山スキーのページ
尾瀬
燧ケ岳
2009年4月29日(水)
”熊沢田代の手前1986mのピークからの燧ケ岳”
[概要]
今シーズンの山スキーも終盤。 今年は雪が少ないので例年より3週間ほど早く燧ケ岳へ出掛けてみた。
予想に反して、思ったより雪が多く、ザラメとまではいかないが、まずまずの雪質で、春スキーをのんびりと楽しんだ。
[メンバー] :単独
[山域&山名]:尾瀬(福島)、燧ケ岳(2346m),登り口からの標高差(836m)
[天候 ] :晴れ
[行程 ] :御池駐車場(1510m)6:20 - 9:20燧ケ岳9:50 - 11:10御池駐車場
6:20 御池駐車場を出発。
朝早いせいか、車は数えるしかいない。 駐車場にテントを張っている登山者も何組かいる。
早速、シールを張り、駐車場の西端から林に入り、南の方角に向かって歩く。
気温が低く雪が締まっていて歩き易い。
前日あたりに降った新雪が10cm程度積もっていて、雪面は大変きれいだ。
クトーをつけて、 最初の急勾配を登ると広沢田代へ出た。
”広沢田代” 雲ひとつない青空がまぶしい。
熊沢田代への急壁はジグザグに登る。 この時間は何とかシール登高できるが、強い日射しを浴びているので、ノンビリ下ってきたら、 雪面はゆるんでしまうだろう。
西側を回り込むように進んで1986mのピークに出る。
”1986mのピークから見る燧ケ岳” 新雪が積もってまばゆいばかりの白さ。
熊沢田代は案内標識が頭を出した程度で、殆ど雪で覆われている。
”熊沢田代から見る平ケ岳方面”
早いスタートなので、先には誰もいない。昨日のものと思われるトレースが付いた、なだらかな コメツガの樹林帯をトラバース気味進んで行くと、勾配は次第に急になってくる。
雪面は軟らかい新雪と、新雪が飛ばされてカリカリの斜面が交互に現われるが、 クトーがよくきいて、殆ど 直登気味に登る。
やがて勾配が緩やかになり俎ーの頂上に到着。
”頂上付近から熊沢田代と会津駒ケ岳を振り返る”
9:20 燧ケ岳頂上。
風があってさすがに寒い。 少し霞んでいるが素晴らしい眺望である。
”向かいの柴安ーと尾瀬ケ原、至仏山。おなじみの景色” 至仏山はまだ真っ白。
”尾瀬沼方面”
頂上でのんびりした後、 東側の斜面を滑ろうと少し降りてみたが、カリカリで楽しそうでないので、止める。
ちょっと早いが登ってきた斜面を下る。
頂上直下の急斜面は、カリカリと新雪が入り混じって難しい。慎重に滑る。200m程降りたら、雪面が程よく緩んできて 滑り易い。
緩斜面の樹林帯は 木々の間を縫うようにして熊沢田代まで降りて暫し休憩。
この時間になったら、続々とスキーヤーが登ってくる。
”熊沢田代から先の斜面を続々と登るスキーヤー”
熊沢田代からちょっと登り返して、あとは下るのみ。 最初の急斜面は西側の木立の少ないところを滑る。
雪質は程よく緩んで滑り易い。
”熊沢田代の手前の急斜面”
後は登ったルートに沿って降りる。 駐車場に近づくにつれ、雪はかなり緩んだ状態になってきた。早い時間に降りてきて正解だった。
11:10 駐車場着。
朝はガラガラだった駐車場はほぼ満車状態になっていた。
スキーを車に積み込み、帰途に着く。
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