6:00 イワナの里登山口を出発する。
イワナの里のちょっと先に車を駐車し、歩き始める。周りに車は留まっていない。
最初は川沿いの広い道を進むが、その内に道は狭くなり、登山道となる。途中沢を二つほど渡ったあと、登りに入る。三吉のミチギと呼ばれる
水場を過ぎて道は次第に急になってくる。急坂を登り詰めると尾根に出た。
ここから右手に浅草岳が美しく見渡せる。
”叶の高手付近から浅草岳遠望”
やがて叶の高手に着く。ここから会津朝日岳が木々の向こうに見え始める。堂々とした山である。
”叶の高手付近から残雪の会津朝日岳と花と緑”
ここから少し下りになり、残雪で覆われて、夏道が見えなくなる。
天気がいいので大体の目標を見定めて進めば迷うことは無い。右手に避難小屋を見て更に進むと頂上直下の雪壁の下に出た。
”頂上直下の雪壁を見上げる”
この雪壁はなかなか迫力がある。標高差約70m、40°位の傾斜だ。アイゼンとピッケルは持っていないがキックステップで登る。
僅かにトレースが残っているのと雪が少し軟らかいので登りは問題ない。
壁を登り右手に折れて稜線を少し行くと会津朝日岳の頂上に出た。
10:00 会津朝日岳
ここから北西方向は素晴らしい眺望だ。越後方面の山々は6月に入ったのに、かなりの雪を被っている。
”会津朝日岳の頂上からパノラマ写真。左から丸山岳、平ケ岳、越後駒ケ岳、未丈ケ岳”
頂上で十分に眺望を楽しんだあと、下山にかかる。
雪壁の下りは登りより手ごわい。

”頂上直下の雪壁を上から見る”
ストックを使いながら、慎重に降り、なだらかな雪道へでた。
後は来た道をそのまま戻る。登る時には気付かなかった小さな花が雪が解けた登山道脇に咲いていた。
13:10 イワナの里登山口着
咲いていた花
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