3年前の6月に一度登ったが、ガスで何も見えなかったので、今回梅雨の晴れ間を利用して、再度出掛けた。
花のピークはちょっと過ぎた感じであったが、刈田岳方面の眺望も得られ、この時期としては、まずまずの山行であった。
白石スキー場登山口(830m)6:00 - 8:00不忘山8:20 - 8:40南屏風岳 - 10:00水引入道10:10
- 12:00白石スキー場登山口
6:00 白石スキー場登山口を出発。
日曜日であるが、時間が早いためか、駐車場には車は無い。
身支度をして出発する。スキー場の左手を登り、途中から登山道に入る。少し行くと白石女子高山小屋跡地へ出る。3年前には建っていたが、
今は撤去されている。
ここから雑木の中の山道になり、少しづつ勾配が増す。朝のうちは涼しいので快調に歩ける。途中に弘法清水という場所を通るが、水場としては利用出来ない。
この辺から見通しが良くなると同時に道は急になる。えぐれた道を登って行くと、土の道から、岩状のザレた道に変わり、夏の花が
目立つようになる。やがて、不忘の碑の所まで来ると、不忘山が目の前に見える。岩の上をさらに進むと不忘山の頂上に出た。
8:00 不忘山
山頂からは眺望が良く、目の前に今から歩く、屏風岳が横たわっている。(ページトップの写真)
暫く山頂で休んだあと、南屏風岳へ向けて出発。
下りに入ると、今までの登山道とは少し様子が変わり、両脇にハクサンイチゲ、などの夏の花が咲いている。
裏側から見る不忘山もいい形をしている。
”北側から見た不忘山”
吊り尾根状のコルから一頑張りすると、今日歩く中での最高点、南屏風岳(1810m)へ出た。
ここまで来ると北方の蔵王連峰が良く見渡せる。
ここからは夏の花を見ながら、稜線漫歩。正面になだらかな芝草平。遠方には刈田岳がきれいにに見える。
”南屏風岳付近から芝草平と刈田岳方面”
屏風岳の手前から右に分岐し、水引入道へ向かう。草つきの急な坂を下りると水引平という小さな湿原に出た。この辺りは雪解けとともに咲く、
チングルマ、ハクサンチドリなどの花が満開である。
少し登っていくと、ちょっとピークを過ぎたシャクナゲがそこここに咲いている。
水引入道のピークからは今まで歩いてきた不忘山から屏風岳
までが、ぐるりと見渡せる。
水引入道からザレた道を少し下ると分岐に出る。前回は沢沿いを降りたので、今回は林間のジャンボリーコース
をとった。
林の中の歩き易い道を延々と歩く。やがて車道に出て、ここからスキー場まで、長い車道歩きが始まる。そろそろ飽きてきたころ、
スキー場の駐車場へ到着。
時間はどちらを歩いても同じくらいであるが、沢沿いの登山道の方が、変化があって面白い。
12:00 白石スキー場登山口
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