天狗平登山口(400m)6:00 - 7:50石転び沢出合 - 10:20梅花皮小屋11:00 - 11:30北股岳 -
12:30扇ノ地紙 - 16:00天狗平
6:00 天狗平登山口(400m)を出発する。
駐車場には既に数台の車が駐車してあり。一台は出発準備中。
温身平まで平坦な林道歩きである。朝のウオーミングアップにちょうど良い。
”温身平の朝”
砂防ダムを越えて梅花皮沢の左岸を歩く。登山道脇に咲く色々な花が目を楽しませてくれる。
”サンカヨウの群落”
しばらく行くと登山道が雪で途切れ途切れになり、梶川のかなり手前から雪渓歩きとなる。
雪渓崩落が所々あるが、かなりしっかりした雪渓で今年の雪の多さを改めて実感。
石転び沢出合から沢全体を見上げることが出来る。
稜線付近はガスっているようだ。
”石転び沢出合から上を見上げる”
大岩で休憩。ここまで約2時間かかったことになる。
アイゼンを着けて再スタート、後方に3名の登山者が見える。
この雪渓は登高効率がすこぶる良い。グングン高度が上がっていく。
ほん石転び沢付近から傾斜は段々きつくなるのでストック1本を収納し、右手にピッケル左手にストックのスタイルで最後の急斜面に備える。
”1500m付近から上方を見上げる。梅花皮小屋はガスの中。”
最後の斜面は勾配が物凄い。幸い適当に表面の雪が緩んでいるのでそれ程苦労することなく登ることが出来るが、急な登りで足首が疲れる。
”急斜面から斜面越しに北股岳方面を見る”
”最後の急斜面から石転び沢を見下ろす。”ちょっと足がすくむ。
稜線の直下でやっと小屋が見えてきた。
”やっと梅花皮小屋が見えた。”
10:20 梅花皮小屋
ガスは少しづつ切れてきているが、それでも余り視界は良くない。小屋に入って暫く休憩。この小屋はいつ来てもきれいで感じが良い。
なかなか晴れそうもないので、腰を上げて北股岳に向けて出発。
”北股岳への登りの途中から梅花皮岳と、手前、梅花皮小屋を振り返る。”
北股岳への登りは一部を除いて夏道が出ている。右の斜面に張り付いた雪が崩壊を始めている。
北股岳の頂上からは、残念ながらあまり眺望は良くない。
”北股岳頂上。”
”石転び沢を覗く”
門内岳まではお花畑を見ながら稜線漫歩。視界が良かったらさぞ素晴らしいであろう。
ハクサンイチゲ、ミヤマキンバイなどが今まさに満開。
”お花畑と後方の門内岳”
ギルダ原を越えて門内岳に到着。
小屋の裏手、石転び沢面はまだかなりの雪で覆われている。

”門内岳”
相変わらず眺望はいまいちであるが、余り風もなく日射しがないので歩くのには都合が良い。
扇の地紙から梶川尾根の下りになる。登山道が大部分雪で覆われている。

”梶川尾根から見た地神山方面”
梶川峰で小休止。ここから段々きつい下りになる。

”梶川峰からみた梅花皮岳と梅花皮小屋方面”
ここから夏道と雪面が半々位になる。傾斜が急な雪面はストックを使って簡易グリセード、なかなか旨くいかず時々転ぶ。
それでも、凹凸のある夏道より楽しい下りである。
五郎清水の所で、間違えて清水方面に降り、道草を食う。清水はまだ雪の下。
少しづつ晴れて、飯豊山方面が見えてきた。

”飯豊山の遠望。左はダイクラ尾根”
滝見場付近から石転び沢と梅花皮岳、北股岳が見通せる。ここから眺める石転び沢は迫力満点だ。上部の急傾斜が凄い。

”滝見場付近から石転び沢と梅花皮岳、北股岳”
湯沢峰からは、600mの急降下。効率の良い下りであるがくたびれる。
人の多い北アルプスでこんな下りがあったら、膝を痛める人が続出するであろう。
やがて飯豊山荘の赤い屋根が見えて、この下りも終盤に近づく。林道に降り、湯の沢の冷水で顔を洗い、長い一日が終わった。
16:00 天狗平登山口
車のところで着替え中にブヨの集中攻撃のおまけ付きであった。
咲いていた花々(主なもの)
2006年山行一覧表
飯豊連峰-山行記録
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