会津と越後の境の豪雪地帯に位置する御神楽岳、その前衛峰の本名御神楽岳へ出掛けた。 標高は1300m
に満たないが豪雪地帯にあるので登山道はまだまだ残雪で埋まっていた。
7:30 霧来沢橋の駐車スペースを出発。
土曜日であるが、この時間登山者はいないようだ。山菜採りの車が入っている。
沢沿いの道を進む。 途中、八乙女ノ滝の前を巻くように水際を越えていく。 豪雪地帯で沢には大きなデブリが何箇所
も張り出している。
沢沿いから登山道は離れ直角に尾根を登るようになる。 このあたりが一番の急登で尾根沿いにアカヤシオの花がちょうど
見頃である。
急登を登り切ったあたりから左前方に雪崩で磨かれたスラブが現れ、右前方に本名御神楽岳とその壁が少し見える
”雪崩に磨かれたスラブ”
”本名御神楽岳とその壁”
緩やかな稜線歩きが少し続いたあと”熊打”という場所に出る。 ここから本名御神楽岳が望める。
熊打からの”本名御神楽岳”
鎖場を越え更に行くと避難小屋に出る。 小屋から先は夏道は雪で完全に消えて雪庇の上を歩く。 会津側は鋭角に落ち込んでいるので
ちょっとスリルがある。雪庇歩きのあと最後の登りを終えると本名御神楽岳の頂上に出る。
10:30 本名御神楽岳
頂上は余り広くはないが、見晴らしは満点だ。前方の稜線の先に御神楽岳が続いている(トップの写真)。 浅草岳、越後三山なども見える。今日はここまでとし、御神楽岳は次の
機会に譲ることにする。
頂上で十分に休憩のあと、来た道を其のまま戻る。
気温が上がってきた為か、
時々、ドドーンという凄い音と共に向かいの壁で雪崩が起きている。
13:30 霧来沢橋着
咲いていた花
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