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<bgsound src="hosinosekai.mid" loop=-1> 吾妻連峰  高山
2009年2月4日(水)


”高山の頂上から見た箕輪山”

[概要]
通常、「高山下り」と称して吾妻小舎を拠点に土湯まで下るクラシックコースであるが、 吾妻スキー場が閉鎖した今、吾妻小舎から通しで滑る人は少なくなった。
土湯側からは標高差1150m、往復 16kmのくたびれるコースである。 昨年は時間切れにより1500mで引き返したが今年はどこまで行けるか。
春のような天候で眺望は最高だが、その分、雪質はかなり悪い。天候、雪質、なかなか両方うまくいかない。

[メンバー]  :単独
[山域&山名]:吾妻連峰(福島)、高山(1805m)

[天候 ]      :晴れ
[行程 ]      :男沼下駐車スポット(660m)7:00 - 登山口8:05 - 9:40 ヤセ尾根10:00 - 12:10高山頂上 12:30 - 14:30駐車場



7:00   男沼下駐車スポット出発。

先週末から登山者は無いようで、トレースは見当たらない。先週末はかなりの湿雪が降ったようで、 ガリガリの雪が積もっている林道をガシガシと進む。 途中のヘアピンカーブはショートカット。一時間ちょっとで登山口を通過。


8:05   登山口を通過。

やがて尾根に取り付くと、この辺は雪質が異なる。 溝状の登山道は新雪が吹き溜まり、斜面は厚いモナカ状の雪。 スキーで踏み込むとミシミシと音がして10cmくらい沈む。厄介な雪だ。

1025mのピークは谷側をショートカットして進むと、 1050mから1200mまではブナの疎林の素晴らしい斜面が続く。


やがて1240m付近のヤセ尾根に着いて休憩。

9:40   ヤセ尾根。

左手に箕輪山方面が広がる。




     ”少し雲が流れる箕輪山方面”










 ”吾妻小富士の頭が見える。”













 ”左が雪庇で落ち込んだヤセ尾根”





1400mあたりから植生はツガの針葉樹に変わる。 1500mを過ぎると勾配は次第に急になり、滑りに最高の斜面となるが 相変わらず雪質は悪い。
日射しも強くなって、日の当たる斜面は表面が緩んで、 スキーのシールにダンゴ状に雪が着き始める。


やがて巨大な反射板が見えて、高山頂上に到着。




12:10   高山頂上。

風もそれ程強くなく穏やかな天気。 眺望が素晴らしい。




     ”東吾妻山”





     ”雲の上に浮かぶ磐梯山”





     ”一切経と前大巓”





     ”箕輪山と安達太良連峰”


頂上から少し下がったところで休憩。持参した昼飯をユックリ食う。

シールを外して下山に掛かる。 針葉樹林帯は最高の斜面であるが、雪質が大変難しい。
モナカ雪、カリカリ雪、とけた雪、そして日陰はなんとか柔らかい新雪。とバラエティーに富んだ 悪雪に手こずるが、ここは悪雪の練習と割り切ってゆっくり滑る。

1200〜1000mのブナの疎林帯は唯一滑りが楽しめる斜面だ。
1000mから下は登山道溝のボブスレーコース。新雪が積もっているので横滑りを交えて気持ちよく降りる。

林道は今朝方、自分が作ったトレースに乗って快調に。 脚がパンパンに疲れた頃 、駐車スポットに到達。


14:30   駐車スポット



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