山歩きのページ

<bgsound src="scar.mid" loop=-1> 南会津  大戸岳
2004年10月22日(金)


大戸岳頂上付近から見た”山腹の紅葉”


[概要]
またまた台風が来た。これで23号。今年の秋はどうなってしまったんだろう。
天気予報では台風一過、やっと秋らしい好天になるという。この秋に入ってから天気予報は外れっぱなし、 にわかには信じられないが少しは期待を持って出掛けた。
大戸岳は会津盆地の南側に位置し会津若松市に属する。標高は1416mしかないが、登山口からの標高差は900m余あり、ハイキング 気分では登れない山だ。そろそろ、ぶなの全山紅葉の時期だろうと予想して出掛けたがタイミングとしては、 まずまずといったところ。紅葉の彩りは飯豊連峰や、朝日連峰には及ばないが、訪れる人の殆どいない 静かな秋の山を満喫することができた。

[メンバー]  :単独
[山域&山名]:南会津(福島)、大戸岳(1416m)
[天候 ]      :曇りのち晴れ
[行程 ]      :闇川(くらかわ)登山口(480m)6:50 - 9:00大戸岳9:30- 11:00闇川登山口

6:50  闇川登山口 を出発する。

闇川部落を過ぎて、登山口まで車で入れる。部落の入り口付近に”熊に注意”とある。 気持ちが悪いので鈴を鳴らし、ラジオのスイッチを入れてスタート。
目の前の砂防ダムの左手が登り口だ。取り付いてすぐに登りが始まる。勾配はそれほど急ではないが最初の約300mは尾根をまっすぐに 直登している。効率的な登りだが、ふくらはぎが疲れる。








”闇川登山口”




しばらくすると前方が開け、朝もやの中に近傍の山が眺められるが、天気はいまいちのようだ。








”大荒俣沢と近くの山”




再び雑木林の中の道になり相変わらず効率の良い直登である。黄色く色づいたダケカンバの葉に 少し陽が差して輝いている。








”快適な登りが続く”




900m付近になると右側の尾根の紅葉が木々の間から眺められるようになる。もう少し日が射すといいんだがと、期待する。








”向かいの尾根の紅葉”




1100m 地点に水場がある。このところの雨のせいか、水は豊富に流れていた。水場を過ぎると、トラバース気味の余りよくない 急な道になる。登り詰めると尾根に出る。前方は開けているが、残念ながら全般に曇っているので眺望はよくない。 尾根を右方向に進むと大戸岳への最後の登りだ。少しづつ晴れてきた。








”頂上は間近である”




9:00  大戸岳
滑り易い道を慎重に登り詰めると一等三角点の立っている頂上に出た。
山頂の北東方向に猪苗代湖や磐梯山が位置しているが、残念ながら曇っていて見えない。南側に二岐山が見え、その向こうに那須連峰 の山すそが見える。晴れていれば素晴らしい眺望だろう。








”南方の眺め”
 二岐山と那須連峰の裾が見える



山頂で30分ほど休憩し下山にかかる。ガイドブックによれば芦の牧温泉に下りる道があるようだが、余りあてにならないので 確実に元の道を戻る。 このところの雨続きで登山道は滑り易く、登りより下りの方が神経を使う。

11:00 闇川登山口 へ戻る。

帰路、大川ダムの近くから大戸岳が眺められた。








”大川ダム付近からの大戸岳”






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