[概要]
あの有名な紅葉風景を見たくて、涸沢から奥穂高岳へ出掛けた。
紅葉のタイミングはぴったりの筈だったが、数日前に雪が降り、葉が茶色になっていた。
それでも目の前に広がる絶景にはコメントは不要だった。
[メンバー] :単独
[山域&山名]:
北アルプス(長野、岐阜):奥穂高岳(3190m)、前穂高岳(3090m)
[天候 ] :晴れ
[行程]
(10/8):上高地(1500m)8:30 - 9:40徳沢 - 10:40横尾11:00 - 13:30涸沢(テント泊)
(10/9): 涸沢キャンプ場8:00 - 10:30奥穂高岳11:00 - 12:30紀美子平12:40 - 13:10前穂高岳- 13:50紀美子平- 16:00岳沢キャンプ場(テント泊)
(10/10): 岳沢キャンプ場6:00 - 8:00上高地
一日目:上高地〜涸沢キャンプ場
沢渡を朝一番のバスに乗って上高地に8:20着。
8:30 上高地を出発する。
紅葉シーズンだが平日の早朝とあって、この時間上高地はそれ程混んでいない。
ここは30数年前に来て以来だが、イメージは全く変わってしまっている。
河童橋の脇を通り徳沢に向かう。平坦な道で歩き易いが変化が無い。
9:40 徳沢
ここで小休止。一息入れる。
徳沢を出るとしばらくは樹林帯の中の道だ。左手に明神岳や前穂高の岩山が見える。単調な梓川沿いの道を
進み、横尾に出た。
ここには大勢の登山者が休んでいる。これから行く人、帰り道の人それぞれだ。
橋を渡って横尾谷沿いの道を行く。涸沢からの下山者と頻繁にすれ違う。
やがて左手に屏風岩の壁が見えるようになり、裾の木々が黄色に変わってきた。
本谷橋を渡ると道は少しづつ急になり、V字型の谷間を登って行くと涸沢が見えてくる。
途中で大きなカメラを構えたカメラマンが目立つようになる。
振り返るとV字谷の向こうに常念岳が見える。
”V字谷と常念岳”
ナナカマドが多くなってきたが、紅葉の色は今ひとつだ。
やがて涸沢ヒュッテに着き、テント場の申し込みをする。涸沢ヒュッテは登山客で溢れている。
一年で一番忙しい時だろう。 テント場は混んでいないが、岩だらけのため、いい場所はなかなかない。
登山道の近くに場所を決め、設営。
13:30 涸沢
ここは奥穂高岳、涸沢岳の絶景ポイントだが、今日は、ちょっと曇りで余りぱっとしない。
夕方までテントの近くでのんびりする。
二日目:涸沢キャンプ場〜岳沢キャンプ場
三日目:岳沢キャンプ場〜上高地
6:00 岳沢キャンプ場出発
上高地まで緩やかな下りが続く。樹林帯の中に入ったところで天然クーラーがあった。地下から冷たい風が吹き出ている。
明神からの自然探勝路と合流し、遊歩道を進むと、河童橋へ出た。昨日登った奥穂高と岳沢が大きく広がっている。
”河童橋付近から岳沢と奥穂高岳”
8:00 上高地着
今日は休日の前日ということもあって、朝から観光客が目立つ。混雑が予想されるので長居は無用。バスで沢渡へ下り、沢渡の温泉につかって疲れをとったあと帰途に着いた。
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