スキー場のレストハウス前には樹氷観光ツアーの雪上車が数台待機している。
朝一番のリフト乗車は山スキー及び山登りの客が多く占めている。
9:35 リフト降り場。
リフトを3本乗り継ぎリフト降り場から早速シールを付けて歩き始める。
取りあえず最初は雪上車の跡を辿る。
山へ登る人たちは途中から軌道から外れ、それぞれ思い思いのルートを進む。
頂上方面が時々ガスの切れ間から顔をのぞかせる。
”1450m付近から頂上方面を見る。”
1500m付近で早くも折り返してきた雪上車とすれ違う。

”折り返してきた雪上車。”

”1600m付近を登る Oさん。”
このあたりから視界が悪くなり同時に吹き付ける風が強くなる。 雪面はガリガリでシールが滑るので、ここでスキーアイゼンを装着。
強風の中、夏道沿いに付けられた竹竿を辿って進むと、ガチガチにエビのしっぽで覆われた避難小屋が現れた。
11:20 刈田岳避難小屋。
小屋の陰で風を避け休憩。ホッと一息
視界は無いし、強風も吹き付けるので、頂上はパスして、ここから引き返すことにする。
滑るルートを考えるが、視界が悪くまともには滑れないので、取りあえず登りのルートに沿って暫く下る。
パラダイスコースを考えていたが、コースからかなり外れたので左方面を目指す。
1600mまで下るとやっと視界良好
となり、ヤレヤレだが斜面は既に緩やかになってしまった。
1450mからはちょっと趣向を変えて進路を更に左方向にとる。 傾斜は余り無いがまずまずの滑りが出来る斜面である。

”1450m付近を滑る。 なるべく登り返しがないようにルートを定める。”
1350mには面白そうな急斜面ががあった。

”急斜面を滑り始める Oさん。”

”急斜面を滑った跡。 何故か転んでいる人を発見。”
滑ってみると下の方は重い新雪が厚く、ターンがしにくい。

”急斜面を滑った跡を見上げる。 更に画面外、左の急斜面には小さい雪崩が発生していた。”
見晴小屋まで下って休憩。 少し腹ごしらえ。
ここまで降りると天気は大変穏やかになるが、 頂上方面は依然として、ガスの中。
最後はスカイラインの道なりに滑ってスキー場へ。
13:00 スキー場。
今回も山は笑顔を見せてくれなかったが、これが山の姿。 自然を存分に楽しんだ一日だった。