山スキーのページ
南会津
大戸沢岳
2006年4月18日(火)
1500m付近から見た”大戸沢岳”
[概要]
毎年出掛けている大戸沢岳。今回は下大戸沢スノーシェッドからスタートし頂上を往復した。 今日は高気圧に覆われて晴れ。まるで初夏の気温で、登りは汗だく。下りの雪面はぐさぐさ。 天気、気温、雪面の3条件は、なかなか揃わない。
[メンバー] :単独
[山域&山名]:南会津(福島)、大戸沢岳(2089m)
(登山口からの標高差、登り、下り:1259m)
[天候 ] :晴れ
[行程 ] :下大戸沢スノーシェッド脇(830m)6:20 - 9:10 1553mポイント - 11:00大戸沢岳11:40 - 13:10下大戸沢スノーシェッド
6:20 下大戸沢スノーシェッド脇を出発する。
雪は締まっているので、スキーを担ぎ、ツボ足で歩く。尾根に取り付くといきなりの急登。ここでアイゼンを装着。
朝の気温は0度くらいであったが、風も無く登りだすと、すぐに汗だくになる。 アウターを脱ぎ、さらに中間着も脱いで、アンダーシャツだけでちょうど良い。
1300m付近に来たら右手の木々の間から三岩岳が輝いて見え始める。
”1300m付近の斜面から見える三岩岳”
1386mのピークの手前はなだらかな斜面でやっと一息つける。ここからはシールを貼ってスキー歩行。
”1386m手前の緩斜面”
1386mのピークに来ると、大戸沢岳全景が視界に入ってくる。頂上はまだまだ遠い。
このあたりから尾根は南西方向に向きを変える。暫くは余りアップダウンの無い稜線歩きが続く。
”1553mのピークに向かう稜線”
日射しが段々強くなってきた。気休めに日焼け止めを顔に塗りつけるが汗で効果の程は疑問。
今日は晴れているが、遠景はちょっと霞んでいる。気温が高いのと、どうやら黄砂の影響のようだ。
9:10 1553mポイント
今からの登りに備えてここで大休止。 ここから見える大戸沢岳は優雅な姿だ。なだらかに見えるが、なかなかの斜面であることは先年既に経験済み。 ここから500mの登りである。
”1553mmからの大戸沢岳とその登り斜面”
1553mのピークを過ぎると一旦ちょっと下り、最後の急登になる。 木立は少なく、スキーに絶好の斜面であるが、今日のこの高温で雪面は早くも悪くなってきている。 古い雪面に昨日降った新雪がまだら模様になっている。新雪部分はシールがよく効くが、そうでない部分は 急登では滑るのでジグザク登高となる。
1800mを過ぎると無木立の大斜面になる。休憩ピッチが段々短くなる。
2000mあたりから傾斜は少し緩やかになる。右手に三岩岳から大戸沢岳への稜線が続いている。余り高低差はなく、 この時期のみに歩けるルートだ。
”右、三岩岳と大戸沢岳へ続く稜線”
大戸沢岳の頂上は南西方向に暫く行ったところにある。スキーを手前にデポしツボ足で頂上を踏む。
11:00 大戸沢岳頂上
”大戸沢岳頂上から会津駒ケ岳と中門岳へ続く稜線”
燧岳の姿がぼんやり見えるが写真には写らない。
頂上付近はさすがに風が強い。アウターを着込み、風の当たらない場所に移動 。 コンビニで買った昼飯を出してノンビリと休憩。
大休憩の後、靴の金具を締め直していよいよ滑降開始。1250m余を登って来た者のみが味わえる感動の瞬間。
”頂上直下の大斜面”
大斜面だからどこを滑ってもよい。まさに天然の大ゲレンデ。 昨年は大きな吹き溜まり状の急斜面があったが、今年はまた違う。雪面はザラメに新雪が部分的に載って、 滑りが急変するので注意を要する。 それでも無木立の大斜面は快適そのもの。
”下り斜面と1553mピークから左に連なる尾根”
あっという間に1553mまで降りてしまった。
下るに従って雪面状態は段々悪くなってきた。北東に続く緩斜面の尾根をブナの樹を避けながら滑り高度を下げる。
1200mまで降りたら雪質はかなり悪く、グサグサという感じになってきたので、慎重に降りる。 1100m付近で、昨年はコースを間違えたのでしっかりと状況を見て、今朝登ったルートを降りる。
13:10 下大戸沢スノーシェッドに到着
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