山歩きのページ

<bgsound src="scar.mid" loop=-1> 尾瀬  燧ケ岳〜尾瀬ケ原  
2013年9月28日(土)


”尾瀬ケ原からの水を集めて落ちる三条ノ滝。”

[概要]

お彼岸を境にやっと秋らしくなってきた。 紅葉にはまだ早いが山歩きにはちょうど良い季節である。

燧ケ岳は毎年5月の連休前後に山スキーで出掛けているが、この季節はまだ行ったことがないので、 違う季節の山の味を求めて出掛けてみた。


[メンバー]  :単独
[山域&山名]:(福島、群馬) :尾瀬、 燧ケ岳(2356m)、尾瀬ケ原  (累積標高差:約1460m,、歩行距離:約15km )

[天候 ]      :晴れ
[行程 ]      :御池登山口(1500m) 6:15 - 熊沢田代 7:10 - 俎ー(8:00-8:10)- 燧ケ岳(柴安ー)(8:30-8:50) - 見晴(11:00-11:20) - 三条ノ滝 12:00 - 燧ケ岳登山口 14:30


6:15  登山口

好天の休日とあって、昨日からと思われる車も含め駐車場はかなり埋まっている。 早速 出発準備して登山口の木道へ向かう。

昔 (数十年前に)来た時は泥濘の道を登ったように記憶しているが 現在では、殆どが木道で整備されていて、山を歩く雰囲気が少し異なる。

朝の冷気(出発時の気温は2℃)で吐く息も白く、もうすぐ雪の季節だなー と感じながら最初の急登を登りきると 広沢田代である。





     ”広沢田代の草紅葉とその先、熊沢田代へ続くピーク。”


この付近は明け方の気温が氷点下だったようで日蔭の木道は霜で真っ白、滑らぬように注意して歩く。





     ”木道の脇の草花は霜で白く化粧して冬が近いことを感じさせる。”


広沢田代から再びシラビソの中の急登を進み、1986mのピークを越すと、目の前に燧ケ岳が現れる。





     ”熊沢田代の手前からみた お馴染みの燧ケ岳の風景。 ”






     ”熊沢田代付近から西方に眺められる平ケ岳と その奥の越後三山。 ”


木道脇にあるベンチで登山者が休憩している。

ここから暫くは木道の緩やかな登りが続く。 夏の登山道は途中から東寄りに進み、2100m付近から沢状の ガレた窪みを直登する。





     ”2200m付近で窪みから出て視界が開ける。 背面に熊沢田代と、更に後ろの大杉岳、会津駒ケ岳”


最後の急登ををクリアすると岩が現れ、俎ー(まないたぐら)に着く。



8:00   俎ー(2346m)

俎ーには既に数名の登山者が休憩中。 今日は風もなく全く寒さは感じない。





     ”尾瀬沼とその向こうに見える白根山。 先週出掛けた鬼怒沼山は左端。”


山スキーで来た際はいつも ここを頂上としているが、その向こうに本当の頂上(柴安ー)がある。





     ”俎ーから柴安ー方面を眺める。これもお馴染みの風景。 左奥は至仏山。”


暫く休憩した後、柴安ーに向かう。60m程下って、再び70mの急坂を登る。



8:30   燧ケ岳(柴安ー)(2356m)

ここにも既に数名がノンビリと休憩している。 今日は滅多にない穏やかな好天で周りの景色もよく見える。





     ”燧ケ岳の山頂。 立派な標柱。 ”






     ”頂上から西方に見える草紅葉の尾瀬ケ原とその向こうの至仏山。”


遥か南東方向に富士山が見えるが、写真には写らないのが残念。





     ”柴安ーから俎ーを振り返る。 頂上は多くの登山者で賑わっている。”


休憩したあと、進路を西に変え尾瀬ケ原へと向かう。 登山路脇の注意看板に2年前の豪雨で登山路の崩壊があり、 下りは1.5倍の時間が掛かると記入あり。





     ”下りの途中から柴安ー(左)と俎ー(右)を振り返る。 ”


2000mを過ぎた付近から登山道は荒れだして、部分的には全く違うルート付けをしてある個所もある。





     ”崩壊が始まった付近の登山路。 ”


荒れた登山路が延々と続き、下るにつれて崩壊はひどくなる。1600mまで下りてやっと普通の登山道になる。その後しばらく進むと、ハイカーで賑わう見晴十字路に出た。



11:00   見晴(1420m)





     ”見晴の山小屋。 ”


小屋前のベンチには、各方面から集まったハイカーが休憩している。 中には普段靴のハイカーも多く見受けられる。

見晴からは北に進路を変えて進む。ここからの湿原内は全て木道歩き。 単調だが、今までの悪路に比べれば大変歩きやすい。





     ”草紅葉の尾瀬ケ原と至仏山。 ”


20分ほど木道歩きをすると、温泉小屋が見えてくる。立派な建物で既に多くのハイカーが休んでいた。





     ”温泉小屋の全景。 この辺りは山の影なのか草紅葉はまだ。”


ここから先はマイナーなルートであろうか、木道もグッと狭くなる。三条の滝までは約200mの下りである。





     ”途中の展望台から見える平滑ノ滝。 流れはこの先 三条の滝 へ続く。”


滑り易くなっている 登山路を暫く下ると、滝の音が聞こえ始め、三条ノ滝に到着。



12:00   三条の滝(1200m)





     ”目の前に落ちる滝は水量も多く迫力満点。 ”


尾瀬から発した小さな川がこの滝を経て只見川へ合流する。

滝の展望台でゆっくりと休憩し、この後は登山口までへ裏燧林道を進む。 整備された木道は歩きやすいが、御池まで6kmの戻りは単調で長い。





     ”裏燧林道脇は紅葉が始まっている。 ”






     ”大きな上田代と背景の大杉岳。 ここまで来れば御池は近い。 ”



14:30 御池登山口  

絶好のハイキング日和。約8時間、素晴らしい景色を見ながらのハイキングは終了した。



今回のコース



  ”今回のGPSトラック。 御池から燧ケ岳までの登りはログ切れでルートのみを表示。”   


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