山歩きのページ

<bgsound src="scar.mid" loop=-1> 奥秩父 
金峰山、瑞牆山
2001年12月1日(土)〜2日(日)


 富士見平林道からの”瑞牆山”


[概要]
この季節東北の山々は冬姿である。 まだ登れる山ということで、奥秩父の盟主、金峰山と 岩峰連なる瑞牆山へ出掛けた。 

[メンバー]  :単独
[山域&山名]:奥秩父(長野、山梨):金峰山(2595m)、瑞牆山(2230m)
[天候 ]      :晴れ時々曇り
[行程]
(12/1): 瑞牆山荘登山口(1515m)8:30 - 10:00大日小屋10:20 - 12:10金峰山12:30 - 14:00大日小屋14:10 - 15:00富士見平小屋(小屋泊)
(12/2): 富士見平小屋6:00 - 7:20瑞牆山7:40 - 8:40富士見平小屋9:00 - 9:30瑞牆山荘登山口

一日目:瑞牆山荘登山口〜金峰山〜富士見平小屋
瑞牆山荘前の大駐車場に車を留める。 ここは植樹祭が行われた地で道路、駐車場とも立派であるが、自然環境 を少なからず壊している点が気になる。

8:30   瑞牆山荘登山口を出発する。

富士見平林道を横切りながら登って行くと富士見平小屋の前に出る。 この小屋も先月末で 営業は終わっている。 今日は大日小屋に泊まる予定なのでここは素通りする。
カラマツ林の中のなだらかな道を進み、飯盛山の裾を巻いて行くと、大日小屋へ出た。
取り敢えず小屋に荷物を置き、サブザックに必要品を詰めて出かける。
大日小屋からは急な坂になる。 それに続く岩場の先が巨岩の大日岩である。
ここから樹林帯の尾根歩きとなり、更に進み急な登りの先で視界が開ける。 砂払いの頭というピークである。




    砂払いの頭から”千代の吹上げと金峰山”









  砂払いの頭から”瑞牆山”を見下ろす。
 



ここからは右(山梨側)がスッパリと落ちたヤセ尾根で、稜線の日陰部分に雪が積もっている。 岩場に積もった雪は始末が悪く、アイゼンを持たないので滑り易い。 苦労してこの斜面をクリアした後 は緩やかな稜線歩きで、目の前にそびえる金峰山の巨岩が段々近付いてくる。



    ”金峰山頂上の五丈石”

12:10  金峰山

頂上からは四方遮るものなし、南に富士山が大きい姿を見せている。








  金峰山頂上からの”富士山”
 



眺望を堪能したあと元の道を大日小屋まで戻る。

14:00  大日小屋

この小屋は中が寒々としている。 まだ時間があるので富士見平小屋まで行くことに決め 荷物をパックし出発。

15:00  富士見平小屋

小屋には利用者は誰もいない。 管理箱に利用料を入れ、だだっ広い小屋の中にシュラフを広げる。 持ってきたウィスキーで一人宴会をして夕食をする。


二日目:富士見平小屋〜瑞牆山〜瑞牆山荘登山口
6:00  富士見平小屋

明け方はかなり冷えた。 ペットポトルの水がシャーベット状になっていた。
朝食を済ませて、ちょっと薄暗いが出発する。 富士見平小屋の手前から林の中を進み、急坂を下って天鳥川へ出る。 殆ど水の無い川を渡り再び 樹林帯の道を登る。 この辺は余り良くない道で、 木の根を越えながら行くと、左に大きな岩が現れる。 北側へ回り込みながら歩き、最後の岩場を登ると全体が一枚岩で出来ている山頂に出る。

7:20  瑞牆山









  ”瑞牆山頂上”
 



少し霞んでいるが、南西方向に白峰三山、北西方向に八ヶ岳が広がっている。


    ”白峰三山”




    ”八ヶ岳”

休憩したあと元の道を戻る。

8:40  富士見平小屋

荷物をパックし、下山する。

途中富士見林道の途中に瑞牆山の全景が見渡せるスポットがあり暫し眺める(トップの写真)。

9:30  瑞牆山荘登山口

初冬の静かな山旅は終わった。 この領域はシーズン中は登山者で混みあうが今の季節は積雪も無く 楽に登山が出来てお勧めである。


2001年山行一覧表  その他の山-山行記録  Home