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<bgsound src="scar.mid" loop=-1> 吾妻連峰  西吾妻山-二十日平
2004年4月7日(月)


”西吾妻山の樹氷”

[概要]
四月に入って好天が続く。ちょっと気温が高いが西吾妻山へ出掛けた。グランデコスキー場からの、楽ちん登山である。 グランデコスキー場は二回もケガをした、いわく付きの場所、今度こそケガしないように慎重に行動した。 登りはシール登行で快調であったが、なにせ、気温が高すぎる。西吾妻山へ着いた頃には雪はべしゃべしゃ。 スキー初心者にとっては、二十日平へのスキーは悪雪との戦い。時間を費やして降りてきた。
初めてGPSを使用したが、雪山では非常に便利である。

[メンバー]  :単独
[山域&山名]:吾妻連峰(福島、山形)、西大巓(1982m)、西吾妻山(2035m)

[天候 ]      :晴れ
[行程 ]      :グランデコスキー場ゴンドラ終点9:00 - 11:00西大巓11:20- 12:30西吾妻山12:50 - 14:30二十日平 - 15:20グランデコスキー場

四月の平日とあって、スキー場は殆ど客がいない。

9:00  グランデコスキー場ゴンドラ終点を出発する。
最初はスキー場のゲレンデ脇をツボ足登行する。最上部のリフト終点部からはシールを付けて歩く。トレースは所々に見えるのみ。 天候がよいので目標を見定めて登れば迷うことは無い。30分もするとスキー場のスピーカーの音は殆ど聞こえなくなった。 暑いのでヤッケを脱いでシャツだけで歩く。日射しが強く、照り返しもあり、顔が次第にほてってくる。 約2時間で西大巓の頂上に着いた。

11:00 西大巓




      西大巓頂上付近からの”(左)西大巓、(右)西吾妻山”

西大巓頂上からは、なだらかな吾妻連峰全体が見渡せる。休んでいると、ツボ足の登山者が一人登ってきた。同じく西吾妻山へいくという。 今日出会った登山者はこの人だけであった。

一休みしたあと、西吾妻山へ向かう。鞍部までのなだらかな下りはシールを付けたまま斜滑降で下る。その後緩やかな登り になる。所々吹き溜まりの段差で歩きづらい箇所もある。左手に西吾妻小屋を見て樹氷の中を登りやすい場所を選びながら進む。
四月というのに立派な樹氷が残っている。ここの真冬は相当厳しいのだろう。 やがて、西吾妻山の頂上についた。どこが頂上か分からない程のなだらかなな山だ。

12:30 西吾妻山
コンビニで購入してきた調理パンを食べ、暖かい紅茶を飲んで昼飯とした。
風は余りないので寒くはない。それにしても日射しが強い。この分では雪解けも早く進むだろう。

休憩の後、下りに入る。気温が高く、雪はべしゃべしゃである。非常に滑りにくい。
最初の100mくらいの下りは木立も余りなく、なんとか ターンが出来たが、その後は木立が多くなり、かつ悪雪で苦労する。斜滑降とキックターンと横滑りで高度を下げていく。
木立が多く見通しが悪いので現在地がよく分からない。今日初めてGPSを持ってきたが、これが便利である。 夏山では余り使うことは無いと思うが、雪山では重宝する。
悪戦苦闘しながら二十日平へ出た。なだらかな斜面を推進滑降で進む。

スキー場まであと少しだ。 右側の沢を渡り、斜面をよじ登るとスキー場ゲレンデの下の方へ出た。
スキーヤーは数える程しかいない。ゲレンデを滑り下りて駐車場に着いた。
春の一日が終わった。


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