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<bgsound src="scar.mid" loop=-1> 八ヶ岳  天狗岳
2004年11月11日(木)


”東天狗岳、西天狗岳”


[概要]
昨日の甲武信岳に引き続き、八ヶ岳の天狗岳に出掛けた。 今にも雨が降りそうな天気だったが、なんとか降りるまでは もった。 八ヶ岳は山容にバラエティーがあり、魅力的な山だ。 厳しい冬を迎える前の、静かな山旅を堪能した。

[メンバー]  :単独
[山域&山名]:八ヶ岳(長野)、天狗岳(2646m)
[天候 ]      :曇り
[行程 ]      :
唐沢鉱泉(1860m)6:30 - 8:00黒百合ヒュッテ- 9:20東天狗岳9:40 -9:50西天狗岳10:00 - 11:30唐沢鉱泉

6:30  唐沢鉱泉 を出発する。









”唐沢鉱泉”




静かな唐沢鉱泉の前を通って、登山道に入る。曇っているが少し冷える。ちょうど0℃くらいか。 登山道は霜柱が立っている。 黒百合ヒュッテへの登山道はなだらであるが、涸れた大石ゴロゴロの沢を歩くので、大変歩きづらい。 雪のある季節の方が歩き易いだろう。 登山道は樹林帯の中なので、視界は開けない。ただ黙々と歩くこと一時間半、平らな黒百合平へ出た。 黒百合ヒュッテが建っているが 人影は見えない。









”黒百合ヒュッテ”




ここまで登るとさすがに気温は低く、登山道はガチガチに凍り付いている。 黒百合ヒュッテ から一息で、 中山峠へ出た。 ここでやっと少し視界が開ける。









”中山峠の分岐”




登山道は右に折れ、少しづつ、急になる。 左前方の視界が開け、東天狗岳の頭が見えてきた。 左奥に硫黄岳の爆裂壁 が少し覗いている。









”東天狗のコブ”




更に進むとなだらかになり、前方が開ける。 天狗の双耳峰が姿を現す。 ここから急登だ。 風が段々強くなり踏ん張らないと バランスを崩しそうになる。 幸いにも雨はまだ降っていない。 ガレた急登を登りきると、東天狗岳の頂上である。

9:20 東天狗岳









”東天狗岳頂上”




ここからの眺望は素晴らしい。 晴れていたらさぞかし。との思いで写真に収める。







”東天狗岳から硫黄岳、赤岳、阿弥陀岳”












”東天狗岳から西天狗岳”








   ”東天狗岳から北岳、甲斐駒ケ岳、仙丈岳”

山頂は猛烈な風で、立っているのに苦労する。 体感温度はかなり低い。冬の手袋をしていても手がしびれる。 長くは居られないので西天狗岳へ向かって再スタート。 見た目はかなり登るように見えるがすぐに頂上である。 三角点はこちらの頂上にある。ここから東天狗岳と中山峠が見渡せる。

9:50 西天狗岳





   ”東天狗岳と中山峠”

更に左に目を転じると北八ヶ岳と蓼科山が開けている。









”西天狗岳から蓼科山と北八ヶ岳”




暫く休憩のあと下りに掛かる。 西天狗岳からの下りはゴロゴロした岩の急坂で、大変厄介だ。 この急坂をクリアすると、あとはなだらかな樹林帯歩きで見晴らしの良い、第二展望台、第一展望台を通り尾根から外れる。 このあたりから西側にカラ松林と裾野の街並が俯瞰できる。









”カラ松林と八ヶ岳山麓”




西尾根を斜めに下り、出発地の唐沢鉱泉に着いた。 到着を待つかのように雨がポツポツと落ちだした。

11:30 唐沢鉱泉着

唐沢鉱泉に入り二日間の疲れをとったあと、帰途に着いた。甲府を過ぎたあたりから本降りとなってきた。



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