山スキーのページ

<bgsound src="scar.mid" loop=-1> 尾瀬  至仏山
2003年5月6日(火)


至仏山途中から”朝の尾瀬と燧ケ岳”

[概要]
金精峠までの道路が雪崩で埋まり、やっと先週末、開通した。 先週初め、燧ケ岳から見た至仏山はまだ雪が豊富のようだ。 昨年はショートスキーを持っていき、うまく滑ることができなかったので今年こそと、出掛けた。

[メンバー]  :単独
[山域&山名]:尾瀬(群馬)、至仏山(2228m)
[天候 ]      :晴れ
[行程 ]      :鳩待峠(1591m)5:30 - 7:50至仏山8:40- 9:30山の鼻10:00 - 11:30鳩待峠

鳩待峠に着き、駐車場料金¥2500を払う。売店で購入出来る商品券¥1000をくれた。実質¥1500。ちょっと高いか。

5:30  鳩待峠を出発する。
早い時間なので誰も先には行っていないようだ。天気は申し分が無い。スキーをザックに付けてツボ足で歩き始める。早朝の冷たい空気は大変すがすがしい。
雪は意外にきれいである。 しばらくなだらかな斜面を登っていくと、右手に至仏山が大きく見えてきた。紺碧の空に雪の白さが映える。




 ”登りの途中から至仏山。右奥は景鶴山”

右後方には、朝もやの中に燧ケ岳が霞んで見える。尾瀬ケ原は雲海の下だ。ちょっとした水墨画を見ているようだ。
登りは少しづつ急になる。オヤマ沢田代あたりへ来ると、植生保護のためかロープが張られている。 この登山道もあと1週間で閉鎖されて、夏山シーズンに再度開かれる筈だ。従って雪道を登れるのは今週しかない。 小至仏が見えるあたりから、右側が落ちた斜面をトラバースしていく。急な斜面だが、トレースがしっかりしているので、難なく歩ける。 このトラバースを終えると少し緩やかな斜面となりあとは至仏山までの緩やかな登りだ。 至仏山の頂上は岩が出ていた。一週間でかなり雪が減っている。

7:50 至仏山
頂上で大休憩。おにぎりとお茶を飲む。 北東側を見ると越後の山々は霞んでいる。 尾瀬ケ原方面はまずまずの視界である。尾瀬ケ原は、まだ半分くらい雪の下で、これからがやっと春といったところか。

今日は山の鼻方向へ降りる予定なので様子を見ると、頂上からの最初は雪庇があるがその下は岩が出ている。 スキーをザックに付けたまま、下山を始める。雪と岩を交互にクリヤーしながら、100mくらい下ると後は雪面が連続する地点に出た。









”至仏山頂上付近からムジナ沢と尾瀬ケ原を見下ろす”




靴をスキーモードに変え、金具を締めて、スキーを付ける。目の前にムジナ沢の大斜面が広がる。下部はちょっと木立が目立つが まずは目標を定めて滑り始める。最初は様子を見ながらゆっくりと。その内調子が出てきた。 ザラメ雪でスキー初心者の私にも結構ターンが出来る。これぞ快感。 急斜面をどんどん下る。途中で止っては、今滑った所を見上げ、自己満足。
あっという間に沢の下部へ来てしまった。沢はちょっと荒れているみたいだ。ここから右側の緩やかな尾根に移り、木立の中をコースを選びながら 滑る。滑りにくい所もあるが、なんとか降りていく。 やがて尾瀬ケ原の端の平坦地に出た。標高差700mを降りたことになる。右手に山の鼻の山荘が見える。 推進滑走をしながら進むと山の鼻の山荘へ着いた。

9:30 山の鼻

テントが一張り、雪面に建っているが人影は見当たらない。 ベンチで休んでパンをかじる。 山荘では小屋開きの準備をしているようだ。 そのうちに尾瀬ケ原方面から長靴を履き、大きなカメラを担いだ二人連れが戻ってきた。春の尾瀬を撮りに行って来たのだろう。
大休憩したあとスキーをザックに付けて出発。鳩待峠まで雪道歩きだ。
雪解けが進み、所々木道が出ている。川沿いを進むと、次第になだらかな登りになる。 右手の木々の間から至仏山が時々、顔を覗かせる。
途中、数人のボッカが高々と荷物を担ぎ山の鼻方面へ下りていった。これから尾瀬のシーズンが始まる。
少しづつ高度を上げていくと、やがて鳩待峠へ着いた。

11:30 鳩待峠

今朝貰った商品券を使って売店で買い物をする。駐車場の車に戻って、荷物をまとめ帰途に着いた。


那須、日光、尾瀬、山行一覧表  山スキーの記録  2003年山行一覧表  Home