:桜坂登山口(730m)5:40 - 7:00ヌクビ沢出合 - 9:20稜線分岐 - 10:00巻機山10:30
- 10:55ニセ巻機山 - 12:30登山口
5:40 桜坂の駐車場を出発。
駐車場には平日であるが既に5〜6台の車がある。
登山口のポストに登山者カードを提出しスタート。
少し歩くと沢コースと井戸尾根コースの分岐に出る。沢コースは危険とあるが、これは残雪期の看板が残っているもの。
左の沢コースに進む。
”沢コースと井戸尾根コースの分岐。”
沢沿いの余り手入れされていない道を進む。朝露びっしょりの夏草が道を覆っているので、スパッツを付けて
いても衣類がかなり濡れる。
暫く行くと割引沢と巻き道の分岐がある。台風で水量が多いことを考えここは巻き道を歩く。
殆どがトラバース気味の細い道で、木々はあるが左側がスパッと落ち込んでいる。
左手下方の割引沢が見える地点にくると、少しづつ視界が開けてくる。
”巻き道から下方の割引沢を見る。”
水音が段々大きくなってヌクビ沢の出合に出た。
7:00 ヌクビ沢出合
所々の岩に書かれたペンキマークを見ながら沢に入る。最初が渡渉点であるが、少し靴を濡らす程度
で渡ることが出来た。
”ヌクビ沢の出合。”
ヌクビ沢出合の直ぐ先に一枚岩の滑沢がある。要所に鎖が付いているので問題なく登れるが、全面が濡れている時は
要注意だ。
”一枚岩の滑沢を下から見上げる。”
”同じ滑沢を上から見下ろす。下の方に登山者が小さく見える”
更に登って行くと”行者の滝”に出る。一瞬どこを登るのか迷うが、右の草つきの急斜面にルートがあった。
”行者の滝。”
延々と沢歩きが続く。基本的に登山道は無い。沢を横切り、岩をよじ登り、高巻きの場合はかすかに残る
踏み跡をトレースする。これの繰り返しだ。疲れるが変化があって大変面白い。
一時間くらい登った所でやっと稜線の一部が見えて来た。
”沢の途中から上方を見上げる。稜線がかすかに見える”
”後方を振り返る。左後方が谷川岳方面であるが、雲の中”
最後は沢を外れ、右の急斜面を直登すると稜線に出た。
残念ながらガスが掛かって回りの見通しは良くない。右に折れて巻機山方面に進む。なだらかな
山で、全体が池塘が混じった草原である。夏の終わりの花がそちこちに咲いている。
暫く行くと井戸尾根からの道との分岐に出た。ここに巻機山頂の立派な標識が立てられている。
高度計は1930mであり。実際の山頂1967mよりかなり低い。
”井戸尾根コースとの分岐にある巻機山頂の標識”
地形図では更に東側500mくらいの所が頂上となっているので先に進む。やがて小高い丘の頂上に着いた。
ここには何の標識も無い。何の意図かわからないが、多分ここの標識を井戸尾根分岐のところに移したのであろう。
10:00 巻機山頂上
殆どの登山者がここまで足を延ばしている。
暫く休憩した後、元の分岐へ戻る。少しづつガスが切れてきた。
”分岐付近から巻機山頂上方面”少し草紅葉が始まっている。
割引岳方面も見えて来た。
”分岐付近から割引岳”
井戸尾根方面に下山開始。暫く進んできたらガスが切れて、ニセ巻機山方面がいきなり視界に飛び込んできた。