まった雪面を下る。

さらに下り1900m付近からの樹林帯は、素晴らしいパウダースノーである。
これぞ至福の瞬間。









 ”樹林帯に入りパウダースノーをツリーラン”


この素晴らしい滑りも1600m付近まで。ここからは暫くは緩斜面を歩行前進し50mほどを下る。

再び 傾斜のあるブナ林に出てツリーラン再開。

二十日平を過ぎ進路を少し右にとって、中ノ沢へ下る。
まだスノーブリッジは完全ではないが、スキーを履いたままなんとか対岸へ。

あとはスキー場の下部を 少し滑ってセンターハウスに到着。 受付で下山連絡をして本日の行程は終了。



14:50  スキー場着





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