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<bgsound src="ich.mid" loop=-1> 奥日光  日光白根山
2010年11月4日(木)


”朝の弥陀ケ池と白根山”

[概要]
この秋一番の冷え込みで、標高の高い山には雪が降った模様。 そして今日は終日快晴の予報。

さてどこへ出掛けようかと考えたが手軽に行けて、標高が高い、ということとなると白根山になる。

風もない絶好の登山日和の中で、今シーズン初めての新雪歩きを楽しんだ。


[メンバー]  :単独
[山域&山名]:奥日光(栃木、群馬)、白根山(2578m)(登山口との標高差:828m)

[天候 ]      :快晴
[行程 ]       :菅沼登山口(1750m)6:45 - 8:20弥陀ケ池 - 9:30白根山9:50 - 10:50五色沼11:20 - 13:20登山口

金精峠でちょうど日の出の時刻となった。 男体山と大真名子山の間が明るくなってこの辺りから日が昇るようだ。





        ”金精峠の夜明け。 中央、男体山、左、大真名子山。”



6:45  菅沼登山口を出発。


奥日光は日本でも有数の低温地帯。 登山口の気温は -6℃ 。 11月の初めとしてはかなり低い。 幸い風はないので寒くはないが、指先がちぎれそうに痛いので、 手袋の中で手を握ったまま暫く歩く。身体が温まるまでの辛抱だ。

今日は体調がいまいちなので、いつもに比べかなりのスローペースの歩きである。
2000mの手前で左手に金精山と温泉岳が目に入ってきた。





        ”金精山と左にちょっと見える温泉岳。”


標高が上がるにつれて積雪は少しづつ増えて新雪を気持ちよく踏みながらの歩きである。


弥陀ケ池まであと0.9kmの標識を過ぎ、 座禅山の裾を巻くように付けられた登山道を行くと勾配はなだらかになりほどなく弥陀ケ池のほとりに出た。





        ”氷結した弥陀ケ池と白根山。 一時間半歩いたあと、初めて見る感動の場面。”


池を過ぎて、右に進路を取る。 右に座禅山を見ながら沢沿いを暫く行くと白根山への直登ルートに出る。


白根山の急斜面は風が強い為か積雪はそれ程なく、岩や小灌木にエビのシッポが成長して、厳しい景観だ。





        ”2450m付近から白根山の頂上方向を見上げる。 この急な沢状のゴロ岩地帯を登り詰める。”


2500m付近で稜線に出る。 ここが頂上直下である。





        ”2500m付近から弥陀ケ池方向を見下ろす。 左上に菅沼も見える。”


白根山の手前のピークを過ぎ、その先の小さな谷を越して白根山頂上に出た。


9:30  白根山

2578mの頂上はさすがに風当たりが強い。 まずは四方の景色をカメラに収めて、岩陰で暫く休憩。





        ”白根山頂上。 背景の山は越後三山から平ケ岳”


   



        ”燧ケ岳と会津駒ケ岳を遠望。”






        ”男体山と女峰山。”






        ”富士山もクッキリ。 残念ながら写真にはあまり旨く写らない。”


しばらく景色を眺めたあと、五色沼方面へ下山する。

小さな谷を越えると奥白根山神社がある。



登りの北側斜面に比べ、下りの南東斜面は吹き溜まりで比較的積雪が多い。 登山道は隠れて判別し難いので雪を踏みながら適当に降りる。





        ”下る途中に見える五色沼。”


避難小屋まで下りて、前白根方面へと思ったが、今日は朝から体調があまり良くないので、簡単な五色沼経由のルートを選ぶ。

小屋から五色沼までの登山道も殆ど雪で隠れているので、適当に進んでいくとやがて沼の畔にでた。


10:50  五色沼

ここで大休憩とし持参したおにぎりで昼食とする。

白根山が近すぎてカメラに収まらない。 少し離れたところまで行って写真を撮る。
ここから見上げる白根山の姿も又素晴らしい。





        ”五色沼の畔から白根山を見上げる。”


休憩の後、 弥陀ケ池まで約100m登り返す。 その後、今朝登った道を登山口まで戻る。 雪が少しづつ解けて滑り易くなっているのでゆっくり歩いて登山口へ。


13:20  登山口

紅葉のピークは既に過ぎたが、今日は好天の為か、中禅寺湖から日光までの道路はかなりの渋滞だった。



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