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<bgsound src="ich.mid" loop=-1> 安達太良連峰  船明神山、安達太良山、鉄山
2010年10月12日(火)


”障子岩への登り口の紅葉”

[概要]
10月中旬になっても暑い日が続く。 今年の紅葉はどうなんだろうと、久し振りに出掛けてみた。

安達太良山は通常、岳温泉側から登るが、今回は西側の沼尻スキー場側から登ってみた。

晴天とはいかなかったが、ちょうど見頃の紅葉を眺めながら、初めて歩くコースを楽しんだ。


[メンバー]  :単独
[山域&山名]:安達太良連峰(福島)、船明神山(1650m)、安達太良山(1699m)、鉄山(1709m)(登山口との標高差約580m、延べ距離GPS計測12.4km)

[天候 ]      :曇り
[行程 ]      :沼尻スキー場登山口(1130m)7:40 - 9:50船明神山 - 10:20安達太良山10:50 - 11:15鉄山11:30 - 12:00胎内岩 - 13:30登山口


沼尻温泉からのスキー場内道路は凹凸もなく快適に登山口まで走行出来た。


7:40   沼尻スキー場登山口

ポストに登山届を入れてスタート。



前夜雨が降ったのか、登山道はかなり泥濘が多い。

ちょっと登ったところに、滝の展望台があるが、 さらに 登った稜線から覗く滝の方が間近に見える。






        ”1200m付近の稜線から見下ろす、白糸の滝。”


稜線に出て、後ろを振り返ると、ちょっと雲が掛かった磐梯山が見える。



湯の花採取場への分岐付近から、全面に紅葉が広がる。 晴れていたらさぞ素晴らしい色だろう。





        ”紅葉風景。左の岩は障子岩の始まり。”


1300mからの登りになると、登山道は荒れて泥濘がますますひどくなる。 こちらはメインルートではないのにと、首をひねる。

後で調べてみたら、2週間前に山岳トレイルランニングで600名の登山者がこのコースを通っていることが解った。



船明神山の岩の手前に乳白色の水をたたえた池があった。





        ”ひっそりと佇む池”


大岩を迂回して回り込むと、紅葉で赤くなった母成峠から連なる尾根が視界に入って来る。







        ”赤茶けた船明神山を遠望”



9:50   船明神山

ここから安達太良山は間近である。 ガスっていてよく見えないが、安達太良山方面から登山者の賑やかな声が聞こえてくる。

牛の背の稜線に出て暫く行くと安達太良山である。





        ”手前から見た安達太良山。 頂上に大勢の登山者が見える。”




10:20   安達太良山

この山の人気は凄い。 平日なのにゴンドラ方面から続々と頂上を目指してくる。





        ”頂上を目指す人の列。”







        ”矢筈森、鉄山方面。”


南に目を転ずると和尚山の雄大な姿と紅葉が見事である。



暫く休憩し、頂上をあとにする。乳首を降りるのも渋滞でかなり時間が掛かる。

降りたら牛の背を矢筈森方面に戻る。 少しづつ空が明るくなってきた。



左側に見える噴火口、沼ノ平の景観が凄い。





        ”沼ノ平を見下ろす。”


鉄山方面へ行く登山者は殆どいないので、静かな山歩きに変わる。 前面に鉄山の急斜面が見えてくる。



右下遥かかなたにに、くろがね小屋を見下ろすことが出来る。小屋の周辺の紅葉は今が見頃。





        ”くろがね小屋と周辺の紅葉”


やがて台地状の鉄山へ出た。




誰もいない頂上で持参の昼食を食べ、のんびりする。 安達太良山の賑やかさとはまるで違う静けさだ。

ゆっくり休んだあと先に進む。 なだらかな登山道を下ると、真っ赤な扉の避難小屋へ出た。

山スキーの時よくお世話になる小屋である。



小屋から進路を西方向にとる。 最初の目印はプロペラのモニュメント、しゃくなげの塔である。

墜落した飛行機の慰霊塔らしい。





        ”しゃくなげの塔。”


左に沼ノ平と朝登った障子岩の壁を眺めながら胎内岩の脇を進む。





        ”胎内岩の岩稜脇を進む。”


胎内岩の絶壁の向こうを覗きこむと今が見頃の紅葉を見下ろすことができた。

 



        ”胎内岩の向こうの紅葉。”


どこからこの岩壁を降りるのだろうと登山道を探していたら、こんなところに降り口があった。





        ”胎内岩の岩くぐりの入り口。 矢印の下を潜る。”




岩くぐりの後は硫黄川の川床までの下りである。





        ”下る途中の紅葉。”


次第に硫黄の刺激臭が強くなり、やがて温泉の源泉付近に降り立つ。 自然の露天風呂がいくつかあるが、「ガスが危険」と注意書きがある。





        ”源泉と湯ノ花採取場。”


川底から、障子岩への尾根まで80mほど登り返し、朝登った登山道を下って、登山口に戻った。



13:30   登山口

久し振りの山歩き、それも初めてのコース。 十分に楽しんだ一日だった。




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