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<bgsound src="scar.mid" loop=-1> 吾妻連峰  西吾妻山-二十日平
2006年2月28日(火)


”西大巓への途中からの磐梯山”

[概要]
二月も最終日、季節は着実に冬から春に向かっている。
好天の予報だったので久し振りに西吾妻山-二十日平へ出掛けた。このところの高温と雨でパウダースノーは望むべくもないが、 それにしても凄いアイスバーン。もう少し、ましな雪質を期待したのだが残念。お陰で登りはツボ足で楽々。 その分下りのスキーに手こずった一日であった。

[メンバー]  :二名(Kさん、恒)
[山域&山名]:吾妻連峰(福島、山形)、西吾妻山(2035m)
                 (登山口からの標高差、登り:450m、下り:1030m)
[天候 ]      :晴れ
[行程 ]      :グランデコスキー場リフト終点(1585m) 9:00 - 12:00西吾妻山12:20 - 14:30二十日平 - 15:25グランデコスキー場

センターハウスで入山届を提出し、 始発のゴンドラに乗ってスキー場上部へ。下から西大巓と西吾妻を見渡すと青空の好天である。更にリフトを乗り継いでスキー場のトップへ。 この時間はスキー客は数えるくらいしか見当たらない。

9:00   グランデコスキー場リフト終点を出発する。




      ”リフトトップからの磐梯山”



表面に昨夜降った雪が少し積もっているが、その下はカチカチである。ツボ足で問題なく登れる。 気温は-5℃位か、無風状態のため全く寒さを感じない。
スキーをザックに付けて歩くが直ぐに汗ばんでくる。アウターを脱ぎ中間着のみになる。

1800m付近まで登ってきたらシラビソの樹が小さくなり、回りが見渡せるようになる。
朝の光を浴びた磐梯山を眼下に見下ろす。まさに孤高の輝きである。(トップの写真)
左に目をやると安達太良連峰の全容が見える。




      ”安達太良連峰”

1843mのピークを右に巻いて、ここでスキーを着ける。西大巓の頂上は踏まずスキーでショートカット。




      ”ショートカットの斜面とその先の西吾妻山”

西吾妻山への鞍部からは再びツボ足の登高。振り返ると西大巓の頂上と頂上直下の斜面が広がっているが、今日の雪質では この斜面も殆ど滑れないであろう。









 ”西吾妻への登りから西大巓を振り返る”



途中の樹氷はこのところの暖かさで痩せ細っていたが、西吾妻山に近づくにつれて形が整ってくる。




       ”西吾妻山と樹氷”

西吾妻小屋付近まで登ると一気に視界が開け、真っ白に輝く飯豊連峰、朝日連峰が目に飛び込んでくる。




       ”飯豊連峰遠望。手前は西吾妻小屋”

やがて傾斜は緩やかになり西吾妻山の頂上に到着。


12:00  西吾妻山

樹氷を風よけにして休憩。持参した昼飯を少し腹に入れる。









 ”西吾妻山頂上の樹氷”






       ”西吾妻山頂上から、磐梯山とその向こうの猪苗代湖。”

風があるのでさすがに寒い。風当たりの良い頂上には長居は出来ないので、下ることにする。
問題の滑走である。雪面はガリガリで殆ど歯が立たない。横滑りと斜滑降、キックターンで少しづつ高度を下げる。
ゆっくり降りるが、それでもエッジが引っ掛かり再三の転倒。登りよりはるかにくたびれる。

オオシラビソの樹林帯に入ってもアイスバーンは続く。1300m付近まで下りたら少しづつ雪面が緩みターンができるようになる。

最後の二十日平だけは快調に滑り、そろそろ沢を渡る付近。と、渡ってみたらちょっと早すぎたようだ。再び元の位置まで時間を掛けてもどり、 最後に再度沢を渡り、急斜面を登ってスキー場の下部へ出た。 今年は雪が多い筈であるが、沢は既に水流が出ていて、もう直ぐ渡れなくなりそうだ。

15:25  グランデコスキー場着

沢を渡る場所を間違え、アルバイトもしたので、結局登りも下りも同じ時間が掛かった。
ご苦労さん。


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