山歩きのページ

<bgsound src="scar.mid" loop=-1> 南アルプス 
塩見岳
2002年9月19日(木)〜9月20日(金)


”三伏山からの塩見岳”


[概要]
塩見岳は南アルプスの中でも奥に位置するので、アプローチが長く、登るのに時間が掛かる山である。 鳥倉林道を利用すれば何とか山中一泊で可能なようだ。 木曾駒ケ岳の延長でこのコースを選んだが、なかなか歩き甲斐のある コースであった。 奥深いだけに訪れる人も少なく、静かな秋山を楽しむことが出来た。
[メンバー]  :単独
[山域&山名]:
南アルプス(長野、静岡):塩見岳(3047m)
[天候 ]      :晴れ
[行程]
(9/19):鳥倉林道駐車場(1630m)15:00 - 15:50豊口登山口 - 17:40三伏峠手前幕営地点(テント泊)
(9/20): 三伏峠手前幕営地点5:00 - 5:30三伏峠5:40 - 8:00塩見小屋8:10 - 8:50塩見岳9:30- 13:00三伏峠13:30 -16:30鳥倉林道駐車場(テント泊)

一日目:鳥倉林道駐車場〜三伏峠手前幕営地点
木曾駒ケ岳のあと、真っ直ぐに鳥倉林道に向かう。一時間半もあれば着くと思ったが、意外と時間が掛かった。

15:00  鳥倉林道駐車場を出発する。
駐車場の先にゲートが有りそこからは車は入れない。豊口登山口までは車道歩きだ。車道歩きが長く感じる。今日は三伏峠まで行けるかどうか。
ほぼ林道終点と思われるところが豊口登山口である。ここから登山道になり、豊口山の尾根までジグザグに樹林帯を登って行く。 林の中であるのと、夕方になってきたのとで薄暗くなってきた。 尾根に出て30分くらい歩いたところで、暗くなってしまったので やむなく登山道にビバーク。 テントを張るのにギリギリの幅である。
17:40 三伏峠手前幕営地点

二日目:三伏峠手前幕営地点〜塩見岳〜鳥倉林道駐車場
5:00 三伏峠手前幕営地点出発

今日の行程も長い。薄暗いうちにテントを撤収して出発。
三伏峠に来たら塩見岳方向の空が明るくなってきた。









”三伏峠の夜明け”左が塩見岳
 



三伏峠にザックをデポし軽ザックで出掛ける。 三伏峠は日本で一番高い所にある峠らしい。標高2560m 。ここからは余り高低差の無い稜線歩きである。
本谷山まで来ると、塩見岳がかなり近くに見える。 更に進んで、権右衛門山を巻く樹林帯を過ぎると、塩見小屋に出る。

8:00 塩見小屋
ここから塩見岳の二つのピークが真近に見える。









”塩見小屋から塩見岳を見上げる”
 



山頂までは浮石の多い岩礫の登山道を慎重に登る。 最初に西峰に着いて、ここから東峰とその遥か向こうに富士山が見える。




    ”塩見東峰と富士山”

更に歩を進めて東峰に登る。さすがに南アルプスの中心部。360°遮るものなしの絶景である。

8:50 塩見岳




    ”塩見岳から北岳方面”左から仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳
 


    ”東岳頂上”悪沢岳、中岳、聖岳が遠望される。
 


    ”蝙蝠岳と富士山”
 


    ”富士山のアップ”

  十分に眺望を堪能したあと、来た道を戻る。 

13:00 三伏峠

ザックを回収して鳥倉林道まで下る。
16:30 鳥倉林道駐車場

夕方になったので無理をせず、駐車場にテントを張り幕営する。近くにもう一人テントを張っていた。
翌朝気分爽快なところで、帰途に着いた。




2002年山行一覧表  南アルプス-山行記録  Home