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<bgsound src="s_song.mid" loop=-1> 吾妻連峰  東吾妻山
2013年3月12日(火)


”東吾妻山 1600m付近から見た安達太良連峰”

[概要]
3月に入って この季節特有の激しい気候変化になった。 杉の花粉がスゴイことになっているので 山へ逃避(?)しよう と吾妻連峰へ出掛けた。

いつも出掛けるのは西吾妻山近辺だが、今回は趣向をこらして この時期にしてはちょっと珍しい東吾妻山を目指す。  吾妻連峰は大きな山域なので、その時の状況により異なったルートが選べるのが楽しい。


[メンバー]  :単独
[山域&山名]:吾妻連峰(福島)、蒲谷池〜東吾妻山(1750mまで):往復  (登山口からの累積標高差:登り,下り 880m、合計距離 約9.7km)
[天候 ]      : 快晴
[行程 ]      :蒲谷池(870m) 10:00 - 東吾妻山(1750m)(12:30-1300) - 蒲谷池 13:50


出発が遅れ、おまけに途中で道間違えをし、大幅に時間ロスして 目的地に着いたのが10時前。 どこまで行けるか解らないが 今日は終日快晴なので景色を眺めながらのスノーハイクにと目的変更。

10:00   蒲谷池

井戸尻川を越えた地点の除雪されたスペースに駐車させてもらい、出発。 空を見上げると 雲一つない ピーカンで既に気温もかなり高くなっている。





     ”林道を行く。 強烈な日射しが眩しい。” 


カラマツ林に入ると日射しは少し遮られ、雪面は締まって 歩き易い。 途中、適当に林道を横切りながら高度を上げて行く。





     ”1250m付近のカラマツ林の急斜面。 写真の斜面は樹間は広いが もっと狭いところの方が多い。” 





     ”1300mで 開けたところから 安達太良連峰が見え始める。” 


1350mまで登るとなだらかになり林道らしき道形や、ダケカンバ、ブナの疎林の素晴らしい景観に変わる。  既にタップリ水を含んだ雪面は重い。 帰りは自分のトレースを辿ることになるので、なるべく滑り易い様にルート取りをする。





     ”1350m付近。 ところどころに出現するブナの巨木。 数日前のものと思われるスキーの トレースがある。” 






     ”この平原の主のようなダケカンバの巨木。 ” 


1400mからは、急斜面となだらかな斜面が交五に現れる。 この辺りの高度になると昨日 降った雪が数センチ積もっていて、これが非常に具合が悪い。 スキーのシール面にノリのように張り付き始める。






     ”振り返ると磐梯山がクッキリと。 左に猪苗代湖も。  真冬でもこれだけスッキリ見える日は少ない。” 





     ”紺碧の空と 雪面に映る樹影を眺めながら登る。 楽しくなるような光景。” 





     ”1600m付近から安達太良連峰を眺める。 真っ白な箕輪山と 右にちょこっと見える安達太良山。” 


1700mを過ぎたら、シール面への雪の張り付きが更にひどくなった。 こすって落とすが、 また直ぐに張り付く ”イタチごっご”。
残念ながらシールワックスは持って来なかった。

今日の雪質では、滑りは余り期待できないので、頂上は諦めて、ここでハイクアップを終了。


12:30   1750m付近

雲一つない青い空と 白く輝く山々を遠望しながら、大休憩。 ここで ボーっと昼寝でもしたくなるような雰囲気である。
快晴で遠望がきく こんな日はめったにないことで、 大自然の美しさに しばし感動。

休憩のあとは下山に移る。 素晴らしい景色とは裏腹に 重い新雪、ガリガリ雪面、たまにザラメの雪 と目まぐるしく変わるが、それでも滑りは楽しい。


1400mから1300mまでの平坦地は自分のトレースを辿ってなんとか滑り。 カラマツ林の急斜面は先日の 春の嵐で落ちた枯枝にジャマされながら、障害物競争の気分で滑る。  時に大きな枯枝に引っ掛けられてコケル。

最後は林道を忠実に滑り、駐車ポイントに戻った。


13:50    蒲谷池

うーん。 頂上までは行けなかったが、楽しい一日だった。 頂上は また いつかチャレンジしよう。



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