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<bgsound src="scar.mid" loop=-1> 奥会津  博士山
2013年4月13日(土)


”王博士と博士山のコルから見た王博士の斜面。 昨夜降った新雪の白さが目立つ。”

[概要]
春の嵐や、花粉症やらで暫く山から遠ざかっていたが一ケ月振りに会津の山へ出掛けてみた。

国道の冬季閉鎖が解除された401号の博士峠下から博士山往復の手頃なスノーハイクである。


[メンバー]  :単独
[山域&山名]:奥会津(福島)、王博士(1455m)、博士山(1482m)(累積標高差:770m、延べ距離:7.8km)

[天候 ]      :曇りのち晴れ
[行程 ]      :博士峠下(1000m)8:00 - 王博士9:30 - 博士山10:30〜10:50 - 11:50博士峠下


昭和村方面から入り、国道401号 博士峠より少し手前の除雪された路肩スペースに車を置く。
 


8:00  博士峠下(1000m)





     ”国道から直接山へ入る。 昨年の同じ時期より積雪が少なく感じる。”

取り付きから なだらかな斜面からを暫く登ると1070m付近で ブナとミズナラのかなり混んだ急斜面になる。





     ”ミズナラとブナの混合林の急斜面。 下りは障害物競争のように樹を避けながらスキーで滑る”

ひと汗かいて急斜面を登りきると、王博士への主尾根から派生する支尾根にぶつかり なだらかになる。





     ”1190m付近で大きな支尾根に乗る。”

ここから1300mまではブナの疎林のスキー向きな急斜面だが、今年は積雪が少ないようで、笹などのブッシュが目立つ。

1330mで博士峠からの町界尾根に合流すると、王博士方面が視野に入ってくる。





     ”町界尾根から見た博士山方面。 派生する支尾根が見える。”


王博士までは、右側が雪庇状にストンと落ちた なだらかな尾根が伸びる。





     ”廻りの木々の枝は昨夜の霧氷できれいに化粧している。”


やがてブナの樹が疎らになって、王博士のピークである。





     ”王博士へのなだらかなピークを登る。”






     ”王博士のピークと 前方左に見える博士山。”



9:30  王博士

王博士はどこが頂上か特定できないような、長い尾根状の地形をしている。





     ”王博士から一旦90mほど下る。 シールのまま下るが、表面の新雪がずり落ちて滑り難い。”

 
博士山までは、小さな起伏を幾つか越して、最後の急斜面を登ると頂上である。





     ”博士山の頂上。ここもはっきりしたピークがない。”



10:30  博士山


博士山からは尾根が四方に伸びている。 空は曇って残念ながら遠望はきかない。





     ”博士山の頂上から西側に伸びる尾根。 先端が1476mのピーク。 遠景は越後の山々。”


周りに目立った山はないので、眺望を楽しむ という雰囲気ではないが暫くのんびりした後、往路を引き返す。  

王博士手前のコルまで一気に滑り降り、そこからシールを付けて少し登り返す。 ここで数人の山スキーヤーとすれ違う。





     ”王博士の急斜面。”

王博士のピーク付近でスノーシューの数名とも出会う。 まさかこんなに多くの登山者と出会うとは思っていなかったが、国道401号が開通したこの時期は スノーハイクにピッタリの山として結構人気があるみたいだ。





     ”王博士から本格滑りの始まり。 広い斜面をまず、左下の台地まで滑る。”


曇っていた空も、この時間になると大分晴れて、日射しが眩しい。

適当に緩んだ雪は滑り易く、短時間のうちに、登山口まで滑って今日の行程は終了。



11:50  博士峠下

雪深い会津の中あっては秘境の部類に入る博士山を春先のこの時期のみ可能な、お手軽スノーハイクでした。

雪融けしたばかりの路肩の土手に出たフキのトウを摘みながら帰路に着いた。


今回のコース



  ”今回のGPSトラック”   往復同じルート。



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