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<bgsound src="hosinosekai.mid" loop=-1> 吾妻連峰  中大巓、若女平
2009年2月7日(土)


”若女平下り、1700m付近の霧氷”

[概要]
今年は暖冬気味で雪は多くないが、若女平下りは雪質も良さそうだ、ということで、 出掛けてみた。
今回は栃木のOさんと今シーズン初めての行動である。
天気予報は悪く無かったのだが、登っている間は、視界不良と風で、冴えない天気である。 下りに入る頃から晴天となって、久し振りに素晴らしい雪質の若女平下りを楽しんだ


[メンバー]  :二名(Oさん、恒)
[山域&山名]:吾妻連峰(福島、山形)、中大巓(1940m)、天狗岩(2004m)

[天候 ]      :曇りのち晴れ
[行程 ]      :#3リフト降場(1820m)9:05 - 10:35西吾妻小屋11:15 - 12:20若女平 - 13:05スカイバレー入口(870m)

今日は天気もまずまずとあって、ロープウェー駅には、山スキーヤーがかなり目立つ。 リフトを乗り継ぎ、ゲレンデトップから シールを付けて登行開始。



9:05  ゲレンデトップ

登りは我々がトップバッターのようだ。 新雪が積もったオオシラビソの樹林帯を少しラッセルしながら西吾妻小屋を目指す。
途中で後続パーティーに先を譲るが、これが栃木の”HAMAさん”グループであった。
このグループは先週末の悪天候の中を中大巓までで引き返し、今日はリベンジとのこと。









 ”天狗岩付近を行く Oさん”



視界は10m以下。風もあって、寒いので、西吾妻小屋に入って暖をとる。


10:35  西吾妻小屋

二階の入り口から入って、休憩。 お湯を沸かしてラーメンを作り、ゆっくりと昼飯。
その内に続々とパーティーが小屋に入ってくるので、我々は退室。

小屋の外に出てみると、さっきのガス模様がウソのように晴れ渡ってきている。





     ”西吾妻山”






     ”樹氷原”



休憩のあと、シールを外していよいよ滑走に入る。
締まった雪の上に新雪が2〜30cm積もって素晴らしい雪質である。


歓声をあげながらどんどん下る。 雪質が良いので急に滑りがうまくなったような錯覚に陥るのが不思議である。









 ”素晴らしい斜面で、OさんのJUMP”
 





一気に降りてしまうのは勿体無いので、途中でちょっと立ち止まる。




     ”真っ青な空に霧氷が映える”


少し右にトラバースしながら、1500m付近から尾根に乗る。
やがて傾斜が緩くなって若女平である。


12:20  若女平

若女平で小休止。 まるで春のような天気で、メルヘンチックな景色のこの雪原にいつまでも居たい気分である。








 ”若女平のダケカンバ林”





若女平から下の素晴らしい急斜面を下ると次はヤセ尾根である。

このヤセ尾根は今日はまだ誰も通過していない。雪庇の出来方がちょっと複雑で通過はスリル満点。
まず、Oさんが先に山を崩しながら通過。
そのトレースをたどって 私も通過。









 ”スリル満点のヤセ尾根”



カラマツ林を過ぎると、尾根の最後はスギの植林の急斜面。
いつもてこずる急斜面であるが、今日は雪質がよいので、それ程苦労しないで降りる。
最後は沢の左岸を滑り、橋を渡ってスカイバレーの入り口に出た。



13:05  スカイバレー入口

深雪で苦労した昨年に比べてかなり短時間で降りたことになる。
素晴らしい雪質の若女平ツアーを満喫。 Oさん、有難うございました。





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