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<bgsound src="scar.mid" loop=-1> 奥秩父  甲武信岳
2004年11月10日(水)


”木賊山からの甲武信岳、右は三宝山”


[概要]
秋も深まったが、いやに暖かい。今回は奥秩父の甲武信岳へ出掛けた。甲州、武州、信州の境にあり、さすがに 奥秩父という感がした。 標高差はあるが、明日行く八ヶ岳を考えて、山梨側から登った。
この時期、尋ねる人も少なく、静かな晩秋の山旅であった。

[メンバー]  :単独
[山域&山名]:奥秩父(山梨、埼玉、長野)、甲武信岳(2475m)
[天候 ]      :晴れのち曇り
[行程 ]      :
西沢渓谷駐車場(1100m)6:20 - 8:40徳ちゃん新道分岐- 10:50木賊山 -11:15甲武信岳12:10 - 14:50西沢渓谷登山口

6:20  西沢渓谷駐車場 を出発する。

朝早いので駐車場にはまだ車はない。 出発後暫く、車道を歩き、渓谷入口で登山者カードを提出。
更に進むと立派な看板のある登山口があり、そこから尾根に取り付く。
沢沿いの斜面をトラバース気味に奥へ入っていく。この地は最近まで珪石を採掘していたらしく、軌道あとが残っている。 沢を渡ると、戸渡尾根への登りになる。 効率が良い急登である。  1860mの地点で徳ちゃん新道と合流し戸渡尾根の本尾根になる。
ここからは傾斜は少し緩やかになり、しばらくシャクナゲのトンネルが続く。花の時期はきれいだろう。 シャクナゲが終わるとコメツガの樹林帯に変わり、根っこを跨ぎながら登る。 少し疲れてきた頃、左が開けた 岩山へ出る。鶏冠尾根と金峰山方面が見晴らせる。





   ”鶏冠尾根と国師ケ岳、金峰山方面”

やがて傾斜は緩やかになり、破不山との分岐点へ出る。 ここで左に折れ、平坦な道を進むと木賊山の標識が立つ場所へでた。 ここは残念ながら眺望は無い。









”木賊山”




下りになり、少し進むと、ガレ場になり、正面に甲武信岳が初めて姿を見せる。 更に下って行くとコルに建つ甲武信小屋に出た。 営業中の様子だが、人影は見当たらない。









”甲武信小屋”




小屋の左側から登山道に入り、最後の約100mを登ると、大きな標識の建つ甲武信岳の頂上に着いた。









”甲武信山頂”




東側を除き、視界が開けている。 天気は下り坂で、残念ながらちょっと霞んでいる。
振り返ると冠雪した富士山が雲の上に顔を出している。









”富士山と黒金山”




左方向に国師ケ岳、金峰、端牆山が霞んで見える。八ヶ岳はちょっと見えない。









”国師ケ岳、金峰、端牆山”




もうちょっと右を見ると両神山があり、更に右奥に煙のでている山が浅間山だ。









”両神山”




昼飯を食べゆっくりしたあと、下山に入る。破不山経由の下山も考えたが、時間が厳しいので、元の道を戻る。
再び視界のない林の中をリズムを取りながら降りていく。 途中で今日初めての登山者と出会う。 甲武信小屋泊まりの客か。  徳ちゃん新道との合流点からは、まっすぐに進み徳ちゃん新道を降りる。 最初は岩のやせ尾根だがそのうちに なだらかな尾根に変わる。 上から見ると、カラ松林の向こうに広瀬ダムが見下ろせる。
やがて、カラ松の樹林帯に入り、カラ松の葉が太陽に輝いている。









”カラマツの紅葉”




最後の急坂を下るとなだらかになり、西沢渓谷への遊歩道へ出た。 紅葉のピークは過ぎているが、観光客が 大勢歩いている。  渓谷を右に見ながら車道を暫く歩き、駐車場に着いた。 朝は一台も無かった駐車場が満車状態である。
標高差1300m余、登り返しを含めると、約1500m。  登り甲斐のある山で眺望もまずまずであった。



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