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<bgsound src="scar.mid" loop=-1> 南会津  会津駒ケ岳
2002年4月20日(水)



”会津駒ケ岳と大戸沢岳”


[概要]
会津の奥深く、6月まで雪で覆われている100名山。初めて山スキーで出掛けた。 天気が良いのと、朝早いこともあったのか、意外に早く登れた感じであった。 下りは初めてのスキーでもあり、安全第一で降りた。不安もあったが、まーまー滑って降りられた。 やみつきになりそうである。

[メンバー]  :単独
[山域&山名]:南会津(福島)、会津駒ケ岳(2132m)

[天候 ]      :晴れ
[行程 ]      :滝沢橋登山口(930m)6:20 - 10:30会津駒ケ岳10:50- 13:00滝沢橋登山口

6:20  滝沢橋登山口を出発する。
平日であり他に車はない。 林道をスニーカーで歩いてみると問題が無いのでそのまま歩く。尾根に取り付く付近は雪がない。階段を登ると、しばらく夏道が出ているが、そのうちに雪の斜面となる。 共同アンテナ手前で傾斜が急になってきたので、スキー靴に履き替える。所々赤布が下がっておりそれを目標にただひたすらに 登る。 1700m付近まで来ると左手に燧ケ岳の頭が見えるようになる。結構きつい斜面だ。







”途中の斜面から燧ケ岳の頭が見える”




1800mを過ぎると勾配は少し緩やかになってきたので、スキーを付けてシール登行に切り替える。慣れないので足が疲れるが トレーニングの積もりで我慢。 ツボ足の方が速い。 右手の沢越しにスキーに適した斜面が前面に広がり、大戸沢岳と会津駒ケ岳が見え始める。
緩やかな稜線を更に進み駒ノ小屋は寄らずショートカットして最後の急斜面にかかる。




    会津駒ケ岳の全容”

日射しが強くなって、 雪面はオブラートみたいに薄い透き通った氷状になっている。斜面を登り切ると、平らになり標柱のある頂上に出た。

10:30 会津駒ケ岳 





”会津駒頂上”
 遠方は燧ケ岳。



標柱はまだ半分以上雪の下だ。ザックを降ろし、早速持ってきたビールを飲む。乾いた喉には心地よい刺激だ。  北方に目をやると、なだらかに延びている尾根の先に中門岳と、その向こうに三岩岳、会津連山が真っ白につながっている。





      中門岳と三岩岳”

十分に休んだあと靴の金具を締めて下りに入る。自然の山を滑るのは初めてであり、最初は緊張するが、 滑り出しがなだらかなのと、広い斜面なので、なんとか曲がる。 広い自然のゲレンデを夢中で降り、あっという間に1800m地点まで降りた。この辺から少しづつ木立が出てきたので、慎重に 進路を選びながら滑る。1600m地点で今日初めての登山者と出会った。しばらく雑談をしたが、会津駒より、燧ケ岳の方が 急斜面はあるが、降りやすいといっていた。
益々木立が増えて滑りにくくなってきた。斜滑降と横滑りで雪が切れるところまで降りた。ここからはスキーをザックに付け、 靴をスニーカーに履き替えて、登山口まで戻る。登山道の脇の土手にはふきのとうが芽を出している。

13:00 滝沢橋登山口着
初めての山スキーは無事終わった。
荷物を車に積んで、すぐ近くの駒ノ湯で汗を流したあと、帰途に着く。


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