移動性高気圧におおわれ、一年に何日もない登山日和。安達太良山へ出掛けた。
こんな、いい天気でも平日とあって、登山者は数名しかいなかった。
登りはシールをつけて快調に一時間ちょっとで。
下りもスキーで快調に。
の予定だったが、この時期の雪はゲレンデとはやはり一味ちがい、そうは簡単にいかない。
深雪に遊ばれて下りてきた
9:00 奥岳ゴンドラ降場を出発する。
積もったばかりの雪で、シール歩行に最適。しばらく歩いていると、後方から一人追いついてきた。話をしながら登る。登るにつれて雪は風で飛ばされて
シュカブラ状になってくるが、なんとかシールは効く。この山は風が強いのが普通だが、今日は余り風はなく、春のような天気だ。
一時間ちょっとで乳首の下に出た。
10:20 安達太良山
”安達太良山と右、鉄山方面”
ここでザックとスキーをデポし頂上に向かう。夏は岩だらけであるが、雪が積もっているので、難なく頂上に立てる。
普段、頂上は風雪が強いので標識がエビのシッポで固まっていた。

”頂上の標識がエビのシッポ状”
北西方向を見ると、船明神山と鉄山方面が見え。遠くに磐梯山がかすかに見える。

安達太良山頂上から”船明神山と右、鉄山方面”
暫く景観を楽しんだあと、ザックデポ地まで戻り、スキーを着ける。
安達太良山の上の方は、シュカブラがひどく滑りずらい。まず峰の辻方向に降り、そこから烏川の支流にそって
沢を滑る。この辺は雪が締まって大変滑り易い。

烏川支流の沢から見上げる
”安達太良山、牛の背、矢筈森”
ちょっと降りすぎたようだ。余り降りすぎると五葉松平に出られないので、右の尾根に入り50mくらい登り返す。
ここから五葉松平に向かって右の沢を滑るのだが、ここが狭いうえに、深雪でスキー未熟者には大変てこずる。
雪と遊びながらという感じで五葉松平に出た。
五葉松平で休憩したあと、急斜面を斜滑降と横滑りでスキー場のゲレンデに出た。
あとはゲレンデを滑り、駐車場に戻った。
13:30 安達太良スキー場
帰途、岳温泉への降り口にある、ホテル光雲閣で温泉に入ってから帰った。料金¥550、きれいで大きくお勧めだ。
安達太良山は冬山の入門と山スキーを兼ねたコースとして好都合の山である。
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