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南会津
二岐山
2013年1月7日(月)
”二岐山 1350m付近のブナ林。 うさぎの足跡が先行する。”
[概要]
今年は新年早々 寒い日が続きます。 ここ暫くは例年より寒さが厳しいとの長期予報。
正月でなまった身体を少し締めましょう。 とのことで当地からも比較的容易に行ける、 南会津の二岐山へ出掛けることにしました。
この山の標高は僅か1500mちょっとだが、ブナ林の中の急斜面 深雪パウダーを手軽に楽しむことができ、 最近は多くの山スキーヤーが訪れているようです。
[メンバー] :単独
[山域&山名]:南会津(福島)、二岐山(1544m) (1410m地点まで)
[天候 ] :晴れ
[行程 ] :二岐温泉手前駐車スポット(770m)8:20 - 1410m地点(11:20-11:50)- 12:30駐車スポット
8:20 二岐温泉手前駐車スポット。
いつもの駐車場からスキー場跡地を辿って尾根に向かう。 歩き始めてみると廻りの樹木の雪が少ないのがちょっと心配になる。
”登り開始のスキー場跡地。 ここ数日 雪が降ってないので樹木に着雪がない。”
途中の杉の植林帯は益々 樹が育って、かなり通りにくい。帰りはここを避けたほうが良さそう。
900mで急斜面の尾根にとり着くと ここは十分な積雪量があり ひと安心。ストックで刺してみると 30cm程の新雪の下に堅いガリ雪の層がある。 滑りには最高の雪面である。
先行トレースを期待したが、残念ながらここ数日誰も入ってないようで、 20cm程度の新雪ラッセルを強いられる。 まーこれが今日の目的だから いいか。と納得して登る。
”1200m付近 目印のブナの巨木。 廻りはまだ笹の葉が見える。”
1200mからは しばらく勾配が緩くなり やっと一息が付ける。 風もなく 気温もそれ程低くなく、新雪スノーハイクにはもってこいの天気だ。
”1250m付近 。 ブナの疎林の緩やかな登りが続く。 いやー、気持ち良い雪上歩きです。 ”
1300mを越すと、尾根の傾斜は再び増してくる。 シールの状態は良いが、パウダーの急斜面の登りは ズリ落ちるのでジグザク登高で少しづつ登っていく。
”1300mを越した付近。 適度な起伏を持つ斜面に 滑りへの期待が膨らむ。”
”急斜面の尾根は次第に細くなっていく。 うさぎに先行されながら進む。 写真では解らないがかなりの急斜面です。”
やがて、尾根は狭まり、クロベの大木の出迎え。
”1410m付近。クロベの大木。”
さて、ここからが半端ではない更なる急斜面である。 雪面の状態はまずまずなので、 シール登高で進めないかトライしてみたが、 進むのはかなり困難。 ツボ足では腰まで潜って、とても無理。
と いうことで先へ進むのは諦めて今日はここをゴールとする。 3時間のラッセルを頑張ったので、新年のトレーニングには十分。
11:20 1410m地点。
廻りの大きな樹木に遮られ眺望はなく 残念だが、休憩するには良い雰囲気。 この辺りの樹木は霧氷と着雪で化粧して美しい。
”着雪した廻りの樹木に囲まれて休憩。”
さて大休憩の後はいよいよ待望の滑降の開始。 いつもながら胸躍る瞬間。
”滑り出し、狭くてかなりの急斜面を飛びだす。”
急斜面の滑りは、豊富な積雪と素晴らしいパウダーで楽しい限り。 1300m付近から斜度が少し緩やかになって快適なツリーランに変わる。 誰もいない山を独り占めする贅沢な滑りである。
”1300m付近の滑った斜面。”
深雪で登りに苦労した分、滑りは超快適。 しかし、素晴らしい滑りも もったいない位 短時間に高度を下げてしまう。
最後は杉の植林帯を避けて、風力発電の作業道から駐車スポットに戻って終了です。
12:30 登山口。
新年早々、素晴らしい滑りが出来て満々足の一日でした。
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