山歩きのページ

<bgsound src="scar.mid" loop=-1> 上越  巻機山
2005年9月9日(金)


”避難小屋付近から巻機山を振り返る”   

[概要]
大型の台風が通過し、天気がやっと安定してきたので、山スキーの下見を兼ねて、巻機山へ出掛けた。
ヌクビ沢を登り、井戸尾根を下りる周回コース。台風の後で、沢の状態を心配したが、水量もそれ程多くなく、 変化のある沢歩きと秋近い草原の山歩きを楽しんだ。

[メンバー]  :単独
[山域&山名]:上越(新潟、群馬)、巻機山(1967m)(登山口からの標高差1237m):

[天候 ]      :曇りのち晴れ
[行程 ]      
:桜坂登山口(730m)5:40 - 7:00ヌクビ沢出合 - 9:20稜線分岐 - 10:00巻機山10:30 - 10:55ニセ巻機山 - 12:30登山口
5:40   桜坂の駐車場を出発。

駐車場には平日であるが既に5〜6台の車がある。
登山口のポストに登山者カードを提出しスタート。
少し歩くと沢コースと井戸尾根コースの分岐に出る。沢コースは危険とあるが、これは残雪期の看板が残っているもの。 左の沢コースに進む。






”沢コースと井戸尾根コースの分岐。”
 



沢沿いの余り手入れされていない道を進む。朝露びっしょりの夏草が道を覆っているので、スパッツを付けて いても衣類がかなり濡れる。
暫く行くと割引沢と巻き道の分岐がある。台風で水量が多いことを考えここは巻き道を歩く。
殆どがトラバース気味の細い道で、木々はあるが左側がスパッと落ち込んでいる。
左手下方の割引沢が見える地点にくると、少しづつ視界が開けてくる。






”巻き道から下方の割引沢を見る。”
 



水音が段々大きくなってヌクビ沢の出合に出た。

7:00  ヌクビ沢出合

所々の岩に書かれたペンキマークを見ながら沢に入る。最初が渡渉点であるが、少し靴を濡らす程度 で渡ることが出来た。






”ヌクビ沢の出合。”
 



ヌクビ沢出合の直ぐ先に一枚岩の滑沢がある。要所に鎖が付いているので問題なく登れるが、全面が濡れている時は 要注意だ。






”一枚岩の滑沢を下から見上げる。”
 









”同じ滑沢を上から見下ろす。下の方に登山者が小さく見える”
 



更に登って行くと”行者の滝”に出る。一瞬どこを登るのか迷うが、右の草つきの急斜面にルートがあった。






”行者の滝。”
 



延々と沢歩きが続く。基本的に登山道は無い。沢を横切り、岩をよじ登り、高巻きの場合はかすかに残る 踏み跡をトレースする。これの繰り返しだ。疲れるが変化があって大変面白い。
一時間くらい登った所でやっと稜線の一部が見えて来た。






”沢の途中から上方を見上げる。稜線がかすかに見える”
 









”後方を振り返る。左後方が谷川岳方面であるが、雲の中”
 



最後は沢を外れ、右の急斜面を直登すると稜線に出た。
残念ながらガスが掛かって回りの見通しは良くない。右に折れて巻機山方面に進む。なだらかな 山で、全体が池塘が混じった草原である。夏の終わりの花がそちこちに咲いている。
暫く行くと井戸尾根からの道との分岐に出た。ここに巻機山頂の立派な標識が立てられている。 高度計は1930mであり。実際の山頂1967mよりかなり低い。






”井戸尾根コースとの分岐にある巻機山頂の標識”
 



地形図では更に東側500mくらいの所が頂上となっているので先に進む。やがて小高い丘の頂上に着いた。 ここには何の標識も無い。何の意図かわからないが、多分ここの標識を井戸尾根分岐のところに移したのであろう。

10:00  巻機山頂上

殆どの登山者がここまで足を延ばしている。
暫く休憩した後、元の分岐へ戻る。少しづつガスが切れてきた。






”分岐付近から巻機山頂上方面”少し草紅葉が始まっている。
 



割引岳方面も見えて来た。






”分岐付近から割引岳”
 



井戸尾根方面に下山開始。暫く進んできたらガスが切れて、ニセ巻機山方面がいきなり視界に飛び込んできた。




         ”ニセ巻機山と鞍部に建つ避難小屋。左後方が谷川岳方面であるが雲の中”

避難小屋まで来ると、巻機山全景が見渡せる。(トップの写真)。
ニセ巻機山付近も含め、スキーに適した斜面が広がっている。






”新しい避難小屋”
 



ニセ巻機山からは、荒れた下山道である。100名山ということで、かなりの数の登山者が入るのであろう。
六合目付近からヌクビ沢の全景が見下ろせた。飯豊山の石転び沢と似た風景である。






”ヌクビ沢と後側の天狗岩”右奥は割引岳
 



井戸の壁の急坂を下り、最後はなだらかな道となり、登山口に戻った。

12:30  登山口





    咲いていた花々


2005年山行一覧表    その他の山、山行一覧表  Home