テントを購入したので、一泊のテント泊山行として、仙丈岳を選んだ。 ちょっと中途半端な時期で歌宿から北沢峠までの歩き
が必要だがトレーニングを兼ねて出掛けた。 当然この時期に山に入る人は少なく、殆ど人に会うこともなく、静かな春の山を楽しんだ。
(6/2): 歌宿(1680m)9:15 - 11:30北沢峠キャンプ場11:50 - 14:30小仙丈岳 - 15:30仙丈岳15:40 - 17:50北沢峠キャンプ場(テント泊)
(6/3): 北沢峠キャンプ場4:00 - 5:00仙水峠5:20 - 6:10北沢峠キャンプ場6:50 - 9:40歌宿
長野県長谷村の駐車場に車をとめてバスで歌宿まで。バスの乗客は二名のみであった。
9:15 歌宿を出発する。
もう一人の方は丹渓新道を通って仙丈岳へ登るとのこと。こちらはまず二時間の車道歩きである。
アスファルトの道は最初は調子が良いが、単調でだんだん疲れてくる。
藪沢の滝を見て、北沢峠を通り、長衛小屋のキャンプ場に着いた。
11:30 北沢峠キャンプ場
テントを設営し、軽量ザックを持って出掛ける。 キャンプ場からは巻き道を通って尾根に出る。 大滝ノ頭を過ぎると
森林限界を超え視界が開ける。
後面に甲斐駒ケ岳がすぐそこに見え、鳳凰三山も谷間の向こうに見える。ちょっと霞んでいるのが残念。
”甲斐駒ケ岳”

”鳳凰三山”
左手にはピラミダルな北岳が威容を示している。

大滝の頭付近からの”北岳”
小仙丈岳の手前からは半分くらい雪道となる。 羽を夏の色に変えかけた雷鳥がハイ松の中を出入りしている。
やや急な道を登って行くと岩の露出した小仙丈岳の小さいピークへ出た。
ここからは広々とした小仙丈カールの向こうに仙丈岳
を望むことが出来る(トップの写真)。
やや曇ってきたが、左側には北岳と間ノ岳が並んでいる。

小仙丈岳から”北岳と間ノ岳”
小仙丈岳からは比較的緩やかな稜線歩きである。だんだん雲が多くなってきた。仙丈小屋への分岐を過ぎ一頑張りしたら
頂上へ出た。
15:30 仙丈岳
晴れていれば素晴らしい展望であろうが、残念ながら眺望は得られない。 一休みして下山する。
元の道を其のまま下りテント場に着いた。
17:50 北沢峠キャンプ場
広いキャンプ場にテントは一つだけである。

北沢峠キャンプ場と”テント一つ”
持参したウィスキーで一人宴会をしてテントに横になったらすぐに寝てしまった。