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<bgsound src="scar.mid" loop=-1> 尾瀬  至仏山
2004年5月6日(木)


至仏山から”尾瀬と燧ケ岳と会津駒ケ岳”

[概要]
至仏山の山スキーは鳩待峠まで道路が開通する4/29から登山道が閉鎖される5/10までの 約10日間しかチャンスがない。連休明けの好天が予想されたので出掛けた。 昨年はムジナ沢を降りたので、今年はワル沢にした。 いつものとおり、未明に家を出て早朝に鳩待峠に着き、登り600m(2時間)、下り700m(30分)のお手軽山スキーを 気温が余り上がらないうちに楽しんだ。 しかし今年は雪解けが早いため、降りてから登山道に戻る沢の渡渉に時間がかかった。

[メンバー]  :単独
[山域&山名]:尾瀬(群馬)、至仏山(2228m)
[天候 ]      :晴れ
[行程 ]      :鳩待峠(1591m)6:20 - 8:20至仏山8:50- 10:00ワル沢下渡渉地点 - 10:30鳩待峠

鳩待峠に着き、駐車場料金¥2500を払う。毎度のことであるが高い。しかし尾瀬の保全の一部に使用されると思えば 仕方がない。今までは、売店での商品券¥1000をくれたが、今年はないらしい。

6:00  鳩待峠を出発する。
雪は締まっているのでシール歩行より、つぼ足の方が楽に歩ける。早朝の冷たい空気を吸って緩やかな斜面を快調に歩く。 30分くらい登ると、雲海がかかった尾瀬とその向こうに燧ケ岳が見え始める。いつもの風景だ。








”朝の尾瀬と燧ケ岳”




1886mのピークは右に巻いて行く。小至仏と至仏山の全体が右側に開ける。








”小至仏と至仏山”
   正面に見えるワル沢を滑って降りた。



オヤマ沢田代あたりを過ぎると、踏み跡は稜線より下にトラバース気味に付いているので、それに従って進む。
右側にワル沢の斜面が大きく落ち込んでいる。上からみるとかなりの急斜面に見える。小至仏を過ぎ、ひと頑張りで 至仏山に着いた。

8:20 至仏山
頂上からは、まさに360°遮るものなしの素晴らしい眺望だ。



 ”至仏山頂上からのパノラマ写真(1)”中央に谷川連峰その右に巻機山。下の写真へ続く




 ”至仏山頂上からのパノラマ写真(2)”左から、中ノ岳、越後駒、平ケ岳、会津駒、燧ケ岳

暫く景観を楽しんだあと、金具を締め、滑降開始。
最初はかなりの急斜面だが、雪質はザラメ状で、腕は下手でも滑れる。広大な斜面を一気に降りるのはもったいなく。 止まって道草をくいながら降りる。








”滑降した大斜面と小至仏山”




ワル沢の下部になると雪はえぐられ、川になってしまった。雪渓の崩落が始まっているので、良さそうなところを選んで 横滑りを交えながら進む。途中でスキーを外し対岸に渡り、再びいいところ選びながらおりる。 オヤマ沢との合流点に来て、登山道への取り付き点を探すがなかなか見つからない。行ったり来たりしてやっと雪のつながっている点を見つけ 、登山道へよじ登った。








”渡渉地点”




あとはスキーを外して夏道を鳩待峠へ戻る。山小屋を開くために、ボッカが凄い荷物をかついで降りていった。

10:30 鳩待峠
今日は途中で登山者には会わなかったが、鳩待峠に着いたら尾瀬ケ原への登山者が数名出発の準備をしていた。

春の日のお手軽、山スキーは終了した。

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