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<bgsound src="scar.mid" loop=-1> 安達太良連峰  箕輪山、鉄山
2004年2月20日(金)


”箕輪山中腹の樹氷”後方は吾妻連峰

[概要]
今週も安達太良連峰に出掛けた。今回は箕輪山から鉄山に登り、鉄山の西斜面をスキーで降りるルート。 先週の安達太良山と同じような雪質を想像していたが、安達太良は東斜面、箕輪は北西斜面、様子がまったく異なり、 日頃の風の強さの為か、やさしい積雪ではなく、シュカブラを通り越して大きなエビのしっぽを並べたようなもの。 シール歩行もままならず、シールとスキーアイゼンをつけて鉄山まで3時間以上かかった。 下りも感じの良い斜面は少しだけであとは木立が多い緩斜面のため、意外と時間がかかった。 しかし眺望とまわりの景観が素晴らしく、苦労した登山に十分見合うものだった。  

[メンバー]  :単独
[山域&山名]:安達太良連峰(福島)、箕輪山(1728m)、鉄山(1709m)
[ルート図]:
[天候 ]      :晴れ
[行程 ]
 :箕輪スキー場リフト降り場(1370m)8:30 - 10:30 箕輪山10:50 - 12:00鉄山 - 12:30鉄山避難小屋13:00
  -15:00国道115号 - 16:00箕輪スキー場

8:30  箕輪スキー場リフト降り場を出発する。

帰りを少しでも楽にと、下り口の国道115号脇に折りたたみ自転車をデポする。これが後で予想以上に重荷になった。
スキー場のCリフトを降り、シールを貼って登行開始。スキー場のすぐ上あたりは立派な樹氷が出来ている。 最初の緩斜面はシールが効いて歩き易かったがしばらくすると 斜面は単純な積雪でなく、一面が大きなシュカブラ。スキーアイゼンも付けて登るが、大変登りづらい。登っては、ずり落ちるの繰り返し。








”箕輪山への登り”
大きなエビのしっぽの連続で登りずらい




歩行は困難だが、自然が作り出した造形は素晴らしい。周りを眺め眺め歩く。
歩行可能な場所を選びながら、箕輪山の頂上へ着いた。天気は快晴で、余り寒くはない。
10:30  箕輪山頂上




 ”箕輪山頂上”後方は吾妻連峰




 箕輪山頂上から”安達太良山方面を遠望”

箕輪山頂上からコルまで100m位下る。いい傾斜であるが、大きなシュカブラの連続で私の腕ではとても滑れない。 シールとアイゼンを付けたまま下る。
次の登り返しも大変厄介だ。登れるようなルートを探しながらジグザグに登ると、緩やかな斜面にでた。 目の前に鉄山避難小屋が凄い形で建っている。ここは相当風雪が強いのだろう。








 ”鉄山避難小屋”
雪で固まっている


12:30 鉄山避難小屋
鉄山まで往復した後、避難小屋の前で、休憩。
磐梯山が荒涼とした雪面の向こうにちょっと霞んで見える。。








 鉄山西斜面から”磐梯山遠望”


シールを外して滑降開始。余りいい斜面ではないが、なんとか滑る。天気がいいので雪がべたべたになってきた。 似たような尾根がいくつもあるので、間違わないように、時々GPSを確認しながら滑る。途中1400m付近にいい斜面があった。
今日はここまで誰とも会わなかったがここで一人追いついてきた。新潟からの人で、同じルートを降りるようだ。 スキーのベテランらしく、悪雪をものともせず滑っていく。








 ”鉄山西斜面”


私はマイペースで降りてゆくが、最後の渡渉点で、先行者に追いついた。渡渉点を探すのに時間が掛かっていたようだ。 ここで、GPSの強み。予めインプットしてあったので、難なく見つかった。
渡渉した後はスキーを外しちょっと歩くと、自転車をデポしておいた115号にでた。

15:00 国道115号
ここから自転車でスキー場まで戻るのだが、ちょっと誤算であった。自転車のデポ地からスキー場まで100mの 登りである。最初の1kmくらいはローギアでなんとかこいだが、余り自転車に慣れていないので大変疲れる。 とうとう下りて自転車を引っ張ってスキー場まで歩く羽目になった。

16:00 箕輪スキー場着



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