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<bgsound src="ich.mid" loop=-1> 南会津  三ツ岩岳
2009年12月8日(火)


”三ツ岩岳山頂方面”

[概要]
しばらく山歩きをやっていない。 雪が降らなくてスキー場もオープンしない。  さてと、今日は好天が約束されたような気圧配置なので久し振りに山へ出かけてみた。
行き先はやっぱり南会津、会津駒の隣の三ツ岩岳。 この山は山スキーではちょくちょく出掛けるが、山歩きとしては数年振り。
登ってみたら、ここはさすがに豪雪地帯。上から下まで完全な雪山だった。


[メンバー]  :単独
[山域&山名]:南会津(福島)、三ツ岩岳(2065m)
                 (登山口との標高差1020m、歩行距離13.6km)

[天候 ]      :晴れ
[行程 ]      :小豆温泉登山口(780m)6:10 - 8:30旧道との分岐 - 11:10 1800m地点 11:30 - 13:50登山口



6:50   小豆温泉登山口

スノーシェッド脇の駐車場に車を置いて、明るくなり始めた登山口を出発。 50段のスチール階段を登りきった辺りから登山道は雪で覆われ始めた。
黒檜沢沿いに付けられた登山道を進み、沢を越え斜面に取り付いた付近から積雪は20cm位になる。


1100mまで来ると左手に三ツ岩岳が見え始めるが、この時間、頂上付近はガスの中。





     ”1100m付近からの三ツ岩岳”


山スキーの場合は直登ルートをとるが、まだブッシュが埋まらないので夏道を進む。 膝下まで潜るサラサラのパウダースノーは余り抵抗にならない。


枝沢を幾つか越えてトラバースして行くと、旧道との分岐に合流。



8:30   旧道との分岐


尾根の急登に差し掛かると積雪量は増え膝上となるので、ここからスノーシューを着用。


ふかふかのパウダーとはいえ、スノーシューでの単独ラッセルは疲れる。 登高速度が次第に遅くなり立ち止まる時間が増える 。






     ”1500m付近から見た南会津の山々。 高畑、たかつえスキー場が白く見えるが、まだ滑れる状態ではない。”


1600m付近まで登ったら先程まで覆われていたガスが晴れて、霧氷で真っ白に化粧した樹木が現れた。 美しい自然の造形である。





     ”霧氷風景”



1700m付近で左手に三ツ岩岳が顔を出す。




     ”三ツ岩岳。 山名の由来の三ツの岩が見える。”


右手の窓明山はガスで覆われて姿を見せない。





     ”1800m付近のオオシラビソ林。真冬にはさらに5〜6m積雪が増えて頭の部分だけが雪の上に出る。”


ここまで、すでに5時間が掛かった。このペースだと頂上までまだかなり時間が掛かりそう。
トレーニング不足の軟弱な身体は限界のアラームを発する。 脚が攣りそうになってきたので今日の行程はここまでで終了。
こういう時の決断は早い。


11:10   1800m地点

周りの雪景色を眺めながら、持参した昼飯と温かい紅茶で暫し休憩。

休憩の後は下山である。 登りに比べて何と快適なことか。
日差しが強くサラサラの雪が次第に水分を含むようになるが、それでもまだ軽い雪。
グングン高度が下がる。




     ”窓明山がやっと顔を出す。 標高は僅か1842mだが既に真っ白な姿”






     ”1100m付近から見た三ツ岩岳と黒檜沢”



13:50   登山口。

新雪のスノーハイクは無事終了した。


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