(7/7):マチガ沢登山口(840m)5:30 - 9:20トマの耳- 10:30谷川岳(オキの耳) - 12:00一ノ倉岳-
14:00武能岳 - 15:00蓬峠(泊)
(7/8): 蓬峠6:50 - 10:20マチガ沢登山口
登山指導センターで登山者カードを提出しマチガ沢へ向かう。
5:30 マチガ沢登山口(840m)を出発する。
岩の変則階段状の道を進む。一部が小沢状になっているところもあり、濡れて滑りやすい。雨の時には相当神経を使うだろう。
暫くは潅木帯を進むがマチガ沢の雪渓が少しづつ見え始める。雪渓の雪の量はかなり少ない。
登山道は少しづつ急になり、小さいアップダウンを経て、西黒尾根の合流点へ出た。
天神平が見通せる地点だ。ここで小休止。日射しが強くなってきた。とても梅雨時とは思えない天気である。
ここから尾根登りとなるが、岩状の急な登りだ。
”西黒尾根の登り”
途中で若い登山者2名が追い越していった。ザックが小さいところを見ると日帰り登山のようだ。
氷河の跡、ザンゲ岩を過ぎると右手にトマの耳が見えてきた。肩ノ小屋の手前を通りトマの耳に着いた。
9:20 トマの耳
”谷川岳(トマの耳)”
頂上には先ほどの登山者が休んでいた。前橋の人で時々ここへ来るという。地元の人にとっては手軽に登れる山のようだ。
暫く休んだあと、オキの耳へ向かう。オキの耳と一ノ倉岳を正面に見ながら進む。
オキの耳から先へ進む登山者は少ない。ここから一人旅である。右側は一ノ倉沢がスパッと切れ落ちている。上から覗くと足がすくむ。
衝立岩の上あたりに来たらトランシーバーで話をしている人がいた。岩登りを上からガイドしているようだ。
一ノ倉岳から振り返ってみると、先ほどの谷川岳の横顔が鋭角状に見える。
12:00 一ノ倉岳
一ノ倉岳からは、なだらかな稜線になる。
しばらく歩くと茂倉岳の頂上に出た。ここは谷川連峰の中心部で、各尾根が見渡せる場所だ。
それにしても暑い。真夏の太陽が容赦なく頭のてっぺんから照りつける。ここで持ってきたビールを飲み、
オニギリを食べる。ほてった身体にビールがしみわたる。
休憩のあと、武能岳への下りに入るが目指す武能岳はずーと先だ。ビールが効いたかちょっと足が重い。
一面、笹で覆われた笹平で荷物を降ろしひっくり返ると、気持ちよく30分くらい寝てしまった。
身体も軽くなったので再出発。武能岳への登り150mをクリヤーすると頂上へ出た。
蓬峠の小屋が小さく見える。今夜のテント場だ。
”武能岳から蓬峠を見下ろす”
なだらかな笹原の中の道を進むと蓬ヒュッテへ出た。
15:00 蓬峠
テント場の申し込みをして、早速ビールを購入。のどを潤す。
今夜の宿泊者は私一人らしい。ヒュッテ前のテント場にテントを設営する。
刈り取られた笹が分厚く敷かれているので
すこぶる寝心地が良い。
一休みしたあと、ヒュッテから先の稜線に出掛てみた。今日歩いてきた山々が見渡せる。ちょっとぼんやりしているのが残念だ。
”蓬峠から谷川岳方面を振り返る”
ヒュッテとテント一張
ヒュッテの前のベンチで夕食を作りのんびりと夕食をする。
テントに戻り横になったら、そのまま寝てしまった。
6:50 蓬峠出発
笹原の中のテント場なので夜中にザワザワと音が拡大して伝わり、風が強いのかと思ったが、それ程でもなかった。
ヒュッテの管理人に挨拶をして出発。
峠からの最初の下りは生い茂った笹が濡れているので、スパッツを付けても濡れる。途中ザレた斜面を何箇所か通り、下って行くと
白樺小屋へでた。
ここからは清水街道の新道を歩く。幅の広い歩き易い道だ。
やがて湯檜曾川に出て、川沿いに下っていく。
虹芝寮からさらに進んだあと、一ノ倉沢へ旧道を戻る。沢沿いに登ると一ノ倉沢の駐車場へ出た。
ここから一ノ倉沢の大岩壁が見渡せる。残念ながら逆光である。
観光客が数名写真を撮っていた。
”一ノ倉沢の大岩壁”
一ノ倉沢の駐車場からは舗装された道路を歩き、マチガ沢の登山口まで戻る。
10:20 マチガ沢登山口着
沢の清流で顔を洗い、着替えて帰途に着く。途中登山指導センターで下山カードを提出。
それにしても下界は暑い。帰る途中、温度計を見たら車の外は38℃であった。まさに真夏である。
咲いていた花
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