7:55 赤面山スキー場跡駐車場を出発する。
出発時の気温は0℃。比較的暖かい。
山スキーヤーが一人先行して出掛けていった。
ゲレンデに取り付くと雪質はかなりのアイスバーンである。下りのスキーが思いやられる。
ラッセルの必要がないので、登りは楽である。今日初めてゲレンデ用の広幅板にアルペントレッカーを付けて
登ったが、重さを我慢すれば何とかなりそうだ。
第一リフトの終点あたりに来ると、上の斜面全体が見通せるようになる。昨年より雪が少ない感じだ。
今年は全国的に積雪量が多いのに、ここはちょっと違う。普段、風当たりが強くて雪が積もらないのであろう。
”第一リフトの終点から上方を見る。ガリガリのアイスバーンだ”
斜面の途中から右のブナ林を登る。ブナ林に陽の光が差し込んで、なかなかいい感じの光景だ。

”ブナ林の中を進む。”
やがてゲレンデトップに到着。ここで先行の方に追いつく。埼玉から来られた、Kさんである。
小休止のあと尾根沿いに頂上を目指す。
1600m付近に来たら前方の那須連山が目に飛び込んできた。圧倒される光景に暫し見とれる。

”いきなり目に飛び込む茶臼岳(左)と朝日岳”
最後にガリガリの坂を登ると、赤面山の頂上に出た。
10:20 赤面山の頂上

”赤面山の頂上。エビのシッポが見事に出来ている。”
360度何も遮るものなし。那須連峰、そして右に目を移すと、
旭岳から、大白森山が静かなたたずまいを見せている。

”赤面山頂上から那須茶臼岳、朝日岳、スダレ山を望む”

”大白森山方面”
頂上では埼玉のKさんと山スキー、山歩き談義に花が咲く。Kさんはスダレ山まで往復するため出発したが、
当方、ゲレンデ用の靴のため、今回は諦めた。
スキーを着けて、下山にかかるが、ちょっと雪質が悪すぎた。殆どがアイスバーン。それに雨で流れた溝付きとあって
まともに滑れない。
こけること数回。やっとゲレンデのトップに出た。
ゲレンデではなるべく良さそうな場所を選んで下る。

”ゲレンデの一部。この辺りは風でパックされているがなんとかなる。”
途中まで来たら、異様な音にびっくり。若者が6人それぞれにスノーモービルに乗ってゲレンデ跡を走り回っている。
なんとも興ざめである。

”ゲレンデの途中から下方を見る。下の方にスノーモービルが並んでいる。”
ゲレンデの下の方に来てもアイスバーンは変わらない。苦労しながら登山口まで降りた。
12:30 スキー場跡駐車場
振り返ると赤面山スキー場跡全景が見渡せた。朝は少し雲が掛かっていたが、この時間快晴である。

”駐車地点から見た、赤面山スキー場跡の全景”