山歩きのページ

<bgsound src="scar.mid" loop=-1> 飯豊連峰  飯豊山
2003年9月29日(月)〜30日(火)


”草履塚からの飯豊山”


[概要]
紅葉を求めて、大日杉から入り、飯豊山を目指した。 天気予報では、まずまずの筈が、寒気が入り、雨のち雪に変わった。 飯豊山ならではの厳しい自然環境の中での紅葉は素晴らしいものがあった。

[メンバー]  :単独
[山域&山名]:飯豊連峰(山形、新潟)、飯豊本山(2105m)
[天候 ]      :曇り&晴れ
[行程]
(9/29):大日杉登山口(610m)6:40 - 8:40地蔵岳- 11:00切合小屋 - 13:00飯豊本山小屋(泊)、夕方、飯豊本山を往復
(9/30): 飯豊本山小屋6:00 - 7:25切合小屋 - 9:00地蔵岳 -11:10大日杉登山口

一日目:大日杉登山口〜飯豊本山

6:40  登山者カードを提出して、大日杉登山口(610m)を出発する。

大日杉小屋はいつ見ても、雰囲気のある、いい形をしている。






”大日杉小屋”




しばらく行くとザンゲ坂にかかる。このコースで一番急な坂だが、それほど長くないのですぐに尾根に出る。 飯豊山へはどの登山口からも急登が厳しいが、このコースはその中でも、ましな方だ。  長之助清水で小休止しのどを潤す。
御田を過ぎてさらに延々と続く坂を登って行くとやがて少し緩やかになり、滝切合だ。ここで道が分岐している が、旧道へは今は余り歩いていないようだ。 緩やかな稜線を登り切ると地蔵岳へ出た。
ここへ来てやっと飯豊山が全貌を現す。少し雲はかかっているが、青空も出ている。






”地蔵岳からの飯豊山”
 この頃はまだ青空だった。



ここから道は90°左に折れて稜線歩きになる。ここの稜線歩きはいつ来ても楽しい。周りの木々が色づき始めている。
御坪付近に来ると紅葉は更に増してきたが残念ながら曇っている。






”御坪の紅葉”
 



御沢分れから更に進み、種蒔山の裾を巻いてトラバースして行くと、三国岳からの道と合流した。  この合流点のちょっと手前に水場があり、ホースから勢いよく流れていた。いずれ凍結防止の為ホースは外される だろう。切合小屋手前の丘から、草履塚の紅葉がきれいに見える。





    切合小屋付近から見た草履塚の紅葉”

11:00 切合小屋
小屋の前で休憩し、にぎりめしを出して昼飯とする。周りを見ると益々雲は多くなってきている。 天気は完全に下り坂のようだ。
紅葉を見ながら、なだらかな傾斜の道を草履塚へと登る。途中の小沢には冷たい水が流れている。

草履塚を登り詰めると、目の前に飯豊山が迫って見える。曇っているのが残念だ。 大日岳は完全に雲の中だ。
御秘所付近に来ると紅葉は益々鮮やかだ。時々顔を出す太陽に照らされて輝いている。






”御秘所付近の紅葉”
 



最後の急坂、御前坂を登り詰めると緩やかになり飯豊本山小屋に着いた。

13:00 飯豊本山小屋
小屋に入り荷物を降ろす。小屋の中には登山者は見当たらない。今日はここまで誰とも出会わなかったことになる。
ラーメンを作り、持ってきた缶ビールを飲んでゆっくりとする。至福の時だ。  小屋の外はガスっているので、シュラフにもぐって暫く昼寝。
一時間くらい経ってもガスは切れないが、取りあえず本山へ出かけた。残念ながらガスの中。 眺望のない本山は長居しても仕方ないので、小屋にもどって再び昼寝。
夕方になって一名、登山者が到着した。今晩の宿泊者は2名だ。 食事をし、酒を飲みながら、登山談義で時間を過ごす。この方は毎年数回飯豊山に来るらしい。 飯豊山はそれだけ魅力ある山だ。

二日目:飯豊本山〜大日杉登山口
朝起きてみると外は真っ白。夜半から雪が降ったようだ。今も少し降っている。

6:00 飯豊本山小屋出発






”雪の中の本山小屋”
 



雪とガスで視界は十メートル程度しかない。 雪が積もって道も不明になっている。これでは全く方向は解らない。 GPSを頼りに急な御前坂を降りる。 御秘所付近に来たら少し視界が開けてきた。9月末の初雪か。飯豊山の自然の厳しさを身をもって体験した。

7:25 切合小屋

切合小屋で小休止後、最出発。相変わらず視界は悪い。昨日ちょっと紅葉を眺められたのがせめてもの救い。  御坪へ来たら少しガスが切れて飯豊山方面の裾が見えた。






”御坪付近の紅葉”
 



昨日来た道を忠実に戻る。

11:10 大日杉登山口

登山口で下山記帳し帰途に着く。  途中、「フォレストいいで」で温泉に入り汗を流す。この時間、客は誰もいなかった。



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