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<bgsound src="hosinosekai.mid" loop=-1> 吾妻連峰  西大巓
2013年12月25日(水)


”西大巓からの下り1840m付近。”

[概要]
クリスマス寒波が峠を越し、今日だけが比較的穏やかな天気の予報なので 今シーズン初めての山スキーに出掛けた。

行き先は例年の初めと同様に西大巓である。 10月以降 山へ出掛けていなかったが 久し振りの山行は やはり楽しい限りである。

積雪は例年の年末に比べ遥かに多い。雪質も素晴らしく 今年もまた雪の斜面に立てた喜びを体感した一日だった。



[メンバー]  :単独
[山域&山名]:吾妻連峰(福島)、西大巓(1982m)(標高差400m、)

[天候 ]      :曇り
[行程 ]      :スキー場トップ(1580m)10:00 - 西大巓(11:30-12:00) - スキー場12:40


10:00   スキー場のトップ。

予報では午後の方が天気がよさそうなので、少し遅めの出発とした。

スキー場のトップに立つと全く寒くない。寒気が緩んで全体にガスが掛かっている。

シールを付けて登りの開始。 ラッセルを覚悟していたが、幸いにも先行者のトレースがあり、有り難くそれを辿る。 初めから楽チン歩行で シーズン初めての雪上歩きも それ程辛くない。





     ”1600m付近。 今朝まで降っていた新雪は深く、ストックが50cm程潜る。”


風もなく 登り始めてすぐに汗ばむ。 アウターは脱ぎ ミッドシェルの軽装に変更して登高を再開。

先行者は極太板のスキーヤーらしく、この深雪にもそれ程沈まずにルートが敷かれている。





     ”先行者のトレースを辿る。 細いトレースに見えるがこれが結構広い。”






     ”1700m付近。 この辺りまではまだ明るく視界も十分だった。”


1843mのポコの右を通り、ニセピークは左側を巻いていく。ガスが段々濃くなり視界不良となる。





     ” 頂上直下の開けた部分。 晴れていれば素晴らしい斜面だが。 ”


先行者が早くも滑り降りてきた。 トレースの御礼を伝えたが、彼も2番手らしく、超高速の先頭の人は既に滑り降りたらしい。



11:30   西大巓。


先行トレースのお陰で、予定より かなり早く頂上に着いた。 感謝。

頂上はこの時期としては珍しく穏やかに見えるが、それでも少し風があり寒い。 
視界は僅か数メートル。 残念ながら回りは全く見えない。 





     ”頂上付近の樹氷は既に十分成長している。 この時季にこれだけのモンスター。吾妻連峰は有数の樹氷地帯だ。”


樹氷の陰に入って、30分程待つが明るくなる兆しは現れない。  この視界不良では東斜面もちょっと無理なので 登って来たルートを 戻ることにする。

頂上付近の緩斜面は新雪の深さも程よく、滑りは快適。 しかし障害物の前で立ち止まると視界不良のため”雪酔い?”のような不思議な感覚 になって 停止していても転びそうになる。





     ”1900m付近。 この辺りの新雪はかなり深いパウダー状。 急な斜面だが真下方向に滑らないと次第に速度が落ちてくる。”






     ”1800m付近は殆ど平坦と思われる緩斜面。ラッセル歩行で進む。 少し明るくなってきた。”






     ”下るにつれ 更に明るくなって、新雪深さも程よく快適な滑りに変わる。”






     ”青空も見えて感じのよい風景になってきた。 天気予報が当たったようだ。”


オオシラビソの樹間は段々広くなり快適なツリーランが続くが残念ながら これも短時間で終わり、ゲレンデトップに戻る 。



12:40   スキー場トップ。

シーズン初めてのスキー山行は無事終了。 この時期としては最高の雪質。 少し ”下りラッセル” もあったが満足の一日でした。

スキー場のセンターハウスに下山届を出して帰途に着いた。 ”やー 雪山は楽しい !!”





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