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<bgsound src="scar.mid" loop=-1> 南会津  燧ケ岳
2004年5月12日(水)


”熊沢田代付近からの燧ケ岳”

[概要]
スキーの道具は先週一旦、片付けたが、天気がいいので、また引っ張りだして 燧ケ岳へ出掛けた。 燧ケ岳は御池から標高差約840m 登り2時間弱、下り1時間の行程。いい山である。 月山と同様、今年はやはり雪が少なく(2m位少ない感じ)、御池までなんとか雪でつながっていたが 下のほうはブッシュが多かった。 燧ケ岳は60才間際の私にスキーを始めさせるきっかけをつくった山である。 このところ毎年通っているので、行かないと何か忘れ物をしたみたいで。

[メンバー]  :単独
[山域&山名]:南会津(福島)、燧ケ岳(2346m)

[天候 ]      :晴れ
[行程 ]      :御池駐車場5:50 - 8:40燧ケ岳9:10- 10:10御池駐車場


御池駐車場には数台の車があったが周りには人は見当たらない。
5:50  御池駐車場を出発する。
駐車場の雪壁は例年よりやはり低い。南の方角に向かって歩く。この時期、雪は締まっているのでツボ足で十分。広沢田代への登りは 木立がかなり出てきている。急勾配を登ると広沢田代へでた。広々とした平原といった感じである。








”広沢田代”





ここから熊沢田代への急壁を登る。斜度は30度くらいか。残っているトレースを探しながらキックステップを交えて 一歩一歩高度を稼ぐ。斜面の右手には越後三山方面が見える。









 ”熊沢田代手前の斜面と越後三山方面”





やがて勾配がゆるくなり1986mのピークへ出たが、なんと夏道が出ている。やはり今年は雪が少ない。 熊沢田代はかなり雪解けが進み、大部分が木道歩きである。









 ”熊沢田代と平ケ岳”





熊沢田代を過ぎて進路をやや左手に変えて進む。樹林帯の中を頂上に向けてほぼ直登する。やがて木立がまばらになり急斜面に出た。 左に少しトラバース気味に進むが、雪が途切れている部分がある。このあたりの雪はあまりきれいではない。途中に夏道の案内板もでている。これも例年にはないことだ。 最後の急斜面を頑張って登ると頂上手前にでた。ここで今日始めての登山者と出会う。長英新道を登ってきて、これから御池に下りるとのこと。 ピッケルを持ってツボ足歩行である。
頂上部分は雪がないので、スキーをデポし、30mくらい夏道と岩を登ると頂上にでた。

8:40 燧ケ岳頂上
ここまで休憩なしで登った。今日は体調がいいのかな。ザックを降ろし、持参したビールでのどを潤す。尾瀬ケ原方面がガスで殆ど視界がない。

30分ほど休みスキーデポ地へ戻る。スキーを着けて滑降開始。この瞬間が何ともいえない。最初の急斜面を少し左に回りこみながら進む。 もったいないので休み休み降りる。









 ”頂上直下の斜面から熊沢田代を俯瞰する”
 奥に会津駒ケ岳が見える。




やや傾斜がゆるくなったあたりで10mくらい雪が途切れているので、スキーを脱いで歩く。再びスキーを着けて樹林帯の中を熊沢田代まで 降りる。 ここで御池側からの登山者と出会う。この人はシール登行をしていた。
熊沢田代の下の斜面はかなり木立が多いので斜滑降を交えながら慎重に滑る。

広沢田代で休憩したあと、最後の下りに入る。ここも木立が多く、斜面が荒れているので、スキーの下手な私にはうまくターンが出来ない。斜滑降、横滑りを駆使して降りる。 最後の平坦地にでて、樹林帯の中をコースを選びながら駐車場にでた。
今シーズン最後のスキーは無事終了した。

10:10 御池駐車場着
駐車場ではヘリコプターによる山小屋への荷揚げが行われていた。 いよいよ尾瀬も夏山シーズンに入る。
檜枝岐の駒の湯で汗を流して帰途に着いた。


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