雪の至仏山を登ることが出来るのは今日まで。明日から夏山シーズンまで登山道は閉鎖される。
ショートスキーをもって出掛けたが、ゲレンデとは勝手が違い簡単には滑れなかった。
鳩待峠に着き、駐車場に入ったら、管理人が申し訳なさそうに来て駐車料金を請求。¥2500を払う。
売店で購入出来る商品券¥1000をくれた。
7:00 鳩待峠を出発する。
左手から山に入る。地図とコンパスで方向を定めて歩く。雪面はだいぶ汚れて且つ小枝が多く落ちており、スキーにはどうかな、
という感じである。
しばらく行くと赤布が所々に付いているのでそれを頼りに歩く。トレースもそこそこ付いているので、迷うことはなさそうだ。
なだらかな斜面を登って行くと、右手に至仏山が見えてきた。まだ雪はあるものの、木々が出始めている。
右後方に燧ケ岳と尾瀬ヶ原が見える。 尾瀬ヶ原は完全に雪が無くなっている。
”燧ケ岳と尾瀬ヶ原”
小至仏が見えるあたりから、右側傾斜の斜面をトラバースする。 この辺は完全なトレースというか踏み固められて道が出来ている。
ブッシュが出始めているので、これを避けながら更に斜めに行くと、至仏山が見えてきた。
頂上付近は岩が露出している。
9:40 至仏山

”至仏山頂上”
頂上で休憩。
周囲を見ると、尾瀬ヶ原方面はよく見えるが北方は雲がかかり、見通しが悪い。
ムジナ沢方面を見下ろすとまだ雪は十分あり滑れそうだ。 来年はあそこを降りよう。

至仏山頂上からムジナ沢方面
休憩のあと、下山に移り、登って来たルートを戻る。 急斜面を斜滑降で行くが、なかなか難しい。
段差のあるところは横滑りで降り、また斜滑降などと組み合わせだ。スキー操作がうまくないので思ったより時間が掛かる。
左手遠方にアヤメ平がなだらかな丘状に広がっている。

”アヤメ平”
樹林帯に入り、雪面の凹凸が激しくなってきた。 山スキーならば問題ないと思われるが、ショートスキーでは凹凸があると前後のバランス取りが意外に難しい。
大分苦労しながら高度を下げていく。
鳩待峠に近くなって、雪面に小枝が散乱しだしたので、スキーを脱いで歩きにした。
11:30 鳩待峠着
ショートスキーに手こずった一日であった。
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