梅雨の中休み。越後駒ケ岳へ出掛けた。
国道352の福島側が2日前に開通したが、豪雪地帯、新潟側の枝折峠の開通はまだ。
やむなく、シルバーラインで新潟側に入り、駒ノ湯から登った。
標高差1650m。登り甲斐のある素晴らしい山だ。
平日で、登山者はいないと思ったが、さすが100名山。数人の登山者と出会った。
残雪と新緑と高山植物。 今が番美しい時期かも知れない。
(6/14):駒ノ湯登山口(370m)8:00 - 11:10小倉山11:30- 14:00駒ノ小屋14:30 - 14:50越後駒ケ岳15:10-
15:20駒ノ小屋(泊)
(6/15):駒ノ小屋5:30 - 5:50越後駒ケ岳6:20 - 7:30小倉山7:40 - 10:30駒ノ湯登山口
8:00 登山者カードを提出して、駒ノ湯登山口(370m)を出発する。
檜枝岐経由で登山口まで4時間半かかった。登山開始時刻としては遅いが、今日は小屋泊であり問題はない。
今日は暑そうだが、登山道は小倉尾根の樹林帯にあるので日陰でたすかる。
小倉山まで標高差1000m。それほど急ではないが尾根登りが延々と続く。
小倉山に近づくにつれ、荒沢岳(1969m)が正面にでっかく見えてきた。両方に羽根を広げたような形のいい山だ。
小倉山付近から”荒沢岳”
大きな山である。
11:10 小倉山
小倉山に着くと越後駒ケ岳の勇姿が顔を覗かせる。残雪と新緑と空の青さの美しさに思わず見入る。
ここで今日初めての登山者と出会う。駒ノ湯を、朝4:30に出発して、頂上まで行ってきたらしい。
ここからは百草の池まで、半分くらい残雪の上を歩く。ヤシオツツジや、ムシカリの花が咲いている。
百草の池を過ぎると勾配は少しづつ急になり、前駒のピークにでる。ここで視界が開け、中ノ岳と越後駒ケ岳が
前面に大きく広がる。思わず息をのむ瞬間だ。
前駒からの”中ノ岳”
均整のとれた形、残雪、緑の調和が素晴らしい。
最後の登りにかかり、駒ノ小屋の姿が見え始める。最後は勾配の急な岩場を越すと駒ノ小屋に着いた。
14:50 駒ノ小屋
小屋の前で管理人が作業をしていたので雑談をする。今日の宿泊者は私一人のようだ。
去年は2003年でこの山の高さと同じとあって、登山者が多かったが今年は少ないらしい。
小屋に荷物を降ろし休憩後、
山頂まで出掛けることにする。頂上までの標高差は130m。約20分で着いた。
頂上付近を散策すると、ハクサンチドリや、ハクサンコザクラが少し咲いていた。
”越後駒ケ岳頂上”
下り始めて小屋の方を見たら管理人がスキーを担いで雪の上を登り始めた。スキーで滑るらしい。
”越後駒から駒ノ小屋”
小屋に戻って小屋の前のベンチで少し昼寝をする。近くにウグイスがいるらしい。のどかな声が聞こえてくる。
しばし山小屋にいることを忘れる。
夕方になった。この小屋は電気は付かないので早めの夕食をして寝る。