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<bgsound src="scar.mid" loop=-1> 南会津  会津駒ケ岳
2013年4月23日(火)


”会津駒ケ岳から見た三ツ岩岳、大戸沢岳方面”

[概要]
天気の周期変化で、好天は何日も続かない。 4月に入ってからの気温は高く、山の雪解けが早い。

雪深い檜枝岐地方も今年の春は早そうだ。 ちょっと微妙なタイミングだが、会津駒ケ岳へ出掛けた。



[メンバー]  :単独
[山域&山名]:南会津(福島)、会津駒ケ岳(2132m)  (累積標高差、登り、下り:1200m 、合計距離 12km)
[天候 ]      :晴れのち曇り
[行程 ]      :登山口(930m) 7:00 - 共同アンテナ 8:50 - 会津駒ケ岳11:40-12:00 - 1250m付近 12:50 - 登山口 13:40


最初は大戸沢岳と考えて出掛けたが、いつもの登り口から少し中へ入って様子をみたら、雪が全くない。やむなく会津駒ケ岳へと目的地を変更。


7:00   登山口

国道脇登山口の道路脇スペースに駐車して出発する。
林道が除雪されているせいもあるが、2日前の雪が少し残る他は廻りには殆ど雪がない。





     ”登山口風景。除雪は完了し林道入口に重機がおいてある。”


除雪されているとはいえ、濡れた舗装路面が朝の冷え込みでカチカチに凍っている個所があり 底が堅い兼用靴での歩行は大変難しい。

林道の途中から沢沿いに入るが、沢の下の方は殆ど積雪がなく、ここをスキーで下りるのは無理のようだ。 





     ”林道の終点付近から夏道尾根を離れて、南側尾根との間の急斜面を行く。 先行者が一人いる。”


急斜面を登りきったところまでは豊富な積雪だったが、枝尾根に上がったら、雪が殆ど無く、完全なヤブ状態。 やむなくここを強行突破。 脱出に40分掛かってしまい、 思わぬスタミナ消耗。





     ”ヤブこぎを強いられた枝尾根。 この辺りはまだ序の口で、更にひどいヤブになった。”





     ”共同アンテナ手前のヘリポートまで辿りついて、やっと一息。 この時間は紺碧の青空だった。”


二日前に降った新雪が表面に20cm程度 積もって 見た目は大変きれいだが、踏み込むとクルブシまで沈む。 幸い主尾根には先行のしっかりしたトレースがあるのでこれに乗り快調に登りを再開する。

1700m辺りから植生はブナから、オオシラビソの樹林に変わり、右側に大戸沢岳が見えてくる。





     ”1700m付近から見た大戸沢岳。 樹木の枝には少し雪が残る。”





     ”1800mを過ぎると燧ケ岳が左手に姿を現す。 空は少しづつ薄曇り状態に変化してきた。


2000m手前で勾配は緩やかになり、会津駒ケ岳の全容が目に入ってくる。 残念ながら日射しはなくなり、全面曇り空に変わる。





     ”2000m付近からの会津駒ケ岳。


駒ノ小屋へは寄らずに、最短距離で頂上を目指す。 途中でスノーボーダーが下山してきたが、ボードの滑りが悪く苦労していた。






     ”頂上直下から見た 燧ケ岳、至仏山。


11:40   会津駒ケ岳





     ”頂上の標柱は1mほど顔を出している。”


既に数名が下山した 後で、頂上には誰も居なかった。 風も無く寒さは感じない。 天気が崩れる前の どんよりした 高曇りというやつで、何とか四方を見渡すことが出来る。





     ”越後三山。”






     ”三ツ岩岳と大戸沢岳。 左奥に飯豊山がかすかに。”






     ”会津朝日岳、丸山岳方面。”


暫く休憩した後、晴れる気配は望めないので、腰を上げて下山に掛かる。

表面を重い新雪で覆われた斜面は、スキーがズズッと沈み、緩斜面では殆ど滑らない。 往路のトレースを利用しながら 下る。

傾斜が少し急になる1900mからは、何とか滑るが、ターンすると表面の新雪がズリ落ちて ミニ表層雪崩になるので厄介である。

1250mまでスキーで滑り、それから下はスキーを担いで夏道を下り、登山口に戻った。


13:40   登山口

今年の融雪は例年に比べて早く、檜枝岐付近の山スキーシーズンは終わったようだ。



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