燧ｹ岳、山スキー

土曜日とあって、御池駐車場には１０台以上の車があり既に殆どの人が出発していた。

6:00 御池駐車場を出発。
駐車場奥の雪壁を登り木立の中を真南に向かって歩く。冷えているので雪はかなり固い。トレースがあるのでそれを選んで歩く。広沢田代への登りでもトレースを利用させて貰う。意外に問題なく登れる。やがて広沢田代へ出た。田代の中央部で小休止。先を見ると数人歩いているのが見える。

平原状態の田代を過ぎると、熊沢田代への急壁である。殆どの人はツボ足だが、中にこの急斜面をシール登行している人がいた。人それぞれに得意分野があるようだ。急斜面を一歩一歩という感じで高度を上げていく。この傾斜は３０°以上ある感じである。
やがて傾斜はゆるやかになり熊沢田代へ出た。田代はまだ一面の雪だ。、スキーを履いてちょっとだけ滑る。

”熊沢田代から燧ケ岳”

少し休んで最後の登りに備える。ここからの登りは燧ケ岳の頂上が見える。　トレースの後をついて登る。
樹林帯を過ぎると無木立の最後の急斜面にかかる。標高差２００ｍはあるだろう。　きつい登りだ。すこし東側から回り込むようにしてやっと頂上へ出た。

9:00 燧ケ岳
頂上からは雪を被った越後の山々が見える。尾瀬ｹ原方面は曇っていて見えない。

休憩のあと、スキーを付け、滑降に入る。
急斜面であり緊張するが大きな斜面のため、なんとか曲がる。雪質はザラメになっていて滑りやすい。はるか下に熊沢田代が見え、遠方に会津駒ｹ岳を望むことが出来る。

下り斜面から熊沢田代方面

左方向に回り込みながら樹林帯へ入った。ここは、木立の中をルートを選びながら進む。熊沢田代が見えるところまで出た後は、緩い斜面を直滑降で降り、ちょっと推進滑走するがすぐに止まってしまった。スキーを脱いで暫く歩くと急斜面へ出た。
少し休んだあと、急斜面を下る。ちょっと狭いので、無理しないでルートを選びながら斜滑降で下る。
やがて広沢田代の平らなところへ出て、小休止。
広沢田代を推進滑走で進んだあと、最後の急斜面に出る。ここも狭くて、荒れている。最初は慎重に降りて行ったが、斜面の下の部分で試しにターンして降りてみた。１、２回はターンしたが案の定転んで５ｍくらい滑り落ちて止まった。
最後の平坦地ではルートを選びながら駐車場まで滑りた。

10:30 御池駐車場着
荷物を車に積んで帰途に着いた。

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