山歩きのページ

<bgsound src="scar.mid" loop=-1> 谷川連峰  谷川岳
2004年7月7日(水)〜8日(木)


巌剛新道の登りからの”マチガ沢と谷川岳”


[概要]
今年の梅雨はどうなったんだろう? 雨の降らない梅雨も OUTDOOR SPORTSには Welcomeだが・・・
谷川岳は距離が遠いので、登山計画順位から先に延ばされていたが、 先月行った越後駒より近いなー。 というわけで出掛けた。 西黒尾根を登り、谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳、武能岳を通り、蓬峠でテント泊。 翌日は涼しい内に川沿いを土合まで下りた。  谷川岳は岩壁など表のカッコ良さのイメージが強かったが、どうして。 一ノ倉岳、茂倉岳、武能岳、蓬峠と続く稜線は東北の朝日連峰を彷彿とさせる大きな山並である。 改めてこの山の魅力を見直した。 それにしても夏前なのに暑い。 蓬峠でのテント泊では、1600m近い標高にもかかわらず、寝るのにシュラフは不要だった。

[メンバー]  :単独
[山域&山名]:谷川連峰(群馬、新潟)、谷川岳(1977m)、一ノ倉岳(1974m)、茂倉岳(1978m)、武能岳(1760m)
[天候 ]      :曇り&晴れ
[行程]
(7/7):マチガ沢登山口(840m)5:30 - 9:20トマの耳- 10:30谷川岳(オキの耳) - 12:00一ノ倉岳- 14:00武能岳 - 15:00蓬峠(泊)
(7/8): 蓬峠6:50 - 10:20マチガ沢登山口

一日目:マチガ沢登山口〜蓬峠
登山指導センターで登山者カードを提出しマチガ沢へ向かう。

5:30  マチガ沢登山口(840m)を出発する。

岩の変則階段状の道を進む。一部が小沢状になっているところもあり、濡れて滑りやすい。雨の時には相当神経を使うだろう。 暫くは潅木帯を進むがマチガ沢の雪渓が少しづつ見え始める。雪渓の雪の量はかなり少ない。
登山道は少しづつ急になり、小さいアップダウンを経て、西黒尾根の合流点へ出た。 天神平が見通せる地点だ。ここで小休止。日射しが強くなってきた。とても梅雨時とは思えない天気である。
ここから尾根登りとなるが、岩状の急な登りだ。







”西黒尾根の登り”




途中で若い登山者2名が追い越していった。ザックが小さいところを見ると日帰り登山のようだ。
氷河の跡、ザンゲ岩を過ぎると右手にトマの耳が見えてきた。肩ノ小屋の手前を通りトマの耳に着いた。

9:20 トマの耳






”谷川岳(トマの耳)”




頂上には先ほどの登山者が休んでいた。前橋の人で時々ここへ来るという。地元の人にとっては手軽に登れる山のようだ。
暫く休んだあと、オキの耳へ向かう。オキの耳と一ノ倉岳を正面に見ながら進む。
オキの耳から先へ進む登山者は少ない。ここから一人旅である。右側は一ノ倉沢がスパッと切れ落ちている。上から覗くと足がすくむ。 衝立岩の上あたりに来たらトランシーバーで話をしている人がいた。岩登りを上からガイドしているようだ。
一ノ倉岳から振り返ってみると、先ほどの谷川岳の横顔が鋭角状に見える。

12:00 一ノ倉岳
一ノ倉岳からは、なだらかな稜線になる。
しばらく歩くと茂倉岳の頂上に出た。ここは谷川連峰の中心部で、各尾根が見渡せる場所だ。 それにしても暑い。真夏の太陽が容赦なく頭のてっぺんから照りつける。ここで持ってきたビールを飲み、 オニギリを食べる。ほてった身体にビールがしみわたる。

休憩のあと、武能岳への下りに入るが目指す武能岳はずーと先だ。ビールが効いたかちょっと足が重い。
一面、笹で覆われた笹平で荷物を降ろしひっくり返ると、気持ちよく30分くらい寝てしまった。

身体も軽くなったので再出発。武能岳への登り150mをクリヤーすると頂上へ出た。 蓬峠の小屋が小さく見える。今夜のテント場だ。







”武能岳から蓬峠を見下ろす”




なだらかな笹原の中の道を進むと蓬ヒュッテへ出た。

15:00 蓬峠

テント場の申し込みをして、早速ビールを購入。のどを潤す。 今夜の宿泊者は私一人らしい。ヒュッテ前のテント場にテントを設営する。
刈り取られた笹が分厚く敷かれているので すこぶる寝心地が良い。 一休みしたあと、ヒュッテから先の稜線に出掛てみた。今日歩いてきた山々が見渡せる。ちょっとぼんやりしているのが残念だ。







”蓬峠から谷川岳方面を振り返る”
 ヒュッテとテント一張




ヒュッテの前のベンチで夕食を作りのんびりと夕食をする。 テントに戻り横になったら、そのまま寝てしまった。


二日目:蓬峠〜マチガ沢登山口
6:50 蓬峠出発

笹原の中のテント場なので夜中にザワザワと音が拡大して伝わり、風が強いのかと思ったが、それ程でもなかった。
ヒュッテの管理人に挨拶をして出発。
峠からの最初の下りは生い茂った笹が濡れているので、スパッツを付けても濡れる。途中ザレた斜面を何箇所か通り、下って行くと 白樺小屋へでた。
ここからは清水街道の新道を歩く。幅の広い歩き易い道だ。
やがて湯檜曾川に出て、川沿いに下っていく。 虹芝寮からさらに進んだあと、一ノ倉沢へ旧道を戻る。沢沿いに登ると一ノ倉沢の駐車場へ出た。
ここから一ノ倉沢の大岩壁が見渡せる。残念ながら逆光である。 観光客が数名写真を撮っていた。







”一ノ倉沢の大岩壁”




一ノ倉沢の駐車場からは舗装された道路を歩き、マチガ沢の登山口まで戻る。

10:20 マチガ沢登山口着

沢の清流で顔を洗い、着替えて帰途に着く。途中登山指導センターで下山カードを提出。
それにしても下界は暑い。帰る途中、温度計を見たら車の外は38℃であった。まさに真夏である。

    咲いていた花


2004年山行一覧表  その他の山-山行記録  Home