山歩きのページ

<bgsound src="scar.mid" loop=-1> 越後三山  越後駒ケ岳
2004年6月14日(月)〜8日(火)


小倉山付近から見た”越後駒ケ岳”


[概要]
梅雨の中休み。越後駒ケ岳へ出掛けた。 国道352の福島側が2日前に開通したが、豪雪地帯、新潟側の枝折峠の開通はまだ。 やむなく、シルバーラインで新潟側に入り、駒ノ湯から登った。 標高差1650m。登り甲斐のある素晴らしい山だ。 平日で、登山者はいないと思ったが、さすが100名山。数人の登山者と出会った。 残雪と新緑と高山植物。 今が番美しい時期かも知れない。

[メンバー]  :単独
[山域&山名]:越後三山(新潟)、越後駒ケ岳(2003m)
[天候 ]      :晴れ
[行程]
(6/14):駒ノ湯登山口(370m)8:00 - 11:10小倉山11:30- 14:00駒ノ小屋14:30 - 14:50越後駒ケ岳15:10- 15:20駒ノ小屋(泊)
(6/15):駒ノ小屋5:30 - 5:50越後駒ケ岳6:20 - 7:30小倉山7:40 - 10:30駒ノ湯登山口

一日目:駒ノ湯登山口〜越後駒ケ岳

8:00  登山者カードを提出して、駒ノ湯登山口(370m)を出発する。
檜枝岐経由で登山口まで4時間半かかった。登山開始時刻としては遅いが、今日は小屋泊であり問題はない。 今日は暑そうだが、登山道は小倉尾根の樹林帯にあるので日陰でたすかる。 小倉山まで標高差1000m。それほど急ではないが尾根登りが延々と続く。
小倉山に近づくにつれ、荒沢岳(1969m)が正面にでっかく見えてきた。両方に羽根を広げたような形のいい山だ。





小倉山付近から”荒沢岳”
 大きな山である。



11:10 小倉山
小倉山に着くと越後駒ケ岳の勇姿が顔を覗かせる。残雪と新緑と空の青さの美しさに思わず見入る。
ここで今日初めての登山者と出会う。駒ノ湯を、朝4:30に出発して、頂上まで行ってきたらしい。
ここからは百草の池まで、半分くらい残雪の上を歩く。ヤシオツツジや、ムシカリの花が咲いている。 百草の池を過ぎると勾配は少しづつ急になり、前駒のピークにでる。ここで視界が開け、中ノ岳と越後駒ケ岳が 前面に大きく広がる。思わず息をのむ瞬間だ。






 前駒からの”中ノ岳”
 均整のとれた形、残雪、緑の調和が素晴らしい。



最後の登りにかかり、駒ノ小屋の姿が見え始める。最後は勾配の急な岩場を越すと駒ノ小屋に着いた。

14:50  駒ノ小屋
小屋の前で管理人が作業をしていたので雑談をする。今日の宿泊者は私一人のようだ。
去年は2003年でこの山の高さと同じとあって、登山者が多かったが今年は少ないらしい。 小屋に荷物を降ろし休憩後、 山頂まで出掛けることにする。頂上までの標高差は130m。約20分で着いた。 頂上付近を散策すると、ハクサンチドリや、ハクサンコザクラが少し咲いていた。






”越後駒ケ岳頂上”



下り始めて小屋の方を見たら管理人がスキーを担いで雪の上を登り始めた。スキーで滑るらしい。







”越後駒から駒ノ小屋”



小屋に戻って小屋の前のベンチで少し昼寝をする。近くにウグイスがいるらしい。のどかな声が聞こえてくる。 しばし山小屋にいることを忘れる。

夕方になった。この小屋は電気は付かないので早めの夕食をして寝る。

二日目:越後駒ケ岳〜駒ノ湯登山口
朝、小屋の前に出ると未丈岳方面から日の出が見えた。銀山平や、奥只見湖は雲海になっている。 今日も天気は良さそうだ。





”越後駒の日の出”
 奥只見湖は雲海になっている。



小屋で簡単に朝食を済ませて、再び頂上へ出掛けた。
朝早いので昨日より視界がいい。中ノ岳方面がきれいに見える。



 ”越後駒ケ岳頂上から中の岳、兎岳、巻機山方面”左奥に燧岳、平ケ岳が見える

西側を見ると八海山が大きく構えている。






越後駒ケ岳頂上から”八海山”




6:20  越後駒ケ岳出発
いつまでいてもきりがないので出発する。昨日の道をそのまま下りるのみ。

10:30 駒ノ湯登山口着
駒ノ湯で汗を流す。全国秘湯の会に入っているらしく、ランプの宿とパンフレットに記されていた。
気分爽快になって帰途についた。250kmの道程である。


    咲いていた花々


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